全自動コーヒーメーカーブームを作ったパイオニア的存在のシロカ/Siroca。
これまで高額なイメージのあった全自動コーヒーメーカーですが、シロカの製品のおかげで一般家庭でも手が届くようになりました。
ただし、使ってみると一般的なコーヒーメーカーと使い方が異なる部分もあるので、実際にシロカの現在販売されている2種類の全自動コーヒーメーカーの使い方を画像で紹介していきたいと思います。
併せて、全自動コーヒーメーカーのコーヒーミル作動時の音量も測定しましたので参考にしてください。
INDEX
シロカ全自動コーヒーメーカーは2種類
現在、シロカからは大きく分けると2種類の全自動コーヒーメーカーが販売されています。
- 箱型の全自動コーヒーメーカーカフェばこ
1万円から購入できるコスパで爆発的人気になった全自動コーヒーメーカー。 - 高級ミル搭載のコーン式全自動コーヒーメーカー
摩擦の少ない高級なコーン式電動ミルを搭載した全自動コーヒーメーカー。
どちらも全自動コーヒーメーカーということで、非常に手軽に本格的な挽きたてコーヒーが楽しめます。
それぞれの全自動コーヒーメーカーの使い方を実際に確認してみましょう。
1.シロカ全自動コーヒーメーカーの使い方
家庭用全自動コーヒーメーカー人気の火付け役となった箱型の全自動コーヒーメーカーです。
最新モデルのカフェばこでは、さらにタイマー機能が搭載されて、夜にセットしておくと朝に挽きたてのコーヒーの香りで目覚めるなんて贅沢な使い方ができます。
本体サイズは173(幅)×220(奥行)×270(高さ)mm、重さは2.2kgと、全自動コーヒーメーカーの中でも非常にコンパクトなため、場所を選ばずに使えるのも魅力です。
では、シロカ全自動コーヒーメーカーの使い方を確認してみましょう。
- コーヒー豆をセット
上部の蓋を取り外すと、プロペラ式のミルが付いたバスケットがあるので、その中にコーヒー豆をセットします。
コーヒー豆の量は1杯分なら12g、2杯分で18g、3杯分で24g、4杯分で27gが推奨です。
付属の計量スプーンは粉専用のため、豆からコーヒーを作る場合はちょっと面倒でもスケールを使って測った方がおいしくコーヒーが作れるようです。
*コーヒー豆の重さが焙煎の深さによって変化するため - お水をセット
脇に給水タンクの蓋があるので、開いて規定量の水を注ぎます。
水位の目盛りは、コーヒーカップ用、マグカップ用、アイスコーヒー用の3種類の目盛りが用意されています。
最新モデルのカフェばこ(SC-A351とSC-A371)は、給水タンクが取り外せるように仕様が変更になっているため、給水がしやすくなっています。 - 抽出モードを選ぶ
杯数に合わせて、数字を選びます。
選んだ抽出モードに合わせて、ミルの稼働時間が調整される仕組みになっています。
粉からコーヒーを作りたい場合も計量スプーンのマークを選べばミルを使用せずにコーヒーが抽出できます。 - 抽出スタート
スタートボタンを押すと、ミルが稼働してコーヒー豆を挽きだします。
シロカ全自動コーヒーメーカーには静音ミルが採用されているので、稼働している際の音量も他の全自動コーヒーメーカーよりかなり小さめ。
ボリュームを測定してみると最高63dBと、掃除機の音よりも小さいくらいのレベルでした。
ミル挽きが終わるとお湯を注いで抽出が始まって、途中止まってしまったようになりますが故障ではありません。
ハンドドリップを再現して蒸らし工程が入っているためです。
蒸らしが始まる頃から、コーヒーの良い香りが部屋に充満します。 - 挽きたてコーヒーが完成
マグカップ1杯分なら約4分ほどでコーヒーの抽出が完了します。
実際に飲んでみると、挽きたてコーヒーらしく香りがしっかり引き出されたコーヒーが抽出できています。
また、ハンドドリップで一般的なペーパーフィルターではなく、メッシュフィルターを採用しているため、本来取り除かれてしまうコーヒーのオイル成分までしっかり抽出されていて、普段飲むコーヒーよりも重厚感のある味わいで満足度が高かったです。
シロカ全自動コーヒーメーカーのお手入れについて
全自動コーヒーメーカーはお手入れが大変な商品が多く、毎回のことなので使うのを億劫に感じてしまう方も少なくありません。
ただし、シロカ全自動コーヒーメーカーについては、バスケットごと取り外してそのままま水洗いまたは中性洗剤で丸洗いできるので、とても手軽でした。
コーヒーかすはそのまま流してしまうと排水口が詰まってしまうことがあるので、100均などで売っている使い捨てのネットがあると重宝します。
関連記事:【2022年】口コミ!シロカ全自動コーヒーメーカー全6種類の違い徹底比較!
2.シロカコーン式全自動コーヒーメーカーの使い方
カフェなどでも使われる高級なコーン式電動ミルを採用したシロカコーン式全自動コーヒーメーカー。
粒度を一定に保つことでより香り高いすっきりとしたコーヒーが抽出できるのが魅力のカフェばこの上位ラインの全自動コーヒーメーカーになります。
カフェばこにない特徴として、コーン式ミル以外に豆の自動計量機能があり、ホッパー部分にまとめてコーヒー豆を入れておくと、設定した杯数分の豆を自動で計量して挽いてくれるので手間が省けます。
真空二重ステンレスサーバーが搭載されているので、抽出したコーヒーがいつまでも冷めにくく、飲み頃を長時間キープできます。
では、実際にシロカのコーン式全自動コーヒーメーカーの使い方を確認してみましょう。
- 豆をセット
コーン式全自動コーヒーメーカーは豆の量を自動計算してくれるので、コーヒー豆を買ってきたらまとめてホッパーに投入しておきましょう。
一度に最大100gまで容器に入ります。
実際に使ってみると、ほかの全自動コーヒーメーカーでは電子スケールを持ってきて豆の重さを毎回計っていたので、それがなくなっただけでコーヒーを淹れるのが楽になりました。 - 給水タンクに水を入れる
コーン式全自動コーヒーメーカーは水タンクが取り外せる仕様になっているので給水タンクへ蛇口から直接水を入れられます。
本体に給水タンクを取り付けたまま給水してしまうと、本体へ水が注入されてしまい正確な水の量がわからなくなるので、必ず取り外して給水しましょう。
溢れるのを予防するために給水タンクに穴が設置されているのですが、穴の位置が4杯分のラインのすぐ上にあります。
そのため4杯分以上の水を入れてしまうと、横の排出穴から水が溢れやすくなるのでご注意を。 - 抽出の設定
「コース」からカップの大きさ、「テイスト」からマイルドとリッチ、カップ数をダイヤルを回して選択します。
テイストについては、マイルドにしておくとマイルドというよりすっきりとした味になり、リッチにしておくと苦味のはっきりしたパンチの効いた風味になります。
テイストの違いは蒸らし時間の違いらしく、リッチにしておくとマイルドの2倍の時間を使って蒸らし工程を行います。 - 抽出開始
スタートボタンを押すと、ミルが稼働して抽出がスタートします。
ミル稼働時の音は、コーヒーメーカーにマイクを近づけた状態で最大74db程でした。
音の大きさは全自動コーヒーメーカーとしては一般的です。
ただし、コーン式で豆をカットするように挽く方式のため、低価格帯の全自動コーヒーメーカーに採用されている高速で回転して豆を挽くプロペラ式よりもミルの音が低音で、静かに感じました。
コーン式全自動コーヒーメーカーにも、ハンドドリップを忠実に再現した蒸らし機能が搭載されています。 - 抽出完了
2杯分を抽出してみましたが、約3分で抽出が完了しました。
ミルから挽いていることを考えるとかなりスピーディーな印象です。
実際に飲んでみると、カフェばこと同じコーヒー豆を使用しているのにも関わらず、雑味のないスッキリとした味わいにびっくりしました。
酸味や苦味など、コーヒー豆の個性一つ一つがしっかりと感じ取れるクリーンなコーヒーが抽出できています。
コーン式全自動コーヒーメーカーのお手入れ
シロカのコーン式全自動コーヒーメーカーのお手入れは、ミル機能のない一般的なコーヒーメーカーとほとんど変わらないほどお手軽です。
コーヒーメーカー中央のコーヒーかすが付いたステンレスフィルターを取り外して水洗いすればお手入れ完了です。
*抽出後すぐはステンレスフィルターが熱くなっているのでご注意を。
使用しているとミル部分に粉砕したコーヒー豆が詰まることがあるそうですが、1ヶ月に1度位でミルを取り外して付属のブラシで払ってあげいているだけですが今のところミルのトラブルが発生したことはありません。
洗わなければ行けない部品が基本この2つだけなので、お手入れは本当に簡単です。
低価格帯の全自動コーヒーメーカーを使っていて「片付けが面倒くさくて使わなくなった」なんて方にもおすすめできるレベルです。
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シロカ全自動コーヒーメーカーの使い方は思ったより簡単!
シロカ全自動コーヒーメーカーの使い方について、実際に画像で解説しながらご紹介しました。
カフェばことコーン式どちらの全自動コーヒーメーカーも、豆とお水をセットするだけで後は数分待つだけで挽きたてのコーヒーが飲めるのが何よりの魅力です。
特に、シロカの全自動コーヒーメーカーは他メーカーさんの製品よりもお手頃ですが、蒸らし機能や抽出時間の調節など、好みに合わせて細かくコーヒーの味を調節できます。
豆から挽きたてのコーヒーを飲んでみると、コーヒーメーカーで淹れたとは思えないほど香り豊かなコーヒーが飲めて、1万円からこのレベルの全自動コーヒーメーカーが購入できるのは大きな魅力です。
「おいしいコーヒーが好き、でも毎回じっくりハンドドリップしている時間はない…」なんて方にぴったりなコーヒー好きを唸らせる全自動コーヒーメーカーでした。