ラテアートにはじめてチャレンジする方が課題にすることの多いハート。
試してみたものの、「なかなか思うようなハートにならない…」という方もいるのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、基本的な“ハート”の作り方とコツをご紹介します。
ハートを作るには、ラテアートの基礎となる技術が必要なので、しっかりできるように練習すると、ほかのデザインのラテアートにもチャレンジしやすくなります。
ラテアートで“ハート”の作り方
まず、ラテアートのために必要なものを簡単におさらいしておきましょう。
- エスプレッソマシン
- ミルクピッチャー
- エスプレッソ用に挽いたコーヒー
- 成分無調整牛乳
- ラテボウル
自宅にあるようなものでも簡易的にラテアートを作ることはできますが、基本的な道具をしっかり揃えると、格段にラテアートのやりやすさや自由度が上がります。
(エスプレッソの道具記事リンク)
ハートの作り方
早速、ラテアートでハートを作ってみましょう。
スチームを使ってフォームドミルクを作ります。ラテアートを作る時にハートが流れてしまわないように、少し重ためで作るようにします。
エスプレッソの入ったカップを軽く傾け、ラテボウルとミルクピッチャーの距離を保ちつつ、ラテボウルの半分くらいまで注ぎます。
ミルクピッチャーをラテボウルに近づけ、中心からミルクを丸い模様が浮かび上がるまで注ぎます。
丸い模様ができたら、ミルクピッチャーの位置を高くします。ハートのくぼみを作るために、ラテボウルの手前から奥の方に向かって真ん中を切るようにミルクを注ぎます。
最後に丸い模様の少し外側までミルクを注いで、ハートの形にします。ハートができたら、ミルクピッチャーを上げてミルクを注ぐのを止めれば完成です。
もっと詳細に確認したい方は動画で見てみましょう。
ハートの作り方のコツ
「思うようなハートがなかなか作れない…」という方は、以下のポイントに注意しながらコツを掴みましょう。
- フォームドミルクをしっかり作る
ラテアートに慣れないうちは、ミルクの注ぎ方や揺らし方などよりも、フォームドミルクをいかにしっかり作るかがポイントです。
カプチーノのようなもっさりとしたフォームドミルクになってしまった場合は、表面の泡が大きい部分はスプーンなどですくって、キメの細かい部分を使いましょう。
- ミルクピッチャーを大きくゆっくり揺らす
「ハートが大きく作れない…」という場合は、ミルクピッチャーを近づけてから、丸い模様を作る時にゆっくりと左右に大きくミルクピッチャーを揺らすのがコツです。
- ミルクピッチャーの高さと角度を意識
「ハートが丸くなる…」「ハートが割れてしまう…」というのは、ミルクピッチャーの高さと角度が原因です。
ハートが丸くなってしまう場合は、ミルクピッチャーを高い位置に上げて、丸い模様の手前から中心へとミルクを注ぎます。
ハートが割れてしまう場合は、ミルクが細く切れていません。
ミルクピッチャーの角度をもう少し浅くして、ミルクの太さと勢いを調節するのが上手くいくコツです。
ハートをマスターしてラテアートをもっと楽しもう
ハートはラテアートでも、基礎的なデザインです。
ただし、上手に作ろうと思うと、ラテボウルの角度やミルクピッチャーの使い方、フォームドミルクの細かさなど、ラテアートの基本的な技術がしっかり求められます。
理想のハートが作れるようになるまでしっかり練習すると、ラテアートの基礎技術が身につくので、リーフやもっと複雑なデザインも習得しやすくなります。
ご紹介した上手くいくコツを意識しながら、ラテアートをもっと楽しみましょう。