コポコポと音をたてながらコーヒーが抽出されていくサイフォン。
理科の実験のような独特な器具は、老舗の喫茶店のような雰囲気でインテリアとしても最適です。
ただし、ハンドドリップのコーヒーメーカーと比べると若干値が張るため、「初めてでどれを選んだらいいかわからない」という方や、火を使うので「自宅でアルコールランプの管理が不安…」という方もいるのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、敷居が高いように思われがちなサイフォン式のコーヒーメーカーの魅力と選び方をおすすめのサイフォン式コーヒーメーカーのランキングとあわせてご紹介します。
INDEX
サイフォンの魅力
まず、サイフォン式の魅力は何といっても演出効果の高い見た目です。
耐熱ガラスの中でポコポコとお湯が沸きあがり、コーヒーの粉と混ざって抽出されたコーヒーがフラスコに降りていく様子は、なんともいえない落ち着いた大人の魅力があります。
70年代から喫茶店を中心にサイフォン式コーヒーが広まったため、団塊の世代の方たちにとっては懐かしい光景ではないでしょうか。
そして最近では、若い世代にとっても新たなコーヒーの楽しみ方の一つとして人気が高まっています。
ドリップコーヒーと比べると味わいはまろやかになり、誰にでも飲みやすい抽出方法です。
敷居が高いと思われがちで、実際に安定して抽出するには慣れが必要ですが、コーヒー豆の挽き具合、火の強さ、待ち時間にさえ注意すれば、比較的安定した味わいと風味のコーヒーが淹れやすいのも魅力です。
おしゃれでおすすめなサイフォンランキング6選
では、初めてのサイフォンにもおすすめな評価の高いサイフォン式コーヒーメーカーをランキング形式で見ていきましょう。
KONO珈琲サイフォン SK-3A
フィルター:ネル
熱源:アルコールランプ
コーヒーも意外と上手く、楽しく淹れることができました。
ハリオ ミニフォンDA-1SV
フィルター:ステンレス
熱源:アルコールランプ
ハリオのミニフォンは世界で一番小さな1人用サイフォン。たった1杯のために時間をかけてコーヒーを淹れることで、コーヒーの価値を高めます。
自分自身のゆったりとしたコーヒータイムや、大事な人に丁寧に淹れる一杯に使いたくなるはずです。
ツインバード サイフォン式コーヒーメーカー
フィルター:ネル
熱源:電熱
コーヒー専門店の味と雰囲気を、手軽にアルコールランプいらずで楽しめるツインバードのサイフォン式コーヒーメーカー。サーバーを本体にセットするだけで自動で電源が入りコーヒーを抽出します。
ハリオ テクニカTCA-3
フィルター:ネル
熱源:アルコールランプ
コーヒー専門店のサイフォンのほとんどが、このハリオのテクニカシリーズ。
アルコールランプだけでなく、後から付属品以外のバーナーやヒーターを購入しても使用できるスタンドデザインです。
他にもテクニカシリーズには2杯用・5杯用があります。
ボンマック サイフォン
ハリオ ソムリエ SCA-5
フィルター:ステンレス
熱源:アルコールランプ
ハリオが提案するニュースタイルのコーヒーサイフォン。
サイフォンの選び方
初めてのサイフォンの場合、「どうやって選んだらいいかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
おいしくコーヒーが淹れられる自分にぴったりなサイフォンを選ぶには、以下のポイントを確認しましょう。
サイズ
一般的なサイフォンは、一度に何杯のコーヒーが淹れられるのかが商品説明に記載されています。
1杯分専用のミニサイズから5杯分まで淹れられる大きなものまでサイズは様々です。
一度に淹れられる量が増えるにつれてサイズも大きくなるため、設置するスペースも考えながら選びましょう。
フィルター
ハンドドリップのドリッパーと同じように、サイフォン式にもさまざまな種類のフィルターがあります。
1.ネルフィルター
布製のフィルター。
サイフォン式で最もスタンダードなフィルターです。舌触りの滑らかなコーヒーが淹れやすいのが特徴です。
煮沸洗浄など管理が少し面倒ですが、一度購入すれば長期間使用できるので経済的でもあります。
2.ペーパーフィルター
紙製のフィルター。
紙製のフィルターはハンドドリップでよく使用されています。
コーヒーに含まれる油分がペーパーに吸着するため、クリアですっきりとした味わいのコーヒーを淹れやすいのが特徴です。
使い捨てでコストがかかりますが、使用後は捨てるだけなので手間がかかりません。
3.金属フィルター
ステンレスなど金属でできたフィルター。
コーヒーの油分までしっかりと通過させるため、コーヒー本来の酸味やコク、甘味などが抽出されたコーヒーが淹れやすいのが特徴です。
使用後は洗う手間がありますが、金属製で半永久的に使えるため経済的です。
熱源
自宅で家庭用としてサイフォン式コーヒーメーカーを購入する場合、熱源にも注意が必要です。
オーソドックスなアルコールランプは、火の揺らぎを楽しみながらコーヒーが淹れられる魅力がありますが、自宅で使用するのにアルコールを保管するのが不安という方も少なくありません。
そこでアルコールランプを使うのが心配という方のために、電熱を使用したサイフォン式コーヒーメーカーも販売されています。
また、ビームヒーターとも呼ばれるハロゲンタイプの熱源やカセットコンロから簡単にガスが充填できるコンパクトタイプのガスバーナーも販売されています。
サイフォンで優雅なコーヒータイムを楽しむ
コポコポと音をたてながら抽出されていくコーヒー、アルコールランプの小さな火の揺らめき、部屋に広がる豊かな香り、サイフォンには他のコーヒーの抽出方法にはない魅力があります。
単純にコーヒーを飲むためだけにコーヒーを淹れるのではなく、“コーヒーを淹れる”ゆったりとした時間を優雅に楽しむのにピッタリのコーヒーアイテムです。今回ご紹介した情報を参考にしながらサイフォンでより一層コーヒーの魅力を味わいましょう。
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