普段何気なく飲んでいるコーヒーですが、『健康に良くない』 という人もいれば、『ダイエットに効く』という言う人もいます。「結局どちらなのかわからない」と悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか?
そこで、さまざまな機関の研究を通してわかってきた、コーヒーの確かな5つの効果をご紹介します。
知れば知るほど毎日のコーヒータイムが楽しみになるはずです。
INDEX
コーヒーの持つ5つの効果
では早速、コーヒーの持つ5つの健康効果に注目していきましょう。
意外と知られていない効果があるので、ぜひチェックしてください。
1.脂肪燃焼を促進するダイエット効果
京都大学大学院の教授らによる研究によって、コーヒー特有の香りの元になるアロマ成分には、脂肪の燃焼の代謝を高める効果が期待できることがわかりました。普通のコーヒーとデカフェのどちらでも脂肪代謝が高まるため、カフェインが苦手な人でも安心です。
さらにカフェインには全身の血行を促進して、身体を温め基礎代謝を向上させる働きもあるため、習慣的に飲むことによって痩せやすい身体が手に入ります。
2.生活習慣病の予防
不規則な食生活やストレスの多い仕事など、毎日の生活習慣が原因になる高血圧や糖尿病、痛風などの生活習慣病 。放っておくと命にかかわる重病につながってしまうこともあります。
生活習慣を大きく変えるのは大変ですが、気軽に生活習慣病の予防に取り入れたいのがコーヒーを飲むのを習慣にすること。
オランダや日本など各国で行われている複数の研究で、コーヒーを習慣的に毎日飲む人は糖尿病になりにくいということがわかっています。コーヒーのどんな成分が働いているかはまだわかっていませんが、コーヒーが糖の代謝を高めてくれます。
また、コーヒーに含まれるクロロゲン酸はポリフェノールの一種で、血管の機能改善にも効果があることが「第24回国際コーヒー科学会議」で発表された研究で明らかになりました。血管を健やかに保つことで、動脈硬化や脳卒中、脳梗塞といったリスクを下げることができます。
最近の研究で、コーヒーを飲む習慣が痛風の発症リスクを軽減することが、防衛医科大学校の松尾洋孝教授らの研究グループが発表しました。遺伝子のゲノム解析から、コーヒーを飲む習慣との因果関係を分析してわかりました。痛風は、食生活の欧米化やコロナ禍において生活様式が変化したことで痛風患者が増加傾向にあるので、美味しいコーヒーを飲むことで予防できるのは、嬉しいですね。
3.アンチエイジングで美容効果
乾燥したコーヒー豆に含まれるクロロゲン酸は約7~10%、1杯のコーヒーには約280mgが含まれています。これは赤ワインに含まれるポリフェノールと同程度の量であり、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸にもアンチエイジング効果が期待できます。
4.アロマでリラックス&集中力アップ
コーヒーに含まれるカフェインやクロロゲン酸といった成分だけでなく、香りの元となっているアロマ成分にも健康効果があることがわかってきました。
5.二日酔い症状の軽減
二日酔いの頭痛の原因となっていると考えられているのがアセトアルデヒド。
アセトアルデヒドが血管を拡張させることで頭痛が引き起こされます。コーヒーに含まれるカフェインには、血管を収縮させる効果があるため、お酒を飲みすぎた次の日の朝に、一杯のコーヒーを飲むことで、二日酔いの頭痛を軽減させることができます。
飲み過ぎによる副作用にも注意!
一昔前には「健康に悪い」 と思われていたコーヒーですが、さまざまな機関の研究を通して、優れた健康効果についてわかるようになってきました。ただし、コーヒーの過剰摂取には気をつけましょう。
特にコーヒーの中に含まれているカフェインには、過剰摂取による副作用もあります。
毎日のコーヒータイムで健康促進
一昔前には、どちらかと言うと健康に悪いイメージのあったコーヒーですが、最近の研究で優れた健康効果についてわかるようになってきました。
今回ご紹介した内容を簡単にまとめてみると…
1日に3度くらいゆったりと香りと味を楽しみながらコーヒーを飲んで、毎日の生活から健康促進するようにしましょう。