アルミ製マキネッタの害について

マキネッタの元祖といえば、伊ビアレッティ社のアルミ製「モカ・エクスプレス」。

アルミ製マキネッタは、使い込むほど味がでると言われています。
しかし、アルミニウムは摂取し続けると体に害があるという説があり、アルミ製の調理器具が話題にあがることがあります。

マキネッタは大丈夫なのでしょうか?

今回は、実際にアルミ製のマキネッタを愛用するスタッフがアルミ製のマキネッタの害についてご紹介します。
購入前の参考にどうぞ。

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アルミ製マキネッタの害について

ビアレッティでコーヒー抽出

アルミ製のマキネッタには、害があるのでしょうか?

結論からいいますと、コーヒー器具として使用する範囲では、害はなく心配することもありません。

アルミニウム製の調理器具である以上、確かに、ごくわずかな量のアルミが抽出したコーヒーに溶け出します。
しかし、それが健康に害を与える量に値するかというと、「NO」ということです。

そもそも「アルミニウム」は、私たちの生活の身近な金属の一つ
空気中や土、穀物や野菜、魚介類などの食品から、医薬品、食品添加物などにも含まれています。

国立研究開発法人の国立健康栄養研究所は、以下のように言っています。

すべての加熱調理をアルミニウム製品でおこなった場合の摂取量は、調理器具から1.68 mg、アルミ箔製品から0.01 mg、飲料缶0.02 mgで、PTWIの約1/10と推計されており (2) 、調理器具・容器包装からのアルミニウムの溶出がヒトの健康に影響を与える懸念はないと考えられます。

「PTWI」とは、健康を害さないと推定される1週間あたりの許容摂取量のこと。

ご覧のように、家庭で使っている調理器具をすべてアルミ製にかえてアルミホイルなども使用していても、アルミの摂取量は許容量を越えるどころか、大幅に下回るのだそうです。

つまり、「アルミの調理器具は害がない=アルミ製のマキネッタも安全」ということになります。

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アルミ製マキネッタのメリット・デメリット

直火式エスプレッソを作るなら、アルミ製のモカ・ポットが定番という意見はよく聞かれます。
マキネッタの材質は、主にアルミ製とステンレス製

個人によって感じ方はさまざまですが、モカ・コーヒーファンは、アルミ製を好む傾向が強いように思われます。

ただし、実際、害はないとされるものの、アルミ製のマキネッタは管理方法や取り扱いに気を付ける点がいくつかあります。

アルミ製マキネッタについてステンレス製と比較しながら考察し、害なく長くマキネッタを使用する方法もご紹介します。

アルミ製マキネッタの耐食性と管理

マキネッタを乾かす

マキネッタに使われているアルミは、軽くて扱いやすい反面、耐食性が強い金属ではありません

「耐食性」とは、錆びにくいかどうかを表します。
一般的に、「耐食性が強い金属とは、腐食しにくく錆びにくい金属」のこと。

耐食性に関しては、ステンレスがアルミよりも圧倒的に優れています。
ステンレス製のマキネッタは、錆びや汚れがつきにくく管理しやすいメリットがあります。

また、清潔感のある見た目も人気の秘訣。
耐食性と管理のしやすさの点ではステンレス製のマキネッタに軍配があがります。

一方で、アルミ製はコーヒー抽出後の管理を怠ると、器具の内部が徐々に黒ずんだり白いカビのようなものが付着してきてしまいます。

これは、アルミが水に酸化反応してできる現象。
健康に害はないとされていますが、見た目に美しいものではありません。
黒ずみは、なかなか取れない頑固な汚れとして残ることも事実で、清潔感にも劣ります。

しかし、きちんと管理をすることで解決します。
アルミの変色は、長い間水にさらすことでおきるため、マキネッタは毎回使用後に分解洗浄し、濡れたままにしないできちんと乾かします。

水分をよくふき取って乾燥させてから保管し、長期間使わない時も時々チェックして掃除しておきましょう。

アルミ製マキネッタの熱伝導率と味わい

ビアレッティのマキネッタをセット

アルミ製のマキネッタは熱伝導率に優れているため、ステンレスよりも圧倒的にはやく水を温めることが可能です。
つまり、短い抽出時間で美味しいモカ・コーヒーをいれることが可能です。

マキネッタを使う上で抽出時間が短いというのは大きなメリットで、コーヒーの粉と熱湯が触れる時間を短くできます。

そのためアルミ製のマキネッタは、ステンレス製よりも豆がもつクリアな味わいを生かすことができ、アルミ製のマキネッタで淹れたモカ・コーヒーは、豆の雑味を抑え香りと苦味、ボディ感のある味わい深さが楽しめるとされています。

何度も抽出することで、マキネッタ本体にコーヒーの油分がなじみ、奥行きのあるコーヒーが抽出できるようになるのもアルミ製のメリットの一つです。

また、一般的にアルミ製のマキネッタはステンレス製よりも価格が手頃で、サイズ展開多いので選択肢を広げてくれます。
無害だけれど手がかかる、育てがいのあるコーヒー器具なのです。

アルミ製のマキネッタに有害性はない

調理器具に使われるアルミニウムが人体に有害性がないように、アルミ製マキネッタも無害ということがわかりました。

アルミ製のマキネッタは、取り扱いや管理に手間がかかるわずらわしさはあるものの、それ以上に熱伝導率が高く、コーヒー豆の味を生かす美味しいコーヒーが作りやすいです。

使いこむうちに、なじんできてより味わい深いコーヒーが淹れられることが、モカ・コーヒーファンをうなずかせる大きな理由でしょう。

ただし、耐食性に優れたステンレスと比べると、洗浄や管理に関しては煩わしく感じる方もいるでしょう。
水気が残っていると、酸化して黒ずみなどの変色を起こしやすいデメリットも。

しかし、結局これらにも有害性はみられません

あなたは、ステンレス製とアルミ製のマキネッタのどちらを選びますか?

ステンレス製マキネッタも使いこめば少しずつ味わいがでてきますが、こだわる人が選ぶアルミ製マキネッタには一理あるといえるでしょう。

スタッフ
私はアルミ製とステンレス製の両方を持っていますが、アルミ製の方がなんだか愛着がわきやすい気がして、もっぱらアルミ製のビアレッティ・ブリッカを愛用しています。
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