
結論から言うと、フレンチプレスの豆の量は以下が失敗しない基準です。
| フレンチプレス 豆の量 早見表 | ||
| 容量 | 豆の量 | 挽き目 |
| 350ml | 16g〜18g | 中粗挽き〜粗挽き |
| 500ml | 24g〜27g | 中粗挽き〜粗挽き |
まず迷ったらこの表の通りでOKです。
この記事ではさらに、
- 350mlの実験データ(12g〜20g検証)
- 500mlの黄金比の考え方と理論
- 初心者でも計算できる分量の計算式
を使って、「なぜこの量が正解なのか?」まで理論+実測データで解説します。
INDEX
フレンチプレスの基本比率(黄金比)とは?

フレンチプレスを含む多くの抽出方法では、
コーヒー粉:お湯 = 1:15〜1:17 が「黄金比」とされています。
初心者の方でも簡単に計算できる式にすると
粉の量(g)= お湯の量(ml) ÷ 15
これを当てはめると
- 350ml ÷ 15 ≒ 23g → フレンチプレス特性上やや濃すぎ
- 500ml ÷ 15 ≒ 33g → 明確に過抽出ゾーン
フレンチプレスは金属フィルター+長時間浸漬抽出のため、
ドリップよりも粉量を少なめに設計するのが正解です。
その結果、実用最適値が
- 350ml → 16〜18g
- 500ml → 24〜27g
というレンジに収まります。
350mlフレンチプレス|実験データによる検証(一次情報)

350mlで、豆の量を以下で実測検証しました。
- 容量:350ml
- 豆:ブラジル No.2
- 粉量:12g / 16g / 18g / 20g
- 抽出:蒸らし30秒 → 2回給湯 → 抽出4分
16g(基準値)

結果:酸味・甘み・コク・苦味のバランスが最も安定。

18g(リッチゾーン)

結果:コク・甘みが大きく増し、フルボディ感が明確。
→ 風味密度が最も高く「上質感」が出たゾーン。

12g(不足ゾーン)

結果:酸味のみが突出し、コク・余韻が消失。

20g(過剰ゾーン)

結果:苦味過多でバランス崩壊。過抽出状態。

この結果から分かるのは、
- 16g = バランス型
- 18g = コク重視型
- 12g以下 = 味の構造が崩壊
- 20g以上 = 過抽出リスク
つまり350mlでは
👉 最適レンジは「16g〜18g」
500mlフレンチプレス|黄金比から導く最適量

500mlの場合は実測データではなく、黄金比+抽出理論から導きます。
フレンチプレスは浸漬式抽出のため
- 粉が多すぎる → 過抽出
- 粉が少なすぎる → 構造不足
この特性を踏まえると
- 500ml × 1:20比率 → 25g
が最も安定します。
👉 500mlの最適レンジ:24g〜27g
- 24g → 軽やか・クリア
- 25〜26g → バランス最適
- 27g → コク重視
挽き目の基準(粉っぽさ対策)

フレンチプレスは金属メッシュフィルターのため、
中粗挽き〜粗挽き
が基本です。
細挽きにすると、
- 粉っぽさが出る
- 舌触りが悪化する
- 過抽出になりやすい
というデメリットが発生します。
FAQ|フレンチプレスの豆の量でよくある質問

Q1. フレンチプレス350mlの豆の量は何gが目安?
A. まずは16gが基準です。
コクを強めたいなら18gまで増やすと安定しやすく、逆に軽くしたい場合は−1〜2gから調整するのがおすすめです。
Q2. フレンチプレス500mlの豆の量は何gが正解?
A. 目安は24g〜27gで、迷ったら25gがバランスを取りやすいです。
濃くしたい場合でも増やしすぎると苦味が出やすいので、まずは+1gずつ調整すると失敗しにくいです。
Q3. ボダム(Bodum)のフレンチプレスでも同じ分量でOK?
A. 基本はOKです。
ボダムを含む家庭用フレンチプレスは容量が350ml/500mlで近いことが多く、まずは350ml=16〜18g、500ml=24〜27gを基準にすると安定します。
Q4. 「黄金比(1:15〜1:17)」で計算すると濃くなりませんか?
A. フレンチプレスは浸漬式(つけ込み)で抽出時間も長めなので、ドリップの感覚で1:15を当てはめると濃すぎたり苦味が出たりしやすいです。
実用上はやや薄め側の比率で設計し、この記事の早見表の範囲(350ml16〜18g/500ml24〜27g)から調整するのが安全です。
Q5. 豆の量を増やすと「苦い」だけになってしまうのはなぜ?
A. 粉量が多すぎると、フレンチプレスでは苦味成分が出やすくなります。
濃くしたい時は、いきなり増やしすぎず+1g〜2gの範囲で調整するのがコツです。
Q6. フレンチプレスが粉っぽい・舌触りが気になる時は?
A. いちばん多い原因は挽き目が細かすぎることです。
フレンチプレスは金属フィルターなので、基本は中粗挽き〜粗挽き。
粉っぽさが出る場合は、ミルの設定を一段粗めにして試すと改善しやすいです。
Q7. 計量はスプーンでも大丈夫?スケールは必要?
A. スプーンでも作れますが、フレンチプレスは1gの差で味が変わりやすいです。
毎回同じ味を再現したいなら、0.1g単位で計れるデジタルスケールがあると安定します。
まとめ|フレンチプレス豆の量の最適解

- 350ml:16g〜18g
- 500ml:24g〜27g
- 挽き目:中粗挽き〜粗挽き
まずはこの基準で抽出し、
- コクが欲しければ +1〜2g
- 軽さが欲しければ -1〜2g
で調整するのが失敗しない最短ルートです。
フレンチプレスは豆の個性が最も素直に出る抽出器具なので、
「分量=味の設計図」になります。
ぜひ自分のベストバランスを見つけてみてください。























