家庭用焙煎機の中でも特にリーズナブルで、なおかつ煎りムラなく焙煎しやすい「いる・いる」。
専門店で購入するのと変わりないくらいの品質の焙煎が、手軽に自宅でもできるコーヒー好きにはありがたい商品です。
今回の記事では「いる・いる」を使った焙煎方法を画像と一緒に解説していきます。
INDEX
世界初の家庭用セラミック焙煎機いる・いる
日本の伝統的な陶器製の焙煎機「いるいる」。おそらく手動焙煎機として販売されている商品の中では最もリーズナブルな部類に入る商品です。それでいて自家焙煎用の焙煎機として嬉しいメリットを多く備えているため、初めての自家焙煎におすすめです。何度か練習してコツを掴むと、プロの手による焙煎に引けを取らないようなコーヒー豆に仕上げることができます。
いる・いるのメリット
自家焙煎のパートナーとして優れる「いるいる」のメリットについてご紹介します。初めて「いるいる」を購入して、そのまま何年も使用し続ける方も少なくありません。
すでにショッピングサイトにも好評価な口コミ・レビューが寄せられています。
豆を大量に買うと鮮度が気になって早く使い切らなきゃと思ってしまいますが、これがあれば生豆を1週間ごとに焙煎し、いつでも最高のコーヒーを味わえます。
焙煎を知り、コーヒーの楽しみの幅を広げることができました。
いる・いるのデメリット
好評価が多いいるいるですが、使っているといくつか気になる点もあります。メリットがデメリットを大きく上回っているため筆者も使い続けていますが、購入の際には参考にしていただければと思います。
回転型の焙煎機なら、焙煎機を手で持って振り続ける必要がないので、手に負担がかからず女性の方にも扱いやすいです。
「いるいる」には、いくつかデメリットもありますが、フライパンや手網を使う方法と比べると、非常に手軽に煎りムラの少ないコーヒー豆が焙煎できるので、これからコーヒーの自家焙煎を始める方には、ぜひおすすめしたい焙煎機です。
いる・いるを使った焙煎方法
では、実際に「いるいる」を使った自家焙煎の方法を見ていきましょう。
1. ハンドピックで不良豆を取り除くと10%前後軽くなるので、少したっぷりめの60gのコーヒー生豆を用意します。
2. ハンドピックで割れているものや、虫に食われてしまっているものなど、不良豆を取り除きます。しっかりハンドピックしないと出来上がりの香りや風味が悪くなるので丁寧に。
3. 60℃ほどのお湯で、コーヒー豆を洗ってホコリや汚れ、生豆に付着した余分なチャフ(表皮)を取り除きます。いるいるは遠赤外線で仕上がりも早いため、こうすることで生豆が適度に水分を含んでふっくら仕上がります。
4. 洗った豆は布巾で水分をしっかり拭き取ります。
5. 最初は表面に付着した水分を飛ばすために中火で3分ほど火にかけゆっくり振り続けます。水気がなくなると豆が中で動かしやすくなります。
6. 水気をしっかり飛ばしたら、いるいるの持ち手の方から豆を取り出します。5分ほどかけて余分な熱を飛ばします。こうすることで煎りムラを防ぎます。
5. いよいよ焙煎です。大体、中強火くらいの火の強さで煎ります。いるいるは常に手早く動かしましょう。豆が中で飛び跳ねるくらいが目安です。しっかり振らないと煎りムラができる原因になります。
6.火の強さによっても若干変わりますが、5分ほどで1ハゼが始まります。1ハゼのピークが来て、2分ほどで2ハゼも始まります。このタイミングで火を消して、いるいるの予熱で焙煎を続けます。
7. 焙煎が終わったら手早くザルに移してチャフを落とします。今回はマキネッタ用に、フレンチロースとイタリアンローストの中間くらいに仕上げました。
8. そのままではどんどん焙煎が進むので、トレーに移して、うちわや扇風機で温度を下げます。しっかりとこの段階で豆表面にオイルも確認できます。最後に見逃した不良豆のハンドピックをして完成。プロの焙煎した豆…とまではいきませんが、自家焙煎としては比較的簡単に、煎りムラなく仕上げることができます。
9. 2日目が一番美味しくなりますが、せっかくなのでハンドドリップで味見。お湯をかけるとガスでしっかりと膨らんで、良い香りが部屋に充満します。味はまだまだ若いですが、ステンレスフィルターで豆のコクまでしっかり感じられます。
一度に焙煎できる量は50g前後ですが、慣れれば準備から焙煎、片付けまで20分ほどでできるので、そんなに苦になりません。焙煎した分は1週間の間に飲みきってしまうため、いつも焙煎したての新鮮なコーヒーが楽しめます。
自家焙煎の本命にもなれる!? 「いる・いる」の安定感は魅力的
家庭用焙煎では、手網を使ったり、フライパンを使ったりする方も多いですが、やはり慣れるまで何回も失敗する場合が多いです。「いるいる」はその点、初めての焙煎の時から煎りムラが少なく、狙ったとおりの焙煎がしやすいのが特徴です。
誰でもおいしいコーヒーが自宅で焙煎できる「いるいる」の安定感は、他の手動焙煎機にはない魅力です。他の焙煎器具があっても、いつの間にか「いるいる」をメインに使っているコーヒー愛好家の方も少なくありません。今回の記事を参考にしながら、「いるいる」を使って自家焙煎にチャレンジしましょう。