眠気覚まし、集中力向上、リフレッシュなど、多くの方は様々な理由でコーヒーを飲みます。ただし、そのコーヒーが身体の体調不良を引き起こしている可能性があることが、”シリコンバレー式 自分を変える最強の食事”で明らかにされ、大きな話題となっています。コーヒーのカビ毒について耳にして、「自分が飲んでいるコーヒーは大丈夫なんだろうか…」と心配になった方も少なくないと思います。そこで今回の記事では、コーヒーのカビ毒とはなんなのか、どうやったら安心して飲めるコーヒーが手に入るのか、わかりやすくご紹介します。

スポンサーリンク

レギュラーコーヒーの半分はカビている?

リナさん(@brunch.blanket)がシェアした投稿 -


”シリコンバレー式 自分を変える最強の食事”で明らかにされたのは、カビ毒が私たちの飲むコーヒーに含まれているということ。ブラジル産のコーヒーを対象に行われた検査では、加工前のコーヒー豆の約90%にカビ毒が確認され、製品化されたレギュラーコーヒーの約50%もカビ毒に冒されている ことがわかりました。

コーヒーに含まれるカビ毒が身体にどんな影響があるのかも、少しずつ分かってきています。

コーヒーに含まれるカビ毒の身体への影響


カビが食べ物に発生すると、代謝産物として毒が産生されます。この毒のことを”マイコトキシン”と呼びます。現在、300種類以上のマイコトキシンが報告されています。そしてコーヒーに発生するカビからもマイコトキシンが産生されています。

このマイコトキシンには、コーヒーの風味を下げてしまうだけでなく、

  • めまい
  • 下痢
  • がん
  • 腎臓疾患
  • 脳の炎症促進

といった症状の原因になると言われています。

Martins氏による研究でも、コーヒー生豆の91.7%にマイコトキシンの一種であるオクラトキシンAが含まれている ことが明らかにされています。

カビ毒は厄介な敵


「カビ毒が付着していても、高熱で焙煎すれば問題ない!」と思っている方も多いですが、実は間違いです。実際に焙煎の熱によってマイコトキシンを産生するカビ自体は死滅させることができます。ただし、一度産生されたマイコトキシンはコーヒー豆に付着したまま残り、焙煎程度の熱では分解されず、コーヒーの抽出とともにコーヒーに流出 します。そのため一度カビ毒が産生されると、食品加工の工程で除去することは非常に困難です。

スポンサーリンク

コーヒーは飲んだらいけないの?


カビ毒に関する情報を耳にすると、「コーヒーは飲まないほうがいいのではないか…」と心配になる方もいると思います。

日本でも基準が定められている


人体への悪影響が明らかになるにつれて、各国でもカビ毒に対する規制がしっかりと整備されています。日本でも農林水産省によって、マイコトキシンの内の主要なものについて、管理基準が定められていて、日本国内で消費されているコーヒーに関しては、この基準値以下であることが求められています。

実際にメディアによる抜き打ちで10種類の国内で流通しているコーヒー豆をテストしたところ、基準値以上のマイコトキシンは検出されませんでした。

まずアフラトキシンについては、上述したように、アフラトキシンの国内の基準値は総アフラトキシン(アフラトキシンB1, B2, G1及びG2の総和)で、食品では1kgあたり10μgとなっています。このことから、1kgあたり0.5μg未満という数字は、国の基準を十分満たしていると考えられます。また、オクラトキシンAについても、EUの基準で考えると、1kgあたり5µgとなっており、今回の検査結果はこの基準も下回っていました。

安心なコーヒー豆の見つけ方


どんな食べ物であっても、自然界では無菌ということはありません。量の違いはありますが、何らかの菌が付着していて、私たちが普段口にしている食物も例外ではありません。そのためコーヒーへの付着が心配されているマイコトキシンについても、安全なレベルで国内でも基準が定められています

ただし、できるだけカビ毒に冒されていない安全なコーヒーが見つけたい場合、消費者である私たちにもできることがあります。

1.信頼できる個人経営のコーヒーショップを見つける

Taeさん(@joyfullit_tae)がシェアした投稿 -


カビ毒を避けるためには、焙煎前のハンドピックがカギになります。カビに発生している豆は、内部が緑がかった色になるため、焙煎前なら取り除くことが可能です。

ただし、ハンドピックはいまだに人の手でないとできず、コーヒーの焙煎の工程の中で一番人件費がかかる部分 です。それこそ1日何百kgものコーヒーを焙煎する大手では、なかなか丁寧なハンドピックなどできるはずもありません。

ただし、個人経営のコーヒーショップの中には、利用者のことを考えて、時間をかけて一つ一つハンドピックで不良豆を取り除いているところも少なくありません。そのため、そうしたコーヒーショップを見つければ、安心して安全なコーヒーを楽しめます。初めての店では「ハンドピックをしていますか?」と質問してみるのも手です。

 

2.自分で自宅焙煎する


ハンドピックがカギとなるため、その部分を自分で行ってしまえば、カビの生えた生豆をしっかり取り除いて焙煎ができます。

「自分で焙煎なんて大変で無理…」と感じる方も少なくないですが、実は自宅焙煎は思ったよりも簡単にできます。安全・安心なコーヒーが手に入る上に、焙煎したての香り豊かな味わいも楽しめます。これを機会に、自分で自宅焙煎にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。

コーヒーのカビ毒は心配しすぎる必要はない


“シリコンバレー式 自分を変える最強の食事”でも紹介され、日本でも話題となっているカビ毒。確かになかなか分解されず、がんや腎臓疾患など、身体への悪影響も明らかになっています。ただし、日本ではマイコトキシンについて基準値が定められ管理されているため、「カビ毒が怖いからコーヒーを飲まないようにしたほうがいいのでは…」と不安になる必要もありません

それでも心配であれば、信頼のおける個人経営のコーヒーショップを見つけたり、自分で自宅焙煎にチャレンジしてハンドピックで丁寧にカビ豆を取り除いたりすることで、カビ毒のリスクを最小限に抑えることができます。コーヒー自体には、集中力向上や眠気覚ましなど、身体にメリットのある効果もあるので、これからも上手に付き合っていきましょう。

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事