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コーヒー生豆のハンドピック

自家焙煎で高い品質の焙煎を目指すうえで欠かせないのが、「ハンドピック」です。

ただ不良豆を取り除けばいい、というわけではありません。

 

「ハンドピックが大事なのはわかるけれど、どの豆を捨てればいいのかイマイチよくわからない…

そんな方も少なくないのではないでしょうか。

結論から言うと、ハンドピックはやった方がいいです。

ただし、最初から完璧を目指す必要はありません。初心者はまず、明らかに悪そうな豆を優先して外すだけでも十分効果があります。

 

そこでこの記事では、できあがる焙煎コーヒーの品質を左右するハンドピックについて、必要な理由・焙煎前と焙煎後の見分け方・初心者向けの基準をわかりやすくまとめます。

 

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この記事でわかること

  • 不良コーヒー豆のハンドピックが必要な理由
  • 【焙煎前】優先して外したい欠点豆
  • 【焙煎後】仕上げで外したい豆
  • 初心者が迷わないハンドピックの基準
  • ハンドピックを少しラクにするコツ

 

不良コーヒー豆のハンドピックが必要な理由

農作物であるコーヒーは、収穫されてから多くの工程を経て、私たちのよく知る生豆になります。

そして遠い産出国から、長い時間をかけて運ばれてきます。

こうした流れの中で、不良豆はどんなに高級なコーヒー豆を買ったとしても、必ず少なからず袋の中に混ざっています。

ハンドピック前後の生豆

仮にカップ・オブ・エクセレンス級のコーヒーを買ったとしても、少ないとはいえゼロではありません。

つまり、ハンドピックは「安い豆だから必要」なのではなく、自家焙煎で品質を安定させたいなら必要な工程です。

 

1. 風味の悪化を防ぎやすくなる

不良豆が入ったまま焙煎すると、コーヒーの風味はもちろん悪くなります。

特に虫食い豆やカビ豆、発酵不良の豆などは、エグみや濁った後味、土っぽい風味の原因になりやすいです。

 

2. 焙煎ムラを減らしやすくなる

欠け豆やサイズが極端に違う豆は、正常な豆と比べて火の入り方が変わります。

小さい豆は先に焦げやすく、未成熟豆は逆に火が通りにくいため、焙煎ムラの原因になります。

 

3. 自家焙煎の再現性が上がりやすくなる

ハンドピックで豆の状態をある程度そろえておくと、毎回の仕上がりが安定しやすくなります。

「前回はおいしかったのに、今回はちょっと濁る」というブレも減らしやすいです。

 

ハンドピックをしないと起こりやすいこと

  • 欠け豆: 他の豆より早く火が通り、真っ黒に焦げやすい
  • 未成熟豆: 火が通りにくく、生焼けっぽい渋みや青っぽさが残りやすい
  • カビ豆・虫食い豆: エグみや不快な風味の原因になりやすい

つまりハンドピックは、見た目をそろえるだけの作業ではなく、味のノイズになりそうな豆を先に外しておく作業です。

 

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初心者はどこまでハンドピックすればいい?

ここが一番気になるところだと思います。

結論から言うと、初心者は最初から全部を完璧に見分けなくて大丈夫です。

 

まずは、次のような「明らかに外した方がよさそうな豆」を優先して取り除くだけでも十分意味があります。

  • 虫食い豆
  • カビっぽい豆
  • 真っ黒な豆
  • 大きく欠けた豆・割れた豆
  • 石や枝などの異物

逆に、「ちょっと色が違うかも」「少しだけ形が違うかも」くらいの豆は、最初から神経質になりすぎなくても大丈夫です。

完璧主義になりすぎると、ハンドピックだけで疲れて自家焙煎が嫌になってしまいます。

 

初心者向けの考え方

まずは「明らかにヤバそうな豆だけ外す」でOKです。
迷った豆は無理に全部捨てなくても大丈夫。慣れてきたら、少しずつ基準を増やしていけば十分です。

 

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不良コーヒー豆を2回で完成させるハンドピックの方法

丁寧にハンドピックする場合、基本的に2回行います。

1回目は焙煎前の生豆、2回目は焙煎後の豆です。それぞれで見やすい欠点豆が違うためです。

 

1回目 焙煎前のハンドピック

1回目 焙煎前のハンドピック

1回目のハンドピックは、焙煎前の生豆の状態で行います。

ここでは、見た目や形で判断しやすい欠点豆を優先して取り除きます。

 

  • 欠けている豆
    豆が割れてしまったもの。煎りムラや焦げの原因になります。
  • 虫に食われている豆
    黒い点状の穴が空いている豆。風味を悪くしやすいです。
  • カビ豆
    内部が緑がかっていたり、色味が不自然なものは要注意です。
  • 貝殻豆
    平べったく、丸みのない薄い豆。焦げやすいです。
  • 黒豆
    発酵や劣化で黒くなった豆。
  • サイズ不一致
    極端に大きい・小さい豆は火の入り方が他と異なります。
  • レッドスキン
    赤い線の入った豆。味が希薄になりやすいです。
  • 異物
    石や枝、麻袋のクズなどの混入物。

カビ豆やレッドスキンなどは、チャフ(表皮)が付着したままだと判別しにくいことがあります。

ハンドピックの前に軽く水洗いすると、余分なチャフが落ちて見分けやすくなることもあります。

 

生豆の水洗いも試してみたい方は、焙煎前のコーヒー生豆は水洗いで味はどう変わるか実験!も参考になります。

 

2回目 焙煎後のハンドピック

2回目 焙煎後のハンドピック

2回目のハンドピックは、焙煎が終わったコーヒー豆の状態で行います。

1回目のハンドピックで気づかなかった不良豆を、ここで仕上げとして取り除きます。

 

  • 欠けている豆
    焙煎の過程で割れた豆。焦げやすく、味が荒れやすいです。
  • 死豆
    結実しなかった豆で、焙煎すると色付きが悪く見分けやすくなります。残すと異臭の原因になります。
  • 虫食い豆
    穴の部分だけ黒く焦げたようになり、焙煎後の方が見分けやすくなります。
  • 未成熟豆
    養分が不十分で、焙煎後も色付きが悪く、味が薄くなりやすいです。

不良豆の一部は、焙煎前のハンドピックでは判別が難しいですが、焙煎することで見分けやすくなります。

特にフライパン焙煎のようにムラが出やすい方法では、焙煎後のハンドピックがかなり効きます。

 

ただし、深煎りにすると、正常な豆と不良豆の違いが見分けにくくなるので注意が必要です。

 

フライパンで自家焙煎する流れもあわせて見たい方は、【写真付き】フライパンを使ったコーヒー豆の焙煎方法もどうぞ。

 

ハンドピックを少しラクにするコツ

自宅焙煎前のハンドピック

ハンドピックは大切ですが、かなり地味な作業です。

少しでもラクに続けるには、やり方をある程度固定してしまうのがおすすめです。

 

白い皿やバットに少量ずつ広げる

一度に大量に見ると目が疲れやすく、見落としも増えます。

白い皿や金属バットに少量ずつ広げると、色や欠けが見やすくなります。

 

優先して外す豆を決めておく

毎回すべての種類を意識すると疲れます。

最初は「虫食い・カビ・黒豆・欠け・異物」の5つだけを見る、などルールを決めておくとラクです。

 

焙煎後にもう一度見る前提にする

焙煎前に全部を完璧に見つけようとしなくても大丈夫です。

「焙煎後にもう一回見る」と決めておけば、1回目の負担がかなり軽くなります。

 

ハンドピックで自家焙煎の質を安定させよう

自家製焙煎したコーヒー豆

不良豆は、どんなコーヒー豆を購入したとしても少なからず含まれています。

そのまま焙煎すると、風味が損なわれたり、焙煎ムラが出たりしやすくなります。

少し面倒ではありますが、焙煎前と焙煎後のハンドピックを丁寧にすることで、コーヒー本来の香りと味わいをかなり楽しみやすくなります。

 

最初は完璧を目指さなくて大丈夫です。

まずは「これは怪しい」と思う豆を外すところから始めてみてください。

 

ハンドピックが終わったら、次はいよいよ焙煎です。

自家焙煎の全体の流れを見たい方は、コーヒーの自家焙煎は自宅でできる?初心者向けの始め方と失敗しないコツもあわせてどうぞ。

 

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