「コーヒーを生豆から自分で焙煎してみたい」という方は、余程のコーヒー好きでしょう。挽きたてやハンドドリップだけでは満足できず、「もっとおいしいコーヒーに出会う」ために自家焙煎にも関心があるのではないでしょうか?

今回の記事ではそんな方のために、自家焙煎にチャレンジするのにおすすめの方法と注意点をご紹介します。

スポンサーリンク

自宅で自家焙煎することのメリット・デメリット


自宅で自家焙煎することには,どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

自家焙煎のメリット

  • 焙煎したての新鮮なコーヒーが楽しめる

コーヒーは焙煎後2日~3日が一番おいしいと言われています。外で購入するコーヒーの場合、購入してから飲み切るまでの間、徐々に劣化が進み風味が損なわれます。自家焙煎なら自宅で必要な分だけを焙煎できるので、いつでも新鮮なコーヒーが楽しめます。

  • リーズナブルにコーヒーが楽しめる

一般的に生豆の値段は、焙煎された状態のコーヒーよりも安く、自家焙煎なら高品質なコーヒーをリーズナブルに楽しめます。

  • こだわりのつまったコーヒーを楽しめる

自家焙煎は、生豆の選択から焙煎段階を決めるところまで、すべて自分でやらなければいけません。プロの焙煎所のように安定したコーヒーはできないかもしれませんが、毎回工夫しながら作るこだわりのつまったコーヒーは格別の味わいです。

自家焙煎のデメリット

  • 安定した味の再現が難しい

プロ仕様のロースターを購入するのでもない限り、自家焙煎で毎回お気に入りの味わいを再現することは難しいです。ただし、それも自家焙煎の楽しみの一つとも言えます。

  • 納得の味わいを出すには技術が求められる

業務用の全自動の焙煎機とは違い、コーヒーを自宅で自家焙煎するのに使う道具で一定の焙煎品質に仕上げるためには技術が求められます。手軽においしいコーヒーが飲みたければ、焙煎したてのコーヒーを購入するほうがはるかに簡単です。時間をかけて焙煎してイマイチ…ということもあるかもしれません。ただし、自分の進歩を“味”という正直な結果で見られるのも自家焙煎の楽しみの一つです。

当たり前のように購入できるものを自分で作るには、手間も時間もかかりますが、自宅で自家焙煎した多くの方は魅力に取りつかれてやめられなくなります。
スポンサーリンク

自家焙煎するのに必要なもの


いざ「自分で自家焙煎してみよう」と思っても、何を揃えたらいいのでしょうか?

残念ながら普通のコーヒー屋さんに行っても、必要なものはなかなか揃いません。便利なのはインターネットショッピングで購入する方法です。特に生豆は定期的に購入する必要があるので、信頼できるオンラインショップを見つけておくと、自家焙煎を楽しむのに重宝します。

生豆

生豆の値段は、焙煎されたコーヒー豆よりもリーズナブルなので、普段は手が出せないようなスペシャルティコーヒーにもチャレンジできるかもしれません。横浜元町珈琲はスペシャルティコーヒーを専門に取り扱っていて、生豆の販売もしています。国や地域、農園によって変わるコーヒー本来の味わいの違いをシングルオリジンで楽しめます。


地元民です

お店まで自転車10分ですが、マンデリンは売り切れてることが多いので通販利用です。横浜、元町にはコーヒー豆屋さんがたくさんありますが、通える範囲で飲み比べて(このお店のものもいろいろ試しました)、このマンデリンがダントツで好みでした。また、飲み続けるうちに、この豆は、胃への負担がとても軽いことに気付きました。 店長さん(非常に力の抜けた、親しみやすい方です)とお話できないのだけが残念ですが、また通販を利用させていただきます!

焙煎機

家庭用で使われている焙煎機には、大きく分けると4つの種類があります。

煎り手網


コーヒーの焙煎専用というわけではありませんが、自宅で自家焙煎を始めるのに多くの方が使用しています。網から焙煎の様子が目視して確認できるので、思い通りの焙煎具合に仕上げやすいのが特徴です。ただしコンロ周りがチャフ(薄皮)で汚れてしまうのが難点です。

コーヒー焙煎器


コーヒーの焙煎のために作られた焙煎器。煎り手網と比べると、煎りムラが出にくいように内部に凹凸がある特殊構造になっていて、焙煎が安定しやすいのが特徴です。また熱工学に基づいた空気穴から冷たい空気が入ることで焙煎に最適な約220℃をキープ
しやすくなっています。ただし中が見にくいので、煎りすぎには注意が必要です。

手回しコーヒーロースター

固定されている焙煎器をハンドルで回しながら焙煎できるロースター。焙煎の間ずっと焙煎器を振り続けるのは重労働ですが、手回しコーヒーロースターならハンドルを回すだけなので女性でも簡単です。場所を取るのが難点ですが、インテリアとして飾っておきたくなるようなアンティーク調のものもあります。

全自動コーヒーロースター

金額的にも誰もが気軽に手が出せるわけではありませんが、家庭用の全自動コーヒーロースターも販売されています。生豆をセットしたら後は機械が仕上げてくれるので「自分で焙煎した」という達成感はあまりありませんが、安定した焙煎具合のコーヒーがいつでも飲めるのは大きなメリットです。


ドライヤー

焙煎したての豆を冷ますのに使用します。扇風機やサーキュレーターでも代用できます。

コーヒーミル

焙煎された豆でコーヒーを淹れるには、コーヒーミルが必要になります。自宅で自家焙煎しようと考えるような方はすでにコーヒーミルを持っている方がほとんどだと思いますが…。

基本の自家焙煎の方法

  1. 生豆のハンドピック

    まず、コーヒー豆を焙煎する前の準備として、ハンドピックで不良豆を取り除きます。虫食いや欠けてしまっているコーヒー豆を一緒に焙煎してしまうと、コーヒーに雑味が加わったり、異臭がしたりする原因になります
    コーヒー農園の中には丁寧にハンドピックを行うところもありますが、全てが取り除けているわけではないので、自家焙煎する前には必ずハンドピックするようにしましょう。
  2. 生豆のセット

    焙煎機の中に生豆を入れます。家庭用の焙煎器で一度にたくさんの生豆を焙煎しようとすると、煎りムラが起こりやすくなります。
    慣れるまでは、一度に50g位を目安に焙煎するようにしましょう。また、焙煎すると生豆に含まれている水分が失われるため、焙煎後のコーヒー豆は2~3割ほど重量が軽くなります。
  3. 焙煎
    発明工房
    コンロの日を中火にして、火元から約20cmの高さで焙煎器保ちながらシャカシャカと振ります。最初の内は青臭さがしますが、徐々に自家焙煎の喫茶店に入った時の香ばしい香りがしてきます。焙煎を12~3分ほど続けると“パチン!”という豆の弾ける音が始まりますが、この最初の音のことを「1ハゼ」と呼びます。
    1ハゼからさらに2分ほどで、1ハゼの時よりも高い「ピチ!」という2ハゼが始まります。この1ハゼと2ハゼのハゼる音と、コーヒーの色合いから焙煎段階を見極めます。詳しくは下を参考にしてください。
  4. 冷まして完成

    焙煎したての豆は、コンロの火を止めてもそのままにしておくと余熱で焙煎が進んでしまいます。ドライヤーなどを使って風をあてながら冷ましましょう。煙がかなり出ることがあるため、火災報知器などが誤作動することがあります。換気扇を回すなど工夫するようにします。コーヒー豆にチャフがまだ付いているので、ザルで取り除いて完成です。

(画像引用:発明工房

焙煎の段階の見極め方

自家焙煎でいちばん重要なのが焙煎の段階の見極め方です。焙煎の段階を自由にコントロールできるようになると、豆に合わせて焙煎具合を調整したり、お好みのコーヒーの味わいを再現しやすくなります。

それぞれの焙煎段階の特徴を表で確認しましょう。一般的に焙煎は火を付けてから約20分弱で完成させるのが目安です。

見た目 焙煎段階 時間
ライトロースト 約13~15分 1ハゼの開始前後
シナモンロースト 1ハゼのピーク
ミディアムロースト 約15分~17分 1ハゼの終わり
ハイロースト 2ハゼの開始前
シティロースト 約17分~19分 2ハゼの開始後
フルシティーロースト 2ハゼのピーク
フレンチロースト 約19分~20分 2ハゼの終わり
イタリアンロースト 2ハゼの終わり

あくまで焙煎までの時間は目安なので、火力や焙煎している生豆の量によってもかかる時間は変わってきます。始めの内は浅煎りで焙煎しようとすると、芯が残ってしまって失敗することが多いです。慣れるまでは2ハゼが始まった後のシティロースト以上の焙煎がおすすめです。

それぞれの焙煎段階の特徴については、コチラもご覧ください。

自家焙煎でコーヒーの奥深さを楽しむ

自家焙煎で思い通りの焙煎に仕上げられるようになるには技術が求められますが、自分の手で焙煎されたコーヒーには格別の味わいがあります。焙煎したてのコーヒーだけがもつ豊かな香りや味わいを楽しむことができるのも、自家焙煎だけの贅沢です。

今回ご紹介した自家焙煎の方法と注意点を参考にしながら、コーヒーの奥深さを楽しみましょう。

 

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事