コーヒーの粉を一杯分はかるのに使う計量スプーン。
ドリッパーなんかを買うとおまけで付いてくるので、使い続けている方も多いのではないでしょうか?
でも、実は各メーカーによって計量スプーンの量に違いがあるので、狙った量の粉を使えてない場合もあります。
それぞれのメーカーの違いや、おすすめの計量方法をご紹介します。
INDEX
各メーカーの計量スプーンの量の違い
コーヒーの粉を量るスプーンは正確にはコーヒーメジャースプーン
と言います。
コーヒーのドリッパーや豆を買ったりすると、おまけで付いてきますよね。
しかし、実はこのコーヒーメジャースプーンはメーカーによってコーヒーの粉の量が変わってくるんです。
コーヒーは繊細な飲み物です。
1gコーヒーの粉の量が変わるだけでも、風味が大きく変化したりします。
なので、「どれでも一杯10gでしょ」と思ってコーヒーを入れていると、なかなかおいしいコーヒーが入れられなかったり、おいしいコーヒーが入った時にも、正確に粉の量がわからないと、同じ味を再現できません。
では、各メーカーの粉の量はどれくらいなのか目安で見てみましょう。
*焙煎具合や挽き目によっても変わるので、あくまで目安ですが…
各メーカーのコーヒーメジャースプーンの量の違い
- カリタ 10g
- メリタ 8g
- ハリオ 12g
- コーノ 12g
それぞれのコーヒーメジャースプーンで、メーカーの推奨する一杯分あたりの粉の量がすりきり1杯で量れるようになっています。
ただし、メリタだけは、すりきりではなく、山盛り一杯で8gなので注意です。
*山盛りってどれくらいの山盛り?って聞きたくなりますよね…。
そのため、例えば、メリタのコーヒーメジャースプーンでコーヒーの粉を入れて、ハリオのV60やコーノ式の名門ドリッパーでコーヒーを抽出すると、薄い味気ないコーヒーが出来上がります。
普段使っているコーヒーメジャースプーンがどのメーカーで、どのくらいの量なのかは、確認しておく必要があります。
理想は使い分けorデジタルスケール
使用するドリッパーに合わせて最適な量のコーヒーの粉を量るには、使用するドリッパーに合わせて、毎回コーヒーメジャースプーンを使い分けることです。
そうすれば、とりあえずそれぞれのドリッパーが推奨しているコーヒーの粉の量から大きく外してしまうことはありません。
ただし、結構面倒ですよね…。
なので、理想はデジタルスケールを使用する方法。
抽出方法・好み・コーヒーの銘柄によって、コーヒーの粉の量は変わってくるので、必要な量を量れるデジタルスケールはコーヒーの抽出で重宝しますよ。
おいしく入った時に何gの量を使ったのか正確にわかると、次も同じ味を再現しやすくなります。
コーヒー用のデジタルスケールにはこんなのがあります。
200gまで0.1g単位で量れて、なおかつタイマー機能まで付いているので、抽出時間のコントロールまでしやすくなります。
そしてスタイリッシュでオシャレなので、コーヒーを入れるのを楽しくさせてくれそうです。
でも…
コーヒーを趣味にすると、結構出費がかさみますよね。
そしてハリオのドリップスケールは結構高いんです…。
なのでできるだけリーズナブルにしたいっていう方であれば、1,000円くらいのタニタのデジタルスケールと100均のタイマー(カウントアップできるやつ)を組み合わせるのがコストパフォーマンス抜群です。
*筆者もハリオのドリップスケールが欲しいなと思いながら、タニタを何年も使ってます。
1g単位ですが、慣れれば、0.5g単位くらいでは量が把握できるので、お好みの味がいつでも再現できますよ。
あと、デジタルスケールがあると活躍するのが、一度に数杯分のコーヒーを入れる時です。
杯数によっても使うコーヒーの粉の量は変わってくる
コーヒーメジャースプーンを使っている場合、一度に3杯、4杯のコーヒーを入れる時には、どうやって量を量っていますか?
コーヒーは一度にたくさん作る場合は、少しずつ粉の量を減らすのが普通です。
コーヒーメジャースプーンだと、そんな微調整もわかりにくいですよね。
デジタルスケールなら、狙った量が簡単に量れるので楽々です。
fa-check-square-oコーヒーの量の目安
1杯分 | 2杯分 | 3杯分 | 4杯分 |
10g | 18g~20g | 25g~30g | 35g~40g |
コーヒーメジャースプーンの量の違いに要注意
コーヒーメジャースプーンはオマケでよく付いてきますが、メーカーによって一杯分の量が微妙に違うので、注意が必要です。
面倒くさくなければ、使うドリッパーによってコーヒーメジャースプーンも使い分けたらいいですが、好みの味によっても微妙にコーヒーの粉の量は変わりますし、一度に数杯分入れる時にも粉の量を調整するので、デジタルスケールを1つ用意しておくのが一番楽な方法かもしれません。
コーヒーは繊細で、ちょっとした粉の量でも味が変化するので、正確に量を量って自分好みの味を再現できるようになりましょう。