毎日ボタン一つでおいしいコーヒーを入れてくれるコーヒーメーカー。
日常生活の中で欠かせない生活家電ですよね。
ただし、できるだけ長く使いたいと思っていても、家電である以上寿命があります。
そこで今回の記事では、
- コーヒーメーカーの寿命ってどれくらい?
- 寿命のサインはある?
- 長持ちさせるためのコツはある?
といった疑問にお答えします。
今ある自宅のコーヒーメーカーの寿命を判断したり、長く愛用するためにお役立て下さい。
INDEX
コーヒーメーカーの寿命は“5年”
家電製品の寿命について考える時に一つの目安となるのが、「補修用性能部品の保有期間」です。
当面の間、最低限、下記の表の品目を対象にしており、
保有年数は同表の右欄の年数をしたまわることはできません。
家電メーカーは製品を販売してから、家電の種類によって定められた期間の間、修理用の部品を保有しておく必要があります。
大体、この期間が電化製品の寿命と言われる事が多く、冷蔵庫なら9年、洗濯機なら6年、そして、コーヒーメーカーの場合、保有期間は「5年」と定められています。
逆に言えば、製造から5年以内であれば、故障してしまうことがあっても、修理しながら使用し続けることができるということになります。
5年を過ぎると、故障してしまっても修理用の部品がメーカー側にないこともあり、買い替えが必要になるため寿命がきたと判断できます。
ただし、実際には修理にも送料・修理代がかかり、合計の費用が新品の製品代とそんなに変わらなくなってしまうこともあるため、故障したタイミングを“寿命”と考えて、買い替えを検討する消費者の方が多いです。
一つの目安として、コーヒーメーカーは5年が寿命というのは頭に入れておきましょう。
5年の寿命で必ず壊れるという訳ではない
この保有期間はあくまでも目安の一つで、必ず5年するとコーヒーメーカーが寿命で壊れるという訳ではありません。
例えば、自宅でも9年以上使用した冷蔵庫や6年以上使用した洗濯機がある、という方も少なくないのではないでしょうか?
家電製品は、使用頻度や使用環境によっても使える期間が大きく変わるため、中には10年以上同じコーヒーメーカーを使用しているという方もおられます。
コーヒーメーカーの寿命のサイン
実際、どんな症状がでるようになったら、コーヒーメーカーの寿命のサインと考えることができるのでしょうか?
主要な3つの寿命のサインをご紹介します。
寿命のサイン1~コーヒーがぬるくなる
コーヒーメーカーの内部では、ヒーターを使用してお水を沸騰させてコーヒーを抽出していますが、このヒーター部分に水が入ったりして状態が悪くなると、お湯を沸かす性能自体が低下して、ぬるいコーヒーができるようになります。
またお湯がぬるいとコーヒーの成分もしっかり抽出できないため、できあがるコーヒーも薄く味気ないものになります。
こうした寿命のサインが見られたら、修理が必要となります。
ほとんどのメーカーは1年間の無料保証制度があり、購入する店舗や通販サイトによっては保証期間を延長させることもできます。
もし保証期間内なら修理にだすことをおすすめしますが、ヒーターの修理・交換は高額になることが多く、比較的安価なコーヒーメーカーを使用しているなら、“寿命がきた”と考えて買い替えを検討してもいいかもしれません。
寿命のサイン2~給水不良が起こる
給水タンクから給水管にかけて、汚れがたまったりすると水がスムーズにヒーターに送られなくなり、給水不良で上手くコーヒーが抽出できなくなることもあります。
この場合は、まず自分で給水タンクの底や、接合部のところにコーヒーカスや水垢がたまっていないか確認して、汚れているような落とすだけでも症状が解決することがあります。
しかし、内部の逆止弁と呼ばれる水の逆流を防ぐための部品が劣化してしまっている場合などには、専門の修理が必要になります。
寿命のサイン3~ガラス製サーバーが割れてしまう
コチラはわかりやすいですね。
うっかりとガラス製のサーバーを洗っている時に落として割ってしまう方も少なくありません。
各メーカー交換用のサーバーも販売していますが、価格は1,500円~3,000円ほどするため、サーバーを交換するよりも新しいコーヒーメーカーを購入する方も多いようです。
ちなみに、ガラス製サーバーが割れてしまうという問題は、ステンレスタイプのサーバーを採用しているコーヒーメーカーを購入することで解決できます。
人気のコーヒーメーカーは関連記事からもご確認ください。
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コーヒーメーカーの寿命をのばすコツ
「今あるコーヒーメーカーを少しでも長く使いたい…」という方も多いと思います。
そこで、コーヒーメーカーの寿命をのばす簡単なコツをご紹介します。
ここでご紹介するポイントは、新しく購入するコーヒーメーカーにも有効なので参考にしてみてください。
寿命UPのコツ1~濡れているサーバーをセットしない
ガラス製サーバーを洗ったあと、すぐにコーヒーメーカーにセットしてコーヒーを作ったりしていないでしょうか?
コーヒーメーカーのヒーターは、下部に設置されている事が多く、ガラス製サーバーに付着した水滴が隙間から入ってヒーターを壊してしまう原因になります。
サーバーは洗ったら一度底を簡単に拭いてからコーヒーメーカーにセットするようにしましょう。
寿命UPのコツ2~給水タンクの蓋はしっかり閉める
給水タンクの詰まりの原因になるのがコーヒーの粉。
給水タンクの中ならまだ取り外して丸洗いできますが、コーヒーメーカーの内部まで入って詰まってしまうと自分では直せないので修理が必要になります。
給水タンクのフタを開けっ放しにしておくと、コーヒーの粉をセットする時に勢いで粉が給水タンクの中に入ってしまうことがあるので、粉をセットする時には必ずフタはしっかり閉じておくようにしましょう。
また給水タンクとコーヒーメーカーの接合部分は月1回は洗うようにしておくと、コーヒーメーカーを長期間快適に使用できます。
メーカーのマニュアルにもコーヒーメーカーの機種毎のメンテナンス方法が記載されているので、確認してみることをおすすめします。手元にマニュアルがなくても、ネットからダウンロードできます。
日々のお手入れでコーヒーメーカーの寿命をのばそう
コーヒーメーカーの目安となる寿命は部品保有期間である“5年”です。
でも使い方次第では、5年以上利用することもできます。
サーバーを濡れたまま使用しないことや、給水タンクのフタをしっかり閉めて使用するなど、毎日のちょっとしたことでもよくある故障はかなりの程度防げるので参考にしてみてください。
コーヒーメーカーを長く使っておいしいコーヒーを毎日楽しみましょう。