コーヒーにこだわるようになると、気になってくるのが“コーヒードリッパー”です。

たくさんの種類があるので、「コーヒードリッパーの違いで味はどう変わるの?」「どうやってコーヒードリッパーを選んだらいいかわからない」とお悩みの方もいるのではないでしょうか?

そこで今回の記事では、さまざまな形状や素材の違いがあるコーヒードリッパーの選び方をご紹介したいと思います。それぞれのコーヒードリッパーの特徴を理解することで、コーヒーを淹れる楽しさはさらに深まります。

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形状と抽出の穴の数で選ぶ代表的なドリッパー4種類

コーヒードリッパーは、大きく分けると4つのタイプが主流となっています。それぞれメーカー名から取られた“カリタ式”“メリタ式”“ハリオ式”“コーノ式”と呼ばれています。主な違いはドリッパーの形状と抽出の穴の数で、それぞれ違いによって抽出されるコーヒーの味わいにも変化が生じます。まずは代表的な4つのタイプを試してみて、自分好みのコーヒーが淹れられるコーヒードリッパーを見つけましょう。

カリタ式のコーヒードリッパー


形状:台形
抽出:三つ穴
難易度:★fa-star-half-empty

雑味が出る前に美味しさだけを引き出す独自の三つ穴構造を採用。その機能的なデザインは、「カリタ式」とも呼ばれています。

台形型の代表的なコーヒードリッパーの「カリタ式」。台形のドリッパー全体で広範囲にコーヒーが抽出されると、三つ穴からお湯がすばやく落ちていくため、旨みのあるスッキリとした味わいのコーヒーが淹れやすいのが特徴です。
何回かに分けてお湯を注いでいきます。湯量の調節で抽出されるコーヒーの味わいも変化するため、はじめてハンドドリップに挑戦される方が、基本的な技術を身につけるのにもおすすめです。
ーこんな方におすすめー
・基本的なハンドドリップの技術を身に着けたい
・スッキリとしたメリハリのあるコーヒーが飲みたい

メリタ式のコーヒードリッパー


形状:台形
抽出:一つ穴
難易度:★ ☆ ☆

メリタの「1つ穴」フィルターは、理想的なスピードでコーヒーを抽出できるシステムです。豆の量とお湯の温度はコーヒーをつくる人の好みで調整し、湯量と時間はメリタのフィルターがコントロールします。

カリタと同じく台形型のコーヒードリッパーの「メリタ式」。カリタ式との違いは、抽出の穴が一つ穴なところ。1908年以降、メリタが試行錯誤を繰り返して改良を重ねた結果、このカタチにたどり着きました。一つ穴からじっくりと抽出されるため、深みのあるコーヒーを淹れやすいのが特徴です。
抽出スピードをコントロールしやすく、安定してまろやかな味わいのコーヒーを淹れることができます。杯数分の目盛りが付いていて、飲みたいピッタリな量の抽出が自然とできるのもポイントです。
ーこんな方におすすめー
・簡単に安定した味わいのコーヒーが飲みたい
・まろやかな味わいのコーヒーが飲みたい

ハリオ式のコーヒードリッパー


形状:円錐
抽出:一つ穴
難易度:★ ★ ☆

ネルドリップの美味しさとペーパードリップの手軽さを両立

特徴的なスパイラルリブ*の「ハリオ式」。お湯を注ぐとコーヒーの粉が円錐型のドリッパーに沿って層になり、しっかりと旨みを抽出することができます。ペーパーの先端がドリッパーから出ていて直接ペーパーから抽出されることで、ネルドリップのようなやわらかい味わいのコーヒーが淹れられます。
大きな一つ穴でお湯の落ちるスピードが速く、注湯スピードでコーヒーの味わいを変化させます。
*リブ…ドリッパー内側の溝
ーこんな方におすすめー
・手軽にネルドリップの味わいを再現したい
・工夫しながらいろいろな味わいのコーヒーを楽しみたい

コーノ式のコーヒードリッパー


形状:円錐
抽出:一つ穴
難易度:★ ★fa-star-half-empty

創業85周年を記念して、名門2人用フィルターのリブを短く、抽出口の径を小さくすることにより、さらに抽出効率を高めたニュータイプ(MDNシリーズ)を発売。

珈琲サイフォン株式会社社長の名字である河野から「コーノ式」と呼ばれています。元々プロ用に販売されていたコーヒードリッパーです。下半分のリブ構造でお湯を一度ドリッパーが受け止めて、中心からコーヒーが抽出されていくため、香りが引き立つコクのあるコーヒーが淹れやすいドリッパーです。ポタポタと時間をかけて抽出する独特の淹れ方が特徴です。

最初使いこなすには慣れが必要ですが、抽出スピードを調節することで好みの味わいのコーヒーを淹れる楽しみが味わえる中級~上級者向けのコーヒードリッパーです。

ーこんな方におすすめー
・ハンドドリップでさらにステップアップしたい
・香りとコクのある濃い目のコーヒーが飲みたい

 

 
 

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ドリッパーの素材の違いにも注目

コーヒーのドリッパーには、プラスチック製のものから金属製のものまでさまざまな素材のものがあります。ドリッパーの形状や抽出の穴の数の違いほど劇的にコーヒーの味わいが変化するわけではありませんが、見た目に大きな違いもあるので、コーヒーのハンドドリップをじっくり楽しむリラックスタイムがより一層充実するものを選びましょう。

・プラスチック製

数百円から購入できるリーズナブルさが何よりもメリットなプラスチック製。軽く扱いやすいのもメリットです。ただし、見た目にちょっと安っぽく、経年劣化で割れたり、くすんだりすることもあります。ただし安いので、まずプラスチック製のさまざまなタイプのドリッパーを試してみて、気に入ったタイプのドリッパーを他の好みの素材で購入するのもおすすめの方法です。

・陶器製

見た目の重厚感で人気の高い陶器製。プラスチック製に比べると保温性にも優れているのがポイントです。コーヒーの温度を一定に保って淹れるためには、コーヒーを抽出する前にドリッパーをお湯で温める必要があります。陶器製はドリッパーの中でも最も重く、落とすと割れてしまうので取扱には若干注意が必要です。

・耐熱ガラス製

清潔感と高級感のある耐熱ガラス製。無色透明で光沢のあるガラス製はインテリアの一部としてもおすすめです。透明なためプラスチック製と同じく、コーヒーの蒸らしの工程でしっかりと粉全体にお湯が行き届いているかどうか確認しやすいのも特徴です。価格も1,000円前後から選べるので、コストパフォーマンスにも優れています。

・金属製

「コーヒーの道具にはこだわりたい」という方から熱烈に愛されているのが金属製。特に銅製のコーヒードリッパーは優れた熱伝導性で温まりやすいので、コーヒーを一定の温度に保ち、安定した抽出を可能にします。価格は4,000円前後からとドリッパーとしては高額で、使用後に毎回水気を拭き取らなければいけないなど手入れには気を使いますが、エイジングを重ねるにつれて表情を変え、所有する喜びを与えてくれる最高級の素材です。

 

まとめ:好みのドリッパーを見つけよう


抽出されるコーヒーの味わいが大きく変わるドリッパー。選ぶ際には、好みの味わいに抽出しやすいドリッパーを見つけるのがおすすめです。代表的な4つのタイプをもう一度まとめてみましょう。

・カリタ式…三つ穴からの速い抽出スピードでメリハリのあるスッキリとしたコーヒー
・メリタ式…一つ穴からの一定の抽出スピードで安定したまろやかな味わいのコーヒー
・ハリオ式…スパイラルリブで粉全体から旨みを引き出し、ネルドリップのようなやわらかい味わいのコーヒー
・コーノ式…下半分のリブ構造でお湯を中心から抽出してコクを十分に引き出したコーヒー

 

コーヒー通になると、いくつものコーヒードリッパーを持っている方も少なくありません。コーヒー豆や焙煎具合に合わせてコーヒードリッパーを使い分けてみるのも、コーヒー好きならでは楽しみです。

今回の記事を参考にして、自分好みのドリッパーを見つけましょう。

 

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