コーヒー好きなら、一度は「コーヒーにまつわる資格にはどんなものがあるのかな?」と考えたことがあるのではないでしょうか?いわるゆコーヒーを仕事としている方たちの中で、最高峰の資格とされているのが『コーヒー鑑定士』です。専門店やインターネット通販でも“コーヒー鑑定士監修”と表記されているのを見たことある方もいるかもしれません。今回の記事では、コーヒー鑑定士がどんな資格なのか、わかりやすくご紹介したいと思います。
INDEX
日本に50名しかいないコーヒー鑑定士
コーヒー鑑定士とは、全日本コーヒー商工組合連合会(以降、JCQA)による認定資格です。
コーヒーの原料調達・製造管理・品質管理等、極めて高度な専門的なコーヒーの知識と
鑑定技術を取得した方を認定します。
コーヒー鑑定士の受験資格
コーヒー鑑定士の試験を受験できるのは、JCQAが認定するコーヒーインストラクター1級の合格者のみです。
コーヒーインストラクター1級の試験を受験するにはコーヒーインストラクター2級の資格が必要なため、コーヒー鑑定士の受験資格を得るために、段階的に他の資格を取得する必要があることがわかります。
ちなみに、コーヒーインストラクター2級の合格に求められるレベルは、コーヒーの対面販売に従事するための基礎的な知識、鑑定技術で試験の合格率は約84%です。
コーヒーインストラクター1級はコーヒーの製造業者に求められるプロとしての専門知識と鑑定技術が必要で、合格率は約45%です。こうした試験に合格して初めて、コーヒー鑑定士の試験するための資格を得ることができます。
コーヒー鑑定士の試験内容
コーヒー鑑定士の試験は3教科からなっています。それぞれの教科で求められることは、
3つの教科の一つを合格すると「マスター」として認定されます。そして3教科すべてに合格すると「コーヒー鑑定士」の資格を得ることができます。
受験費用
コーヒー鑑定士の受験には以下の費用がかかります。
・検定受検料 10,000円/1教科
・認定登録料(コーヒー鑑定士) 5,000円
・認定登録料(マスター合格者)3,000円
・検定教本 4,000円
受験費用は決して安いとは言えません。合格率は3%と低いですが、仮にコーヒーインストラクター1級を所持しているところからすべて一発で合格したとしても、合計で168,000円の費用がかかります。
最高峰の資格だけあり、かかる費用をみてもコーヒー好きというだけで目指せる資格ではないことがわかります。「コーヒーを仕事にしたい」という願いのある方や、現在コーヒーにまつわる仕事をされている方は、将来的にステップアップを目指すのに目標にしてみてもいいかもしれません。
コーヒー鑑定士が作ったコーヒー豆
実際にコーヒー鑑定士が作ったコーヒー豆を飲まれたことがありますか?
日本にわずかしかいないコーヒーのスペシャリストが作るコーヒー豆は、コーヒー好きとして一度は飲んでおきたいです。
「家飲みのサードウェーブ」をコンセプトに、上質なコーヒーを楽しめるUCCのドリップポット。UCCの専属コーヒー鑑定士が監修したコーヒーで、普段飲むコーヒーとは一味違うバランスに優れたブレンドが楽しめます。
炒りたて挽きたての香り
一杯ずつ開封ごとに炒りたて挽きたての香で酸味をおさえたコクのある芳醇な味わいのブレンドコーヒーです。
コーヒー鑑定士は日本全国に50名しかいない最高峰資格
コーヒーに関連した資格の中でも最高峰資格と呼ばれる「コーヒー鑑定士」。試験の合格率も約3%と低く、日本全国にはわずか29名しかいません。もしコーヒーを探していてコーヒー鑑定士が監修したコーヒーを飲む機会があれば、コーヒー好きとして一度はいただいてみましょう。