フレンチプレス

サードウェーブコーヒーで、喫茶店でも見かけることの多くなった「フレンチプレス」

日本では紅茶の道具としてのイメージが強かったですが、もともとはコーヒーのための抽出器具。

再び注目されているる抽出方法なので、「フレンチプレスで入れたコーヒーはどんな味になるの…?」と気になっている方もいるのではないでしょうか?

そこで今回の記事では、フレンチプレスの仕組みや味の特徴についてわかりやすくご紹介したいと思います。

スポンサーリンク

フレンチプレスとは

フレンチプレスでコーヒーを注ぐ
フレンチプレスとは、1929年にイタリアのデザイナー アッティリオ・カリマーニ氏が特許を取得した抽出方法です。

最初に誰が考案した方法なのか、詳しいことはわかっていませんが、最初にフランスで作られ流行したためアメリカやカナダに、そして徐々に世界中でコーヒーの抽出器具として定着しました。

日本ではフレンチプレスと呼ばれますが、これは和製英語で国によってフレンチプレスの呼ばれ方は異なります。

フレンチプレスの呼び方
  • フレンチプレス…日本
  • コーヒープレス…主にアメリカ
  • プランジャー…アフリカやオーストラリア
  • カフェティエール…イギリス
  • カフェッティエラ ア スタントゥッフォ…イタリア

フレンチプレスの使い方

プランジャーを押しているところ

フレンチプレスは非常にシンプルな抽出器具です。

コーヒーを入れる時に必要なのはこのフレンチプレスのみ

フレンチプレスのコーヒーの入れ方

フレンチプレスにお湯を注いでいるところ

用意するもの:

・コーヒー 16g
・お湯  350ml
・フレンチプレス

1.コーヒー豆を中挽き~中粗挽きにします。
中挽きの豆

2.コーヒーとお湯をガラスポットの半分までいれて、粉全体を30秒間蒸らします。
フレンチプレスでコーヒーを蒸らしているところ

3.残りのお湯を半分入れて、蓋をした状態で4分間抽出させます。
またプランジャーは下げません。
後は4分待つだけ

4.プランジャーを押し下げて、カップに注げば完成です。
フレンチプレスコーヒーをカップに注いでいる

スタッフ
プランジャーを下げた後も、コーヒーの成分は抽出され続けるので、数杯分を一度に作る場合は、抽出したコーヒーをほかのポットに入れておくと雑味成分が抽出されてしまうのを防げます。
フレンチプレスを使ったおいしいコーヒーの入れ方について詳しくは関連記事を参考にしましょう。

関連記事フレンチプレスの入れ方|コーヒーが美味しくなる5つのポイント

フレンチプレスで入れたコーヒーの特徴

フレンチプレスでできるコーヒーの層
フレンチプレスで淹れたコーヒーはどんな味わいになるのでしょうか。

フレンチプレスでは、ペーパーフィルターを使用しないため、コーヒー豆に含まれるオイル成分がそのまましっかりとコーヒーに抽出されます。
そのため、フレンチプレスで入れると、コーヒーオイルが表面に浮いてくるのが特徴です。

ペーパフィルターなどでコーヒーの成分を濾してしまうことなく抽出できるので、コーヒー本来のコクやまろやかさ、香りを楽しむことができます。

お湯の量と豆の量さえ合わせれば、家庭でプロの抽出を再現。

 

誰でもおいしく簡単にコーヒー本来の個性をダイレクトに楽しめるため、サードウェーブコーヒーで再び注目を集めるようになりました。

「ちょっといつもより美味しいコーヒー豆を買った!」なんていう時におすすめの抽出方法です。

また、入れ方によるコーヒーの味の差が少ないので、いろいろなコーヒー豆を飲み比べたり、焙煎の度合いによる味の違いを確認したりするのにも良く用いられる方法です。

カフェでは丸山珈琲さんなんかがコーヒーをフレンチプレスで提供することで有名です。

フレンチプレスでいれたコーヒーの味が強すぎる場合

フレンチプレスでいれたコーヒーは、ペーパーフィルターなどで本来取り除かれていた成分までしっかり抽出する特徴があるため、人によっては「味が濃すぎる、強すぎる…」なんて感じることもあります。

そんなときには、一度フレンチプレスでいれたコーヒーを、ペーパフィルターで濾してあげると、強い苦味や雑味が取り除かれて比較的飲みやすい風味になります。

「フレンチプレスでいれている意味が無いのでは?」と感じるかもしれませんが、浸漬法であるフレンチプレスでいれたコーヒーは、ペーパフィルターで濾してもハンドドリップとはまた違う味わいになるので、これはこれで意外と楽しめます。

スポンサーリンク

フレンチプレスの歴史

出典:fench press

すでにフレンチプレスが1929年にイタリアのデザイナー アッティリオ・カリマーニ氏が特許を取得した抽出方法であることはご紹介しました。

ただそのまま彼が考案したフレンチプレスが世界中に広まったわけではありません。

その後、フレンチプレスはフェリエロ・ボンダニーニによってデザインが改良され、1958年に改良型の特許が取得されます。

そして改良が加えられたフレンチプレスはイギリスの企業によって生産され、流行し始めます。
さらにそこにデンマーク企業である「ボダム」が加わり、これがヨーロッパ中で大流行しました。

フレンチプレス流行の鍵は“手軽さ”

フレンチプレスがヨーロッパ中で流行したタイミングは、電気式のエスプレッソマシンが発明(1961年)とほぼ同時期です。

エスプレッソは語源である“急速”からもわかるように、注文してすぐに出てくる手軽さが人気に拍車をかけました。

フレンチプレスも同じように、コーヒーを楽しむのにガラスポットや金属ポットでできたフレンチプレス1つ抽出できる手軽さが、当時の戦後、慌ただしく経済成長を続けているヨーロッパで人気になったようです。

日本にフレンチプレスが入ってくるのは昭和後期

出典:今日のアトリエ

世界中でフレンチプレスと言えばコーヒーの抽出器具と認知されていますが、日本では“フレンチプレス=紅茶の道具”というイメージがかなり強いです。

日本にフレンチプレスが入ってきたのは昭和後期ですが、おそらく、その時に紅茶の抽出器具として日本中に広まったのが原因でしょう。

昭和48年ごろに、紅茶メーカーがフレンチプレスを紅茶の抽出用器具として採用したのがきっかけといわれています。

実はボダムでも紅茶用のフレンチプレスが発売されていますが、紅茶用のフレンチプレス販売が始まったのは1991年と最近になってなんです。

フレンチプレスを語るなら“ボダム”は外せない

日本でコーヒーの抽出器具といえば、ハリオやメリタなどが有名ですよね。

ただフレンチプレスを選ぶなら知っておきたいのが「ボダム」というメーカー。

1944年にデンマークで生まれたブランドで、ヨーロッパでフレンチプレスが流行するきっかけを作ったメーカーです。

そして現在でも「フレンチプレスといえばボダム」というイメージが強いです。

実際、おいしいフレンチプレスのコーヒーがいれられて、スペアパーツも充実しているので、一度購入すると長く愛用できるのでおすすめです。

北欧的なシンプルで美しいデザインと機能性の商品が多く、使うのが楽しみになるようなフレンチプレスが見つけられます。

おすすめのフレンチプレス「ボダム シャンボール」

1950年代にフランス・パリで流行が始まったフレンチプレスのそのままの原型を思わせるようなクラシカルなフレンチプレス。

耐熱ガラスと金属フレームのコンビネーションで、長年使っても輝きを失わず、愛用し続けられます。

フレンチプレスの歴史を感じながらコーヒーが楽しめるボダムのベストセラー商品です。

フレンチプレスでコーヒー本来の味わいを楽しもう

手軽にコーヒー豆本来の旨味が味わえるため、サードウェーブコーヒーとともに再び注目を集めている「フレンチプレス」。使い方も簡単で、「ちょっとおいしいコーヒーを飲んでみたい」という方には特におすすめの抽出方法です。

デザイン性の高いフレンチプレスもたくさんあるので、コーヒー好きとして一つ用意してみるのはいかがでしょうか。
 

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事