「コーヒーを飲んでしばらくすると、お腹の調子が悪くなる…」「コーヒーを飲むと、気持ち悪くなったり、倦怠感がある…」
などの症状にお悩みなら、もしかしたらそれはコーヒーアレルギーかもしれません。

アレルギーは「気付くことが治療の第一歩」と言われています。そこで今回の記事では、あまり知られていないコーヒーアレルギーの原因や症状、対策についてわかりやすく解説します。

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コーヒーアレルギーは“遅延型アレルギー”で気付きにくい


コーヒーアレルギーは、「遅延型アレルギー」と呼ばれるタイプのアレルギーです。

一般的によく知られているのは、食べてすぐにくしゃみや口のイガイガ、鼻水、腹痛 といった症状が現れる「即時型アレルギー」と呼ばれるタイプのアレルギーで、反応がすぐ(接種後約30分以内)に現れるため原因となるアレルギー物質を判断するのも比較的容易です。

しかし、遅延型アレルギーの場合、アレルギー物質を体内に取り入れてからアレルギー症状が現れるまでに数時間から数日間かかる こともあります。症状がすぐに出ないため、原因を見つけるのが難しく、自分がアレルギーだと気付かずに長期間に渡って慢性的な症状に悩んでいる 人も少なくありません。コーヒーの他にも、ヨーグルトや果物、卵など、毎日の生活の中で習慣的に食べたり飲んだりしているものが原因物質になることが多いと言われています。

遅延型アレルギーの仕組み
即時型アレルギーは身体の中でIgE抗体が過剰に作られてアレルギー症状が現れるのに対して、遅延型アレルギーはIgG抗体が原因で引き起こされます。本来、IgG抗体は健康な人の体にも存在しているため、この抗体がどのようにアレルギー症状を引き起こしているか、そのメカニズムはまだはっきりとは解明されていません。一般的なアレルギー検査ではIgE抗体によるアレルギーしか検査されないため、IgG抗体による遅延型アレルギーの有無を知るためには、別途で遅延型アレルギー検査を受ける必要があります。
*ただし、日本小児アレルギー学会では、食物アレルギーにおけるIgG抗体の診断的有用性については今のところ公式には認められていません。
アレルギーの抗体について詳しくは厚生労働省の資料(PDF)をご確認下さい。
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コーヒーアレルギーの症状とは


コーヒーアレルギーを始めとした遅延型アレルギーのアレルギー症状は、即時型アレルギーと比べると、非常に多岐にわたります。

代表的な症状として…

・頭痛
・吐き気
・じん麻疹
・下痢
・倦怠感

などがあります。

遅延型アレルギーの特徴として、原因物質を摂取した後のアレルギー症状が数日間~数ヶ月間続く こともあり、「慢性的に体調不良に苦しんでいたけど、原因が大好きなコーヒーだった」ということあります。

原因がよくわからず体調不良にお悩みの方は、一度、遅延型アレルギー検査を受けてみると、意外な原因がわかるかもしれません(検査は保険適用外なため、基本は実費となります)。

コーヒーアレルギーの対策


コーヒーアレルギーも、他のアレルギーと同じように、アレルギー反応を沈静化するために原因となる物質をなるべく避けるのが対策の基本になります。

症状がそこまで重くない場合には、完全にコーヒーを断つ必要はありませんが、一日おきに飲むといった工夫ができるかもしれません。ただし、アレルギー検査をしてみて陽性のレベルが高い場合、数ヶ月間コーヒーを飲まないようにするといった治療法が医師から提案されることもあります。

不安な方や、慢性的に症状が続いていて、詳しく原因を知りたい方は、医療機関に相談してみることをおすすめします。

症状は“カフェイン”が原因の可能性も

「コーヒーを飲むと、いつも体調がすぐれない…」という方の中には、コーヒーそのものではなくコーヒーに含まれるカフェインが原因 になっていることもあります。

カフェインの摂取量に関しては、国際的な基準は設けられていません。一般的には一日の摂取量は400mg以内にするのが目安と言われています。

しかしカフェインの安全量は一人ひとり異なります

まず、安全に摂取できるカフェインの量は、体格によって異なると言われています。欧州食品安全機構は次のようなガイドラインを発表しています。

体重 一回の摂取量 一日の摂取量
40kg 120mg 228mg
60kg 180mg 342mg
80kg 240mg 456mg
妊婦・授乳婦 200mg

また、カフェイン感受性も一人ひとり異なり、『同じ体格なら安全なカフェイン量も同じ』とは限りません。筑波大学の研究では、日本人の4人に1人が、カフェインを150mg摂取した後に不安感が高まる等の症状が現れる可能性が高い遺伝子を持っていることが示唆されています。

そのため「コーヒーアレルギーなのかもしれない」と思えるような自覚症状がある場合、まずカフェインレスのコーヒーを試してみると症状が緩和するかもしれません。
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また、水分補給の代わりにお茶などを飲んでいると、知らず知らずのうちに多量のカフェインを摂取してしまっていることもあります。私たちが普段飲んでいる飲み物に含まれているカフェイン量について詳しくは以下をご覧ください。
意外と知られていないカフェインの効能と副作用|Acts-Coffee

まとめ


今回の記事では、まだあまり知られていないコーヒーアレルギーについてご紹介しました。遅延型アレルギーの一つであるコーヒーアレルギーは、症状が多岐にわたり、症状が現れるまでに数時間から数日間かかる こともあるため、なかなかアレルギーだと気付きにくく、原因物質も見つけにくいのが特徴 です。

カフェイン中毒が原因で倦怠感などの体調不良を起こしている場合は、カフェインレスのコーヒーに切り替えることで症状の緩和が期待できますが、慢性的に体調不良にお悩みの方は一度遅延型アレルギー検査を受けてみるのも一つの手かもしれません。

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