
ここが分からないまま使うと、「思っていた味と違った」「自分が飲みたかったのはこっちだった」となりやすく、せっかくメニューが多いデロンギでも、結局いつも同じボタンしか押さなくなります。
結論から言うと、アメリカーノはエスプレッソの香りを残しながら軽やかに飲みやすくした一杯、カフェ・ジャポーネは普通のコーヒーに近い飲みやすさに、しっかりしたコクをのせた一杯です。
この記事では、味の違いだけでなく、作り方の方向、見た目の違い、どんな人にどちらが合うか、さらに対応機種の見分け方まで、買う前にも使い始めてからも迷わないように整理していきます。
カフェ・ジャポーネ自体の仕組みや特徴を先に知りたい方は、デロンギ流のコーヒー寄りメニューを詳しく整理した記事もあわせてどうぞ。
INDEX
先に結論|アメリカーノは軽やか、カフェ・ジャポーネはコク重視で選ぶ
最初に結論を言うと、毎日の飲み方に落とし込んだ違いはかなりシンプルです。
- アメリカーノ:エスプレッソ感を残しつつ、重すぎずに飲みたい人向け
- カフェ・ジャポーネ:ドリップコーヒーのように飲みやすく、それでいて薄くない一杯が欲しい人向け
「朝にマグでごくごく飲みたい」「食後に重すぎないブラックを飲みたい」ならアメリカーノ寄りです。
逆に、「いつものコーヒーに近い飲み方がしたい」「レギュラーコーヒーっぽい満足感がほしい」ならカフェ・ジャポーネが合います。
まず違いを一覧で見る
先に全体像をつかむと、このあとの話がかなり分かりやすくなります。
どちらも“エスプレッソマシンで作るコーヒー系メニュー”ですが、狙っている味の方向が違います。
スマホの方は横にスライドしてみてください。
| 比較項目 | アメリカーノ | カフェ・ジャポーネ |
|---|---|---|
| 味の方向 | 軽やかで飲み進めやすい | コクと香りがしっかり出やすい |
| 作り方の方向 | エスプレッソをお湯で整える方向 | 豆を蒸らしながらじっくり引き出す方向 |
| 印象 | エスプレッソをやさしく広げた感じ | レギュラーコーヒー寄りの飲みやすさ |
| 向いている場面 | 朝の1杯、食後、長めに飲みたい時 | 普段のブラック、朝食や和食と合わせる時 |
| 見た目 | 表面がさらっと見えやすい | コーヒー感のある濃さに見えやすい |
味の違いが出るのは「作り方」の違い
この記事でいちばん大事なのはここです。
アメリカーノとカフェ・ジャポーネは、名前が違うだけではありません。
味の方向が違うのは、そもそもの作り方の考え方が違うからです。
アメリカーノは「エスプレッソをお湯で整える」方向のメニュー
アメリカーノは、エスプレッソをベースにして、お湯を加えて飲みやすいバランスに整える方向のメニューです。
この作り方だと、コーヒー粉に長くお湯を通し続けるのではなく、まずエスプレッソの香りやコクを作ってから、飲みやすい濃さに広げる形になります。
そのため、味の印象はクリアで軽やかになりやすく、カフェ・ジャポーネよりも“すっきりした一杯”として感じやすいです。
カフェ・ジャポーネは「蒸らしてじっくり引き出す」方向のメニュー
一方のカフェ・ジャポーネは、デロンギ独自のコーヒーメニューです。
ハンドドリップのように豆を蒸らしながら抽出する方向のメニューなので、アメリカーノのようにお湯で軽く整えるのではなく、豆からしっかり成分を引き出していくのが特徴です。
この違いが、そのまま味の差になります。
だからカフェ・ジャポーネは、すっきり感だけで終わらず、コクや香りの厚みが残りやすいです。
カフェ・ジャポーネだけの仕組みをもっと詳しく見たい方は、普通のコーヒーとの違いを深掘りした記事もあわせてどうぞ。
アメリカーノとは?
アメリカーノは、エスプレッソをベースにしたコーヒー系メニューです。
デロンギで見ると、“エスプレッソの輪郭は残しつつ、普段飲みしやすい量と濃さで楽しむ一杯”と考えると分かりやすいです。
アメリカーノの味の特徴
アメリカーノの良さは、エスプレッソの芯はあるのに、重たすぎないことです。
ひと口目で「ちゃんとコーヒー感がある」と思いつつ、後半は比較的さらっと飲みやすい。
このバランスがいちばんの強みです。
ドリップコーヒーしか飲んでこなかった人でも入りやすいですが、味の輪郭はドリップより少し立ちやすいです。
そのため、「ブラックで飲みたいけど、濃すぎる一杯はしんどい」という人にかなり合います。
アメリカーノが向いているのはこんな場面
朝起きてすぐに大きめのマグカップでたっぷり飲みたい時や、食後にケーキや甘いものと合わせて重すぎないブラックを楽しみたい時には、アメリカーノがかなりハマります。
エスプレッソほど濃くなく、でもただ薄いだけでもないので、「軽やかさはほしいけれど、香りはちゃんと欲しい」という人の日常使いに向いています。
カフェ・ジャポーネとは?
カフェ・ジャポーネは、デロンギでよく見かける人気メニューですが、ただの“コーヒーっぽい名前”ではありません。
デロンギ独自のメニューで、日本人好みの深蒸しレギュラーコーヒーとして位置づけられています。
カフェ・ジャポーネの味の特徴
カフェ・ジャポーネのいちばん分かりやすい特徴は、エスプレッソの旨味と、ドリップのすっきり感を両立させたような飲み口です。
実際に飲むと、ただ薄めたコーヒーではなく、香りが立ちやすく、コクも残りやすいです。
それでいて、エスプレッソほど“ぎゅっ”と詰まった感じにはなりません。
つまり、「普通のコーヒーに近い飲み方がしたい。
でも味が軽すぎるのは嫌」という人にぴったりです。
デロンギを初めて買う人が「結局いちばん押しやすいボタン」になりやすいのも、このメニューです。
カフェ・ジャポーネが向いているのはこんな場面
普段からレギュラーコーヒーやハンドドリップをよく飲んでいて、デロンギに切り替えても違和感の少ない一杯がほしいなら、まずカフェ・ジャポーネから入るのが自然です。
朝食と合わせるブラックや、毎日の定番の1杯として使いやすく、「いつものコーヒー感は残したいけれど、もう少し香りやコクの厚みもほしい」という人に向いています。
なお、機種によってはカフェ・ジャポーネの抽出量設定に応じて、使う豆量の考え方が変わるものもあります。
そのため、同じカフェ・ジャポーネでも量を増やしすぎると印象が変わることがあります。
最初は初期設定に近いところから飲んで、自分のちょうどいい量を探すのがおすすめです。
どっちが普通のコーヒーに近い?
ここは迷う人が多いですが、“普通のコーヒーに近い”と感じやすいのはカフェ・ジャポーネです。
理由はシンプルで、味の作り方の狙い自体が、日本人好みの深蒸しレギュラーコーヒーだからです。
一方のアメリカーノは、飲みやすさはあるものの、ベースにあるのはあくまでエスプレッソの香りや輪郭です。
そのため、普段ハンドドリップやコーヒーメーカーの味に慣れている人が最初に「違和感が少ない」と感じやすいのは、カフェ・ジャポーネのほうです。
見た目の違いも意外と分かりやすい
味だけでなく、見た目でも違いは出ます。
この差を知っておくと、実際にカップを見た時に「思っていたのと違う」となりにくいです。
アメリカーノは表面がさらっと見えやすい
アメリカーノはエスプレッソをお湯で整える方向のメニューなので、見た目としても表面が軽やかに見えやすいです。
そのぶん、“すっきり飲めそうな見た目”になりやすく、朝や食後に選びやすい一杯です。
カフェ・ジャポーネはコーヒー感のある見た目になりやすい
カフェ・ジャポーネは蒸らしながらじっくり抽出する方向のため、見た目にもコーヒー感が出やすいです。
軽いだけでは終わらない、“ちゃんとコーヒーを飲んでいる感じ”が見た目にも出やすいので、満足感を求める人にはこちらが合います。
迷った時の選び分け
ここでは、実際の暮らしの場面でどちらを押すとハマりやすいかを整理します。
朝・昼・食後で飲みたいコーヒーは意外と変わるので、味の好みだけでなく、飲むタイミングでも選ぶと失敗しません。
朝にマグカップでゆっくり飲むなら
この場合は、まずアメリカーノが合いやすいです。
理由は、量を取りやすく、重たくなりすぎず、仕事前でも飲み進めやすいからです。
「濃いのは好きだけど、朝から重すぎるのはちょっと…」という時にちょうどいいです。
普段のブラックを置き換えるなら
普段からドリップコーヒーを飲んでいるなら、カフェ・ジャポーネから入るのが自然です。
“いつものコーヒー”の延長線上で飲みやすく、それでいて香りやコクは一段しっかり感じやすいです。
デロンギを買って最初に満足しやすいのも、このパターンです。
食後に軽く飲みたいなら
この場面はアメリカーノが強いです。
食後にカフェ・ジャポーネだと少し存在感が強いと感じる人でも、アメリカーノならスッと入りやすいです。
特に甘いもののあとや、夕方の2杯目に向いています。
もっと量を取りやすいメニューまで含めて見たい方は、ロングコーヒーとの違いまで整理した記事も参考になります。
対応機種の見分け方
ここは購入前にかなり大事です。
デロンギは機種によって搭載メニューが違うため、「全自動なら全部アメリカーノもカフェ・ジャポーネもある」とは限りません。
確認する場所はここ
いちばん分かりやすいのは、公式製品ページの「ホットコーヒーメニュー」欄です。
ここにアメリカーノ、カフェ・ジャポーネ、スペシャルティ、エスプレッソなどの搭載メニューが並んでいます。
購入前は見た目や価格だけで決めず、自分がよく飲みたいメニューが載っているかを必ず確認したほうが後悔しません。
機種によってこう違う
たとえば現行ラインでは、リヴェリアのようにアメリカーノとカフェ・ジャポーネの両方を使える機種があります。
一方で、マグニフィカSのようにカフェ・ジャポーネを中心に使うエントリー寄りの機種もあります。
この違いを知らずに買うと、「カフェ・ジャポーネはあるのに、アメリカーノは押せなかった」というズレが起きやすいです。
つまり、「アメリカーノも使いたい」なら、そのメニューがある機種を最初から選ぶ必要があります。
どのシリーズにどのメニューがあるかを一覧で見たい方は、搭載メニューの違いまで整理した比較記事もあわせてどうぞ。
よくある質問

最後に、このテーマで特に迷いやすい点をまとめます。
細かい違いで悩むより、実際の飲み方に置き換えると選びやすくなります。
カフェ・ジャポーネがあれば、アメリカーノはいらない?
人によります。
普段のブラックが中心なら、カフェ・ジャポーネだけで満足する人は多いです。
ただ、朝に大きめで軽やかに飲みたい、食後にすっきり飲みたいなら、アメリカーノもあると使い分けしやすいです。
アメリカーノのほうが薄い?
“薄い”というより、軽やかです。
カフェ・ジャポーネのほうがコクと香りの厚みを感じやすいので、比べるとアメリカーノは軽く感じやすいです。
ただし、軽い=物足りないとは限りません。むしろ、その飲みやすさが魅力です。
カフェ・ジャポーネは普通のコーヒーメーカーの味と同じ?
同じではありません。
方向としてはレギュラーコーヒーに近いですが、デロンギらしい香りの立ち方やコクの出方があります。
なので、「完全に同じ味」というより、“デロンギ流に仕上げたコーヒー寄りメニュー”と考えるとしっくりきます。
まとめ|迷ったらカフェ・ジャポーネ、軽やかさ重視ならアメリカーノ
デロンギのアメリカーノとカフェ・ジャポーネの違いをひとことで言うなら、軽やかさを取るか、コクを取るかです。
- アメリカーノ:エスプレッソ感を残しつつ、さらっと飲みやすい
- カフェ・ジャポーネ:普通のコーヒーに近い飲みやすさで、コクと香りもしっかりある
迷ったら、まずはカフェ・ジャポーネを基準に考えると外しにくいです。
特に、普段からブラックコーヒーを飲んでいて、デロンギでも自然に移行したい人には相性がいいです。
一方で、朝の1杯や食後に軽やかに楽しみたい人、エスプレッソベースの香りも残したい人にはアメリカーノがハマります。
なお、カフェ・ジャポーネ自体の仕組みや味の特徴をもっと詳しく見たい方は、普通のコーヒーとの違いを深掘りした記事もあわせてどうぞ。
デロンギを買ったばかりで、メニュー選びだけでなく最初の設定や基本操作もまとめて確認したい方は、使い始めにやる設定と基本の使い方を整理した記事から読むと全体像がつかみやすいです。























