家庭用としても利用する方が増えた全自動コーヒーメーカー。
やはりいつでも手軽に挽きたてのコーヒーが飲めるのが何よりの魅力ですが、全体的な全自動コーヒーメーカーの価格は2万円前後が相場で、普通のコーヒーメーカーと比べると割高感を感じる方も…。
そんな中、良品質&低価格のアイリスオーヤマから、実売価格7,000円以下で購入できる全自動コーヒーメーカー「IAC-A600」が発売されました。
実際に使用してみたところ、アイリスオーヤマらしいコスパの高さで、美味しいコーヒーが手軽に飲めます。
使ってみて感じたメリット・デメリットなど、口コミ評判ではわからないポイントをレビューでご紹介します。
INDEX
アイリスオーヤマIAC-A600使用レビュー
IAC-A600は赤のラインがスタイリッシュで、ボタン操作ダイヤルの部分にもステンレスパネルが使用され、7,000円以下で購入できる全自動コーヒーメーカーとは思えないような高級感が印象的。
そして、サイズのコンパクトさも大きな魅力の一つです。
全自動コーヒーメーカーは、電動ミルとコーヒーメーカーの機能を組み合わせるために、どうしてもサイズが大きくなりがち…。
実際に人気の高いシロカのコーン式全自動コーヒーメーカーとサイズを比べてみるとこんなにサイズが違います。
アイリスオーヤマのIAC-A600は、サイズ的には2Lのペットボトルよりも高さが低いため、キッチンカウンターやキッチンボードなど、普通のコーヒーメーカーと同じように場所を選ばずにどこにでも設置できます。
また、1万円以下で販売されている全自動コーヒーメーカーは、基本的に機能は限りなくシンプルなものがほとんどですが、アイリスオーヤマの全自動コーヒーメーカーについては、ミルで挽く粉の粒度を2段階から調節できます。
ミルはもちろんコスパ重視のプロペラ式ですが、苦味が好きな方には中挽き、スッキリと酸味のあるコーヒーが好きな方には粗挽きなど、好みやその日の気分で同じ豆でも風味の異なる2種類のコーヒーが楽しめます。
こちらが「豆2」の中挽きで挽いた状態。中挽きというよりは中細挽きくらいかもしれません。
そしてこちらが「豆1」の粗挽きで挽いた状態。画像では残念ながらわかりにくいかもしれませんが、しっかりと挽き分けられています。
現状で1万円以下の全自動コーヒーメーカーで豆の粒度を調節できるモデルはほとんどないので、「手軽に美味しいコーヒーが飲みたい」という方にとっては大きな魅力になると思います。
実際にアイリスオーヤマの全自動コーヒーメーカーを使ってコーヒーを淹れてみました。
コーヒーを淹れるのは非常に簡単です。
まず、コーヒー豆をミルバスケットに入れます。
アイリスオーヤマで推奨されているのは1杯12g・2杯18g・3杯27g・4杯36gですが、豆の量は好みに合わせて微調整してもいいでしょう。
次に水タンクに水をいれます。
水の量は水タンクの中に階段状の目盛りが用意されているので迷わなくて使いやすいです。
豆・水を入れたら、カバーを閉じてスタートボタンを押すだけです。
1杯分なら3分30秒で挽きたてのコーヒーが完成します。
気になるミルの音ですが、コーヒーメーカーにマイクを近づけた状態の実測で約68db、一般的な全自動コーヒーメーカーの音量で良くも悪くもないですね。
目安として、洗濯機の音がだいたい60db、やかんの沸騰音が70dbです。
実は全自動コーヒーメーカーを初めて購入する方は最初、その音にびっくりする方が多いです。
朝一で挽きたてのコーヒーを飲みたいと考えている方も多いかもしれませんが、例えば集合住宅で朝に洗濯機を使うのを控えているというケースだと、アイリスオーヤマの全自動コーヒーメーカーだと少し音量が気になるかもしれません。
以前の全自動コーヒーメーカーのテストでは、同じく1万円以下で購入できるシロカSC-A221の方が静粛性は高かったです。
アイリスオーヤマの全自動コーヒーメーカーは、抽出までにかかる時間は比較的短く、1杯分なら約3分半で完成できます。
ちょっと不思議なのがコーヒーが完成しても「ピー」といったお知らせする音がないので、最初若干戸惑いました。
ただ、1回使えばいつ抽出が終わったかは、「フシューッ」という音ですぐに分かるので、大きな問題ではないでしょう。
しずく漏れ防止の逆止弁があるので、サーバーを取り外してもコーヒーがこぼれてしまうことはありません。
アイリスオーヤマIAC-A600の肝心のお味は?
実際にアイリスオーヤマの全自動コーヒーメーカーを使ってコーヒーを淹れてみました。
使用したのはマンデリンG1です。
挽きたてのコーヒーらしく、しっかりした香りと、マンデリンらしい苦味やコク、甘みがしっかりと引き出せています。
1万円以下の全自動コーヒーメーカーなので、そこまで抽出性能自体には期待していなかったのですが、想像以上においしくコーヒーを淹れる能力が高いです。
さすが神コスパ商品が多いアイリスオーヤマの作った全自動コーヒーメーカーだなという印象です。
また、アイリスオーヤマのIAC-A600は、ミルの調整機能がついているのが特徴。
マンデリンの場合は、中煎りの「豆2」の方が特色をしっかりしかした抽出ができていると思います。
ただ、エチオピアなど、酸味が特徴のコーヒー豆なら、「豆1」のほうが酸味の良さが引き出せるかもしれません。
豆に合わせてどちらの設定の方がおいしく淹れられるのか飲み比べながら試すのも楽しいです。
アイリスオーヤマ全自動コーヒーメーカーのお手入れは?
全自動コーヒーメーカーは手軽に挽きたてコーヒーが飲めるのが大きな魅力ですが、お手入れは普通のコーヒーメーカーよりも若干面倒です。
ただし、アイリスオーヤマのIAC-A600については、水タンクとメッシュフィルターをバスケットごと取り外して水洗いができるので、手入れの手間をそこまで感じません。
メッシュフィルターを使うことでメーパーフィルターが必要なくエコですし、ペーパーフィルターのハンドドリップでは抽出できないコーヒーオイルまでしっかり抽出できるのもポイントです。
アイリスオーヤマ公式ショップなら+1年保証
ほとんどの方が全自動コーヒーメーカーを購入するのに通販サイトを利用していますが、公式ショップを利用するのも一つの手です。
2020/07/17の段階で、Amazonや楽天市場と比較すると、公式ショップの方が500円ほど販売価格が高いのですが、公式ショップならではのメリットは、メーカー保証が無料で+1年追加されることです。
正常使用で故障した場合には、無料で修理交換してくれるので、安心感があります。
個人的には、全自動コーヒーメーカーはずっと使う家電のひとつなので、ワンコインの安さを選ぶよりも、公式ショップの安心を選んだほうがお得かなとは思います。
アイリスオーヤマ全自動コーヒーメーカーの口コミ評判を確認
アイリスオーヤマの全自動コーヒーメーカーを使ってみた印象をレビューでご紹介しましたが、ここでは簡単に他の口コミ評判も確認してみましょう。
楽天市場では平均評価☆5つ中4.0とかなり全自動コーヒーメーカーにしては高評価ですが、低評価な口コミもしっかり探してご紹介します。
アイリスオーヤマ全自動コーヒーメーカーの高評価な口コミ
簡単に挽きたてコーヒーが飲めるのは嬉しいです。
手入れは慣れれば大丈夫かな。
便利!
ワンボタンで美味しいコーヒーが作れるので、便利です。
手入れは面倒ですが、丸洗いできるのは助かります。
いいです。毎日、使ってもフィルターも洗えば使えるし1日に何回も飲めます。
豆もひけますのでこの値段では満足してます。
少し、豆を挽く音がもう少し静かならもっとよかったですが。挽いたものを使えば何の問題もありません。いい商品です。
高評価な口コミを確認すると、やはりほとんどのユーザーさんはお手頃な価格とおいしいコーヒーが淹れられる抽出能力や手軽さに満足している声がほとんどです。
全自動コーヒーメーカーに限らず、アイリスオーヤマの商品は本当にコスパに優れるので助かります。
アイリスオーヤマ全自動コーヒーメーカーの低評価な口コミ
ここのショップでは2度と買いたく有りません。
商品レビューだけでは無く、ショップレビューをしっかり見てから購入すれば良かったです。
同じ商品はいくらでも他のショップでもあるので!
平均評価が4.0なので、低評価な口コミ自体の数は少ないですが、まとめてみると「ミルの音が大きい」と「掃除が大変」という2つの低評価ポイントがほとんどです。
ミルの音に関してはすでにご紹介していますが、アイリスオーヤマのIAC-A600の音量は、良くも悪くもない平均的です。
集合住宅など、近所迷惑を心配する方なら、迷わず同じく1万円以下の全自動コーヒーメーカーで静粛性に優れたシロカSC-A221を選びましょう。
掃除が大変というのは、全自動コーヒーメーカーは基本どれも手間がかかります。これまで当サイトの全自動コーヒーメーカーレビューで8台ほど使用してきましたが、アイリスオーヤマのIAC-A600は全自動コーヒーメーカーの中ではお手入れが簡単な方です。
抽出が終わったら、バスケットごと取り外して水洗いするだけなので、これでも「面倒…」という方は、普通のコーヒーメーカーの方がいいかもしれません。
あと、数件ありましたが、商品というよりも、ショップに対する低評価の声がありました。
万が一の修理の際など、ショップを通して連絡することになるので、安全さを考えるとやはり公式ショップがベストかなと思います。
アイリスオーヤマIAC-A600の仕様
最後にアイリスオーヤマのサイズや重量な仕様を確認してみましょう。
- 機種名:IAC-A600
- サイズ:幅15.0cm×奥行き23.0cm×高さ28.0cm
- 重量:2.5kg
- 容量:最大600ml(4杯分)
- ミル機能:プロペラ式/2段階
- 保温機能:40分間の後、自動OFF
- フィルター:メッシュフィルター
アイリスオーヤマ全自動コーヒーメーカーは確かに神コスパ
アイリスオーヤマの商品はよく「神コスパ!」とメディアで紹介されることが多いですが、全自動コーヒーメーカーのIAC-A600についても、おいしいコーヒーを淹れる能力や手軽さ、お手入れのしやすさ、価格などを考えると、これ以上コスパに優れた全自動コーヒーメーカーはなかなかありません。
実売価格約7,000円と、普通のコーヒーメーカーとほとんど変わらない価格でミル機能がついて、いつでも手軽に挽きたての香り豊かなコーヒーが楽しめるので、「いちいちミルで豆を挽いたりするのは面倒だけど、おいしいコーヒーが飲みたい…」という方にはピッタリの商品です。
高級なブランド豆を買わなくても、挽きたてにするだけでコーヒーは味と香りがぐっと良くなるので、アイリスオーヤマの全自動コーヒーメーカーで手軽にちょっと贅沢なコーヒータイムを楽しんで見るのはいかがでしょうか?
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