
イタリア家庭のコーヒーに欠かせないマキネッタ。
日本でも徐々に知名度が高くなり、人気のコーヒー抽出器具ですが「家がIHだから…」と諦めていた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
マキネッタがIHで使えない原因の多くは「素材」と「底の直径」です。
特にビアレッティでもモデルによってIH対応が違うため、「買ったのに反応しない…」が起きがちです。
この記事では、まずIHで使えないときのチェックポイントと対策を整理した上で、IH対応のおすすめマキネッタ(モカポット)5選を紹介します。
INDEX
マキネッタがIHで使えない原因
まず大前提として、IHは「磁石がくっつく素材」かつ「反応する底の直径」が合わないと加熱できません。つまり、マキネッタが悪いというより“相性”の問題が多いです。
IHは「磁石がくっつく素材」じゃないと反応しない
IHは電磁誘導で鍋底を発熱させる仕組みなので、基本的には鉄・ステンレス(磁性あり)が反応しやすいです。アルミ製のマキネッタは、底面にIH対応の加工がないと反応しません。
底の直径が小さいとIHが反応しないことがある
IHコンロには「最小対応径」があり、底が小さすぎると検知されない場合があります。特に小型サイズ(1〜2カップ)は、IHの仕様によっては反応が弱いことがあります。
ビアレッティでも“モデルによって”IH対応が違う
「ビアレッティ=全部IHOK」ではありません。IH対応が明記されたモデル(例:モカインダクション等)を選ぶのが基本ですが、環境によっては反応しにくいケースもあるため、次のチェックも参考にしてください。
モカインダクションがIHで使えない時のチェック
「モカ インダクション ih 使えない」で検索する人が多いのは、IH環境が家庭ごとに違うからです。以下を順番に確認すると、原因が切り分けできます。
IHの最小対応径に合っているか確認
まずはお使いのIHコンロの仕様で最小対応径を確認してください。サイズが合わない場合、鍋底が検知されず通電しないことがあります。
鍋底(底面)の形状・反り・汚れで反応が落ちることも
底面の反りや、油膜・汚れが厚い状態だと接地が弱くなり、反応が不安定になることがあります。試すなら、底面を軽く拭く/平らな位置に置くだけでも改善する場合があります。
反応しない時の現実的な解決策
どうしても反応しない場合は、IH対応プレート(変換プレート)を使うのも現実的です。ただしプレートは立ち上がりが遅くなることがあるため、頻繁に使うなら最初からIH対応モデルに乗り換えるほうが快適なこともあります。
IH対応マキネッタの選び方
IH対応マキネッタ(モカポット)は、見た目が似ていても「対応熱源」「底径」「素材」で使い勝手が大きく変わります。ここだけ押さえると失敗しません。
素材はステンレス or IH対応プレート構造が安心

最もわかりやすいのは、IH対応が明記されたステンレス系、または底面がIH対応構造のモデルです。購入前に“IH対応”の表記を必ず確認しましょう。
サイズは「底径」で選ぶ(IHの反応範囲に注意)
カップ数だけでなく、IHが反応する底の直径も重要です。特に小型サイズは、IH側の仕様により反応しない場合があるため、心配なら対応径を確認しておくと安心です。
直火も使うなら「オール熱源」表記を確認
引っ越しや環境変化を考えるなら、IHだけでなく直火も含むオール熱源対応だと長く使えます。迷ったら「IH対応+直火OK」を選ぶのが無難です。
ステンレス製マキネッタ=IH対応ではない!

まず、ステンレス製のマキネッタが、すべてIH調理器に対応しているわけではありません。
IHで調理するには、有磁性のステンレス(18/0)である必要があります。
また、日本のIHヒーターの場合、接する底面直径の規格が12㎝以上。
それ以下の小さなマキネッタは、IHが反応してくれない場合が多いです。
ところが、モカポットはコンパクトでかわいらしい器具が多く、定番サイズ3~4カップ用でも直径12㎝ないことも…。
IHメーカーによっては12㎝未満でも使えますが、確実とは言えないため購入前に確認しましょう。
IH対応にするためのプレートもあり

どうしてもIH調理器を使わなければならない場合は、マキネッタをIH対応にする方法があります。
それは、ヒーティングプレートを使うこと。
ヒーティングプレートを介することで、ステンレス製もアルミ製も関係なく加熱できるようになります。
使い方は、IH調理器の上にヒーティングプレートをのせるだけ。
その他IH非対応の鍋やフライパンにも使えてとても便利です。
難点を言えば、ヒーティングプレートはイタリア製のものが4,000円~5,000円ほどと、値段が少々高く、IH非対応のマキネッタのためにだけ購入するには割高感が否めません。
IHヒーターで使うマキネッタを購入予定なら、最初からIH対応のモカ・ポットを選ばれた方がいいでしょう。

IH対応おすすめマキネッタ5選

最近は、IH調理器の普及と共に直火にもIHにも使えるマキネッタが増えてきました。
これから買うなら、どのようなモカ・ポットがいいのでしょうか?
IH対応のおすすめのマキネッタを厳選してみました。
1位:ビアレッティ モカ・インダクション
- 素材:上部/アルミニウム・下部タンク/ステンレス(18/0)
- カップ数:6カップ
- サイズ:4カップ/高さ170mm㎜ x 幅100㎜・高さ6カップ/高さ210mm㎜ x 幅110㎜
ビアレッティといえば、アルミ製の「モカ・エクスプレス」が有名ですが、そのデザインや趣はそのままで「インダクション仕様」に制作されたコーヒーメーカーが、「モカ・インダクション」です。
4カップ用と6カップ用タイプが選べます。
気になる底面の直径は約10cmと11㎝で、IHが反応するのか心配になりますが、実際は多くのIHヒーターで使えているようです。
パッキンやフィルターなどの交換パーツは、世界シェアNo.1の「モカ・エクスプレス」用を使えばいいので入手しやすいです。
2位:ヴァリラ イザベラ
- 素材:ステンレス(18/10)、取っ手/ベークライト 等
- カップ数:4・6・10カップ
- サイズ:4カップ/高さ175㎜×幅108㎜・6カップ/高さ203㎜×幅118㎜・10カップ/高さ230㎜×幅130㎜ ※メーカー公式HPより
スペイン発調理器具メーカーヴァリラ社の「イザベラ」は、IHをはじめ、ガスコンロや電気コンロまであらゆるタイプの熱源で使用可能なマキネッタです。
イザベラの魅力は、扱いやすさと耐久性。
高級ステンレス(18/10)を採用しているため、特に錆びや耐蝕性に強い特徴をもっています。
また、取っ手は握りやすい形状で使いやすさを追求します。
長く使用しても清潔に保てて高級感のあるイザベラ。
4,6カップタイプは、直径12㎝に満たしていませんが、ほとんどのIH調理器で反応しています。
マキネッタでは珍しいIH対応保証のある製品です。
まったく錆びないということではありませんが、錆びにくく耐久性に優れているため、管理もとても楽です。
イタリア発ステンレス製マキネッタの代表格が「イルサ」なら、スペイン発の定番は、IH対応「イザベラ」の一択でしょう。
3位:PEZZETTI ベルエクスプレス
- 素材:本体/アルミニウム ・ハンドル、つまみ/ナイロン・ 蓋の透明な部分/ポリカーボネート ※底面をIH用に表面加工
- カップ数:6カップ
- サイズ:6カップ/高さ185㎜×幅115㎜
「ベルエクスプレス」は、イタリア老舗PEZZETTI社製モカ・ポットのインダクション対応版です。
アルミ製のマキネッタですが、底に表面加工を施してIH調理器で使えるように設計されており、熱伝導率のよいアルミの利点を生かしてコーヒーを淹れることが可能です。
蓋のトップの透明部分は、蓋を開けなくても上から抽出具合をチェックできてとても便利。
また、アルミ製モカ・ポットに多いレトロなデザインを継承して、上部の角型と下部の曲線のユニークな質感が特徴です。
イタリアらしいカラフルなカラー展開もとてもお洒落。
海外では、1,3,6カップ用の3サイズ展開ですが、日本では主に6カップタイプが購入可能です。
4位:アレッシィ エスプレッソメーカー
- 素材:ステンレス(18/10、底面は18/0)
- カップ数:1、3、6カップ
- サイズ:1カップ/高さ150㎜×幅95㎜・3カップ/高さ175㎜×幅110㎜・6カップ/高さ205㎜×幅125㎜
アレッシィは、斬新なデザインで有名なステンレス製品メーカー。
優秀なデザイナーが創り出した洗練されたキッチングッズは、芸術品レベルで見惚れてしまうものばかりです。
アレッシィの直火エスプレッソメーカー「9090」は、リチャードサッパー氏によるデザイン。
ハンドルで上段と下段を開くしくみで、奇抜なデザインと機能性を共存させた設計になっています。
アレッシィの中でも特に人気の高いマキネッタとして、愛好家やコレクターに愛されています。
他のマキネッタよりも高価ではあるのですが、耐久性と腐食に強い高級ステンレス(18/10)と、底面はステンレス(18/0)という電磁性のよい素材を使い分け、減量フィルター付きで抽出量の調整もできてしまう優れものです。
5位:G.A.T カフェティエラ マグニフィカ
- 素材:本体/アルミニウム ・ハンドル、つまみ/ ナイロン ※底面をIH用に表面加工
- カップ数:3カップ
- サイズ:高さ155㎜×幅100㎜
日本ではあまり知られていませんが、イタリアでは有名なG.A.Tのモカ・ポット「マグニフィカ」。
木目調のウッド感が漂う取っ手がとてもお洒落なアルミ製のマキネッタで、底面がIH用に表面加工されています。
イタリアで愛されているブランドということで、取っ手部分はもちろん、ブランドロゴもとてもスタイリッシュ。
IHヒーターや直火にも対応しており、幅広いシーンで使うことができます。
また、IH対応なのに3カップ用のコンパクトな大きさも持ち歩きに便利。
直径が10㎝のため日本のIHヒーターで反応しないこともあるようですが、IH対応の鍋を横に置くか、IH対応のヒーティングプレートで使えるようになります。
よくある質問(FAQ)
Q. マキネッタはIHで使えますか?
A. 使えるモデルもありますが、IHは素材(磁性)と底の直径が合わないと反応しません。購入前に「IH対応」表記と、可能ならIH側の最小対応径も確認すると安心です。
Q. ビアレッティ(マキネッタ)がIHで使えないのはなぜ?
A. 「ビアレッティ=全部IH対応」ではなく、モデルにより対応が異なります。またIHコンロの仕様(最小対応径など)によっては、IH対応モデルでも反応が弱いケースがあります。
Q. モカインダクションがIHで反応しない時はどうすればいい?
A. まずIHの最小対応径と、マキネッタの底径の相性を確認してください。次に底面の反り・汚れを軽くチェック。それでも難しい場合は、IH変換プレートの利用も現実的です。
Q. IH対応マキネッタは何を基準に選べばいい?
A. 基準は①IH対応表記 ②素材(ステンレス系が安心) ③底径 ④使う人数に合うサイズです。迷ったらオール熱源対応を選ぶと環境が変わっても使いやすいです。
Q. IHプレート(変換プレート)を使えば解決しますか?
A. 多くの場合は解決しますが、プレート経由だと温まり方が変わることがあります。頻繁に使うなら、最初からIH対応モデルを選ぶほうがストレスが少ないこともあります。
IHにも対応したマキネッタでモカコーヒーを

今回は、IHにも対応したおすすめのマキネッタをご紹介しました。
本体がステンレス(18/0)製のコーヒーメーカーもあれば、底面をIH対応に加工したアルミ製のメーカーもあり、マキネッタはアルミがいいと思っている方にも選択の幅が広がったのではないでしょうか?
IHにも対応のオール熱源OKのマキネッタは、アウトドアでも家庭でも様々なシーンで使いやすくなって便利ですよね。
また、マキネッタは、キッチンインテリアとしてもお洒落なアイテムになります。
デザイン性から直感的に決めてみても面白いかもしれません。
愛着を持って、長く使えるコーヒーメーカーを選んでみてください。





























