コーヒー豆をセットしたら、後は自動でミル挽きから抽出までしてくれて、ボタン一つで挽きたてコーヒーが楽しめるのが魅力の全自動コーヒーメーカー。
中でもビタントニオから発売されている全自動コーヒーメーカー「VCD-200-B」は、1万円以下でも購入できるコストパフォーマンスにも優れた人気モデルです。
実際に今回は使ってみて、その使い心地や肝心の抽出能力について、口コミ評判とも比較しながらご紹介したいと思います。
INDEX
ビタントニオ全自動コーヒーメーカーVCD-200-Bの仕様
- モデル名:VCD-200-B(ブラウン)、VCD-200-I(アイボリー)
- サイズ:幅178mm×高さ305mm×奥行き288mm
- 重量:2.6kg
- ドリップ容量:約600ml
- カップ数:1杯~4杯
- 内蔵ミル:プロペラ式
- 蒸らし機能:◯
- サーバー:ステンレス製
ビタントニオ全自動コーヒーメーカーVCD-200-Bには、1万円以下の全自動コーヒーメーカーでは珍しい蒸らし機能までしっかり搭載されています。
また、本体やサーバーにもステンレス素材を使用していることから高級感もあって、一見すると1万円以下の全自動コーヒーメーカーには見えないですね。
ステンレスサーバーは2重構造ではないので保温性能はありませんが、ガラス製のように割れてしまうことがないので、小さな子どもがいる家庭などで評判が良いそうです。
では、実際に使ってみて肝心のコーヒーを淹れる能力や使い心地について確認してみましょう。
ビタントニオ全自動コーヒーメーカー使ってみた!
ビタントニオ全自動コーヒーメーカーの上部の蓋を開けると、すぐに豆をセットするホッパー部分と水を注水するタンクが見えます。
使い方は家電が苦手な方でも簡単です。
まず、ホッパー部分に飲みたい杯数分の豆をセットします。
基本1万円以下の全自動コーヒーメーカーはすべてプロペラ式ですが、ビタントニオ全自動コーヒーメーカーの全自動コーヒーメーカーももれなくプロペラ式。
ただし、微粉の発生量は控えめで、粉の粒度も調整できるので、意外と思い通りの味に抽出できます。
次に、杯数分の水をセットします。
サイズはコンパクトな全自動コーヒーメーカーですが、注ぎ口がかなり大きいので水の補給は水をこぼす心配がいりません。
また、サーバーを使って水を補給するのがめんどくさければ、バスケットがまるごと取り外せるので、水道まで持っていって直接給水することも可能です。
便利だなと思ったのが、内側の階段状になっている水の量を知らせる目印。
ほかのコーヒーメーカーだと、脇に透明な水の量を確認する部分がついていることも多いですが、水を注ぎながら脇を見るとこぼしやすいこともあります。
でも、ビタントニオ全自動コーヒーメーカーのこの方式なら、水を注ぎながら水タンクの中で水量が確認できるので、わかりやすいし安心です。
コーヒー豆と水をセットしたら、後は豆の粒度を調節してスタートボタンを押すだけです。
ビタントニオ全自動コーヒーメーカーには、1万円以下の全自動コーヒーメーカーでは珍しくミルで挽くコーヒー豆の粒度を調節する機能が搭載されています。
ダイヤルを真上にすると中挽きモードに、左に一つずらすと粗挽きモードになります。
同じ豆でも豆の挽き方でここまで味の変化が楽しめるのは面白いですね。
最近のサードウェーブコーヒー系では結構粗挽きの粉が使われています。
個人的にも粗挽きモードの方がコーヒー豆の個性がしっかり楽しめるような印象でした。
スタートボタンを押すと、ミルが作動してコーヒー豆を挽きだします。
はじめて全自動コーヒーメーカーを購入する方は、ミルの音の大きさに最初ビックリする方が多いです。
ほかにも全自動コーヒーメーカーを使ったことのある方なら、ビタントニオ全自動コーヒーメーカーのミルの音は平均的に感じるレベルです。
一番音が大きいところで、スマホのアプリをコーヒーメーカーに立て掛けた状態で71dbでした。
東京環境測定センターによると、70dbは騒々しい事務所や掃除機と音量と同じくらいだそうです。
「大きい音が出るんだと集合住宅だからご近所さんに気を遣う…」という方だと、同じ1万円以下の全自動コーヒーメーカーで静音ミルが搭載されたシロカのモデルのほうが平均60dbで静かでした。
「ステンレスサーバーは抽出している間に冷めちゃうからだめ…」なんて口コミもありますが、実際に抽出したばかりのコーヒーの温度を測ってみると、76℃とかなり熱々のコーヒーが淹れられています。
コーヒーメーカーで抽出したコーヒーがぬるいと感じる方や、冬で部屋の中の気温がかなり下がる場合は、飲む予定のコーヒーカップにお湯を入れたり、水を入れてレンジでチンすると、かなり改善されます。
では肝心のビタントニオ全自動コーヒーメーカーで淹れたコーヒーの味を確認してみましょう。
今回はレビューのためにブラジルNo.2の豆を使用しました。
中挽きと粗挽き両方を試してみたところ、中挽きはやはり苦味がしっかりと引き出した味わいになります。
ただ、プロペラ式だからなのかフレンチプレスでコーヒーを淹れた時のように少し粉っぽさも舌に感じます。
粗挽きモードで淹れたコーヒーは、ハンドドリップで丁寧に淹れた時のような豆の甘さまでしっかり引き出すことができていることに驚きました。
しっかりと挽きわけれているようで、粗挽きモードだとほとんど中挽きモードの時のような粉っぽさもありません。
個人的には粗挽きモードがおすすめです。
そして1万円以下で販売されている全自動コーヒーメーカーでここまでおいしくコーヒーが淹れられるのかと少しびっくりでした。
ビタントニオ全自動コーヒーメーカーはお手入れも楽々
全自動コーヒーメーカーはお手入れが面倒なものも少なくありませんが、ビタントニオVCD-200-Bについては掃除のしやすさもよく考えられています。
コーヒーの抽出後は、バスケットをそのまま持ち上げて水洗いできます。
コーヒーの粉はそのまま生ゴミに捨てても大丈夫ですし、シンクの三角コーナーの網に捨ててもOKです。
蓋に取り付けられているキャップがハンドドリップのようにお湯を注いで豆のおいしさを引き出す秘訣ですが、このパーツもミルが作動すると粉が付いてしまうので、取り外して簡単に水洗いしましょう。
使用後に洗わないといけないのは、基本的にバスケットとキャップ、ステンレスサーバーの3つのみ
です。
コーヒーメーカーはしずくが下の保温ヒーターに垂れて段々と汚くなっていきますが、ビタントニオ全自動コーヒーメーカーVCD-200-Bについては、しずくがこぼれないためのバルブが取り付けられているので、サーバーを取り外しても中に残っているコーヒーがこぼれません。
なので本体をきれいに保つのも簡単です。
ビタントニオ全自動コーヒーメーカーの口コミ評判を確認
実際にビタントニオVCD-200-Bを使ってみたレビューはご紹介したので、最後にこの全自動コーヒーメーカーについて寄せられている口コミ評判も確認してみましょう。
Amazonや楽天市場で合わせて130件の口コミが寄せられていて、平均評価は☆5中☆4.1、全体の84%のユーザーが☆5もしくは☆4と評価しています。
他の同価格帯の全自動コーヒーメーカーと比べても平均評価はかなり高めです。
ほとんどは満足している口コミ評判でしたが、中には低評価にしているユーザーもいたため、実際に口コミ評判の内容を確認してみましょう。
ビタントニオ全自動コーヒーメーカーの低評価な口コミ
実際に使っていて同様の問題が起きないので個体差かと思いましたが、原因がわかりました。
カップに注ぐ際に、勢いよく注ごうとすると、コーヒーがサーバーの蓋部分に触れてこぼれてしまいます。
ただし、普通に、もしくはゆっくり注げばサーバーから漏れることはないのでご安心を。
他のコーヒーメーカーを使ったことがないので比較できませんが、思っていたより不便です
使用済みのコーヒーがフィルターと本体に飛び散っているため、洗い流す以外できれいに捨てる方法がない
結局洗い流すことになって、流しのネットをこまめに変えないと行けないようになった
ただ、開き直って洗い流す分には楽に掃除できます
おそらく普通のコーヒーメーカーからはじめて全自動コーヒーメーカーを試すとほとんどの方が同じような感想になるのではないかと思います。
基本的に全自動コーヒーメーカーは、使用後の掃除が面倒です。
ただ、ビタントニオの商品は比較的その中でもメンテナンスはしやすい部類だと思います。
楽になるコツとしては、そのままコーヒーかすをシンクに流してしまうとすぐ詰まってしまうので、100均などで売っている水切りネットをシンクに用意しておくと、後片付けがかなり楽になります。
*ステンレスフィルターやネルドリップでコーヒーを抽出している方でもこのネットを使っている方が多いです。
ビタントニオ全自動コーヒーメーカーの低評価な口コミを見ていると、ほとんどがすでにご紹介した“傾けすぎるとサーバーからコーヒーが溢れる”と“後片付けが大変”の2つでした。
後片付けに関しては、全自動コーヒーメーカー全体の特徴というか短所なのでこれ以上の改良は難しいかもしれませんが、サーバーについては確かにもうひと工夫あってもよいかもしれません。
ビタントニオの次のモデルに期待です。
ビタントニオ全自動コーヒーメーカーの高評価な口コミ評判
おしゃれで簡単
豆を挽く際の音はそれなりにありますが、短時間なので、私は気になりません。 操作も簡単で美味しいコーヒーが飲めました。
ミルや給水タンクは丸洗いができてとても衛生的ですが、コーヒーの粉を洗い流す時は排水溝が大変な事になります。ストッキング状の排水ネットがあると良いです。
使用後の粉の処理に手間がかかりますが(今までペーパーフィルターを使用していたので)他は満足しています。
付属品(部品など)の購入もできるようなので安心です。
金属パネルなど、デザインの高級感は同価格帯の全自動コーヒーメーカーの中では頭一つ抜けている感じがします。
そして高評価な方の口コミは、この方のように100均の生ゴミネットを使っている方がとても多いです。
淹れたコーヒーに甘みを感じた
商品到着後、余っていたいつものコーヒーを淹れてみたら甘みを感じた。
ペーパーフィルタで淹れていると紙の味が感じられるが、金属フィルターで淹れると微粉が出てきて良い事ばかりではない事は周知の事実であったが、やっぱりペーパーフィルターはやめておこうくらいの気持ちで購入した。
しかし、淹れてみたら期待以上の味になっており、甘みを感じたのには驚いた。
おそらくフィルターの性能やドリップの湯温が適切なのではないかと思う。
豆を購入して挽いて淹れるのが楽しみです。
この口コミに同感です。
4万円以上する高級全自動コーヒーメーカーをレビューした際に、コーヒーメーカーでここまで甘さが出せるのかとすこしびっくりしましたが、ビタントニオ全自動コーヒーメーカーでもそれにかなり近いくらいしっかりと豆の個性を引き出すことができます。
プロペラ式のミルでここまでしっかり味が出せることにびっくりしました。
高評価はやはり挽きたてコーヒーが手軽に飲めるのに満足している方が多いです。
そして、後片付けなど、全自動コーヒーメーカーの短所も上手に使いこなしている方が多い印象でした。
実際に使用してみた印象や、口コミ評判を確認してみて、1万円前後でこのクオリティの全自動コーヒーメーカーが買えるのはかなりのコスパの高さを感じます。
ビタントニオ全自動コーヒーメーカーはアリ!!
全自動コーヒーメーカーのほとんどは2万円~3万円台が相場ですが、その中で1万円前後で購入できる数少ないモデルがビタントニオVCD-200-Bです。
実際に使ってみると、ミルも好みから2段階に挽き分けられ、蒸らし機能が付いていて、さらにステンレスサーバーまで搭載されている非常にコストパフォーマンスに優れた全自動コーヒーメーカーです。
口コミ評判でも高評価が多いのも頷けます。
特にコーヒーの風味の中でも甘みをしっかり引き出せるのが魅力に感じます。
1万円前後で、手軽に挽きたてコーヒーが飲める全自動コーヒーメーカーを探している方はビタントニオ全自動コーヒーメーカーを検討してみてはいかがでしょうか?