サイフォンとドリップの違い

コーヒーの数ある抽出方法の中でも、特に高い演出効果のあるサイフォン

インテリアとしても置いてあるだけで部屋をおしゃれにしてくれます。

ただし、肝心のサイフォンを使ったコーヒーの味はどうなのでしょうか?

中には『サイフォンの購入を考えているけど、ドリップとどんな違いがあるのか?』と気になっている方もいらっしゃると思います。

そこで、今回の記事では…

  • サイフォンとドリップの味の特徴とは?
  • サイフォンのドリップとの違いによるメリットとは?
  • サイフォンのドリップとの違いによるデメリットとは?

といった疑問にお答えします。

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サイフォンとは

サイフォンで抽出中

サイフォン式の歴史は古く、19世紀の初期にヨーロッパで開発された抽出方法です。

実は誰が発明した抽出方法なのか、正確な起源は分かっていません。

現在のガラス風船型の形状をしたサイフォンは、1841年にフランスのヴァシュー夫人が特許を取得しヨーロッパで普及しました。

日本では大正時代からサイフォンが使われるようになりましたが、全国的に認知されるようになったのは昭和の喫茶店が流行してからのことです。

スタッフ
“サイフォンの原理”と呼ばれる、隙間のない管を利用して、液体をA地点からB地点まで、途中で高い場所を通って導く、高低差のエネルギーの違いを利用したメカニズムを活用しているため、この抽出方法はサイフォン式と呼ばれるようになりました。
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サイフォンとドリップの違いとは?

サイフォンの選び方

では、実際にサイフォンとドリップにどんな違いがあるのか見てみましょう。

サイフォンとドリップは抽出方法の種類が違う

抽出されるサイフォンコーヒー

サイフォンとドリップはそもそも抽出の方式が違います。

コーヒーの抽出方法は、大きく分けるとコーヒーの粉にお湯を通す「透過法」お湯にコーヒーの粉を浸す「浸漬(しんし)法」と、の2つに分けることができます。

台形や円錐形のドリッパーを利用してコーヒーを抽出するハンドドリップは、お湯がコーヒーの層を通って下のサーバーにコーヒーになって落ちるため透過法」に分類されます。

そして、サイフォンはお湯がフラスコからロートに上がって、コーヒーの粉と混ざりあってコーヒーを抽出するため「浸漬(しんし)法」に分類されます。
フレンチプレスなども、浸漬法に分類される抽出方法です。

関連記事フレンチプレスとは|豆の個性を伝える特徴やその歴史について

サイフォンとドリップだとコーヒーの風味にも違いがでる

サイフォンでいれたコーヒー

サイフォンとドリップでは抽出方法が違うため、コーヒーの味にも違いが出ます。

  • ドリップ…しっかりとしたコクのある香味のコーヒーが入れやすい
  • サイフォン…すっきりとしてマイルドな口当たりのコーヒーが入れやすい

お湯に一定時間浸けるサイフォンの方が濃いコーヒーになりやすいと思われがちですが、短時間高温抽出でできたコーヒー液はネルフィルターを通してフラスコに落ちるため、角がとれてまろやかな香味になるのがサイフォンの特徴です。
ただし、ドリップと比べると抽出温度は高いため、どちらかというと酸味より苦味がしっかり効いた味わいになりやすいです。

初めての方におすすめのサイフォン

「これからサイフォンを試してみたい!」という方におすすめなのがハリオのテクニカシリーズです。

競技会でも使用されるほどしっかりした抽出器具ですが、料金も手頃でアフターパーツもしっかり揃っています

スタッフ
サイフォンは愛用し続けるために「アフターパーツが揃っている」というがとても重要です。
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サイフォンと聞くと、昭和の喫茶店をイメージする方もいるかも知れません。

ただし、最近ではサイフォンの上質な豆の持つ『良質な酸味』や『余韻の残る甘み』を引き出しやすい特徴が再評価され、サードウェーブ系のコーヒーショップの中にも採用しているところがあり再び注目を集めています。

サイフォンとドリップの違いによるメリットとデメリット

サイフォンのフラスコ

サイフォンはドリップと比べると、メリットとデメリットがはっきりしています。

サイフォンの購入を考えている方もいらっしゃると思うので、正直にご紹介したいと思います。

サイフォンのメリット

  • 見た目の演出効果が抜群
    数ある抽出方法の中でも演出効果は抜群。
    友人や恋人の前でサイフォンを使ってコーヒーをいれるだけで、場が盛り上がるのは間違いありません。
  • 豆の良さをしっかり引き出す
    浸漬法のサイフォンは豆本来の特徴をしっかりと引き出して、ネルフィルターを通すことでまろやかなコーヒーがいれられます。
    コーヒーが苦手な方にも比較的飲みやすい抽出方法です。
  • 味の再現性が高い
    見た目の派手さの割に、サイフォンの抽出難易度はハンドドリップほど高くありません。
    お湯の温度と抽出時間さえ守れば、毎回同じように好みの味でコーヒーが抽出できます。
  • インテリアとしても◎
    使わない時にも部屋の雰囲気をおしゃれにしてくれます。
    サイフォンはコーヒー好きのインテリアとしてもおすすめです。

サイフォンのデメリット

  • 初期費用がかかる
    ペーパードリップは1,000円前後で初心者向けのセットが購入できますが、サイフォンの場合は一通り揃えるとサイズにもよりますが6,000円~8,000円程度の費用がかかります。
  • コーヒーの抽出に時間がかかる
    ペーパードリップはお湯さえわけばすぐに抽出できますが、サイフォンの場合はお湯を使ってもアルコールランプで沸騰させて抽出が終わるまでに、10分前後の時間が必要です。
    好きな人にとっては、時間をゆっくりかけて楽しめるのでデメリットではありませんが、『急ぎの時にはペーパードリップ』と使い分けても良いかもしれません。
  • 手入れが面倒
    サイフォンは部品数が多く、フラスコなどはガラス製なため、お手入れには気を使います。
    またネルフィルターも冷蔵庫で冷蔵保存が必要など、ペーパードリップと比べると少し面倒です。

こうして見てみると、もちろんサイフォンにはデメリットがあるんですが、それでも使い続けたいと思わせるような魅力があるのも確かです。

『サイフォンを購入しようかな…』とお悩みの方がいれば、コーヒーの楽しみ方の幅が広がるのでおすすめします。

サイフォンでコーヒーの魅力を引き出そう

サイフォンからコーヒーを注ぐ

コポコポと音を立てながらお湯やコーヒーが前後する様子を目でも楽しめる演出効果の高いサイフォン

ペーパードリップの透過法とは違い、しっかりコーヒーの粉をお湯につける浸漬法を利用した抽出方法なので、しっかりと豆の成分を引き出して、豆本来の違いを楽しむことができるのがサイフォンの特徴です。

お悩みの方は、サイフォンを使ってコーヒーの魅力を今よりももっと感じてみるのはいかがでしょうか。


 

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