
ビアレッティのモカエキスプレスは、マキネッタを初めて買う人にとって、もっとも選びやすい王道モデルです。
アルミ製の八角形ボディ、直火で淹れるシンプルな構造、そして長く使える定番感。
「マキネッタといえばこれ」と言っていいほど、代表的なモデルです。
ただし、モカエキスプレスにも注意点はあります。
厚いクレマを出す器具ではありませんし、IHではそのまま使えないことが多いです。
また、アルミ製なのでステンレスのようにピカピカの状態を保つ器具でもありません。
この記事では、ビアレッティ モカエキスプレスの味、メリット・デメリット、ブリッカとの違い、何カップを選ぶべきか、IHで使う場合の注意点まで、購入前に知っておきたいポイントをまとめてレビューします。
- 初めてマキネッタを買う人
- 王道のビアレッティを選びたい人
- シンプルで扱いやすいモデルがいい人
- クレマより、香ばしく濃いモカコーヒーを楽しみたい人
- 使い込んで道具を育てる感覚を楽しみたい人
- サイズ選びで迷ったら、まず3カップ用を基準にしたい人
- 厚いクレマを出したい人
- IHでアダプターなしに使いたい人
- 毎回洗剤でピカピカに洗いたい人
- 水滴跡や黒ずみが気になる人
- 大きいサイズで少量だけ淹れようとしている人

INDEX
ビアレッティ モカエキスプレスとは?
ビアレッティ モカエキスプレスは、直火式マキネッタの定番モデルです。
下部タンクに水を入れ、バスケットにコーヒー粉をセットし、火にかけて抽出します。
構造はシンプルですが、濃厚で香ばしいモカコーヒーを楽しめるのが魅力です。

モカエキスプレスは、エスプレッソマシンではありません。
そのため、業務用エスプレッソマシンのような厚いクレマを作る器具ではありません。
楽しむべきなのは、直火式らしい香ばしさと、ペーパーフィルターでは出にくい濃厚感です。
初めてマキネッタを買うなら、まずモカエキスプレスを基準に考えると選びやすいです。
モカエキスプレスのメリット・良かったところ
モカエキスプレスの良さは、派手な機能ではなく、長く使いやすい定番感にあります。
ここでは、実際に購入前に知っておきたいメリットを整理します。
シンプルで扱いやすく、失敗しにくい
モカエキスプレスは、構造がシンプルです。
水を入れる、粉を入れる、本体を締める、火にかける。
基本はこの流れだけです。
もちろん、粉の挽き目や火加減で味は変わります。
ただ、ブリッカのようにクレマを狙うモデルほどシビアではありません。
初めてのマキネッタで「まず失敗を減らしたい」という人には、モカエキスプレスはかなり選びやすいです。
洗剤不要。使い込んで「器具を育てる」楽しみがある
モカエキスプレスはアルミ製です。
ステンレス製の器具のように、毎回洗剤でピカピカに洗うというより、水洗いを中心に使い込んでいくタイプの道具です。
最初は金属っぽさや新品感がありますが、何度も使っていくうちに、自分の道具としてなじんでいく感覚があります。
この「育てる感じ」は、アルミ製マキネッタならではの魅力です。
逆に、常に新品のような見た目を保ちたい人には、少し合わないかもしれません。
マキネッタらしい香ばしい味を楽しめる
モカエキスプレスで淹れるコーヒーは、ペーパードリップよりも濃く、香ばしさが出やすいです。
エスプレッソほど高圧ではありませんが、しっかりしたコクと直火式らしい味わいを楽しめます。
ブラックで少量を濃く飲むのもいいですし、砂糖を少し入れてイタリア風に飲むのも合います。
ミルクで割る場合は、やや濃いめの豆や深煎り寄りの豆を使うとバランスが取りやすいです。
交換部品が探しやすく、長く使いやすい
モカエキスプレスは定番モデルなので、パッキンやフィルターなどの交換部品を探しやすいのもメリットです。
マキネッタは、使っているうちにパッキンが劣化したり、フィルターが詰まったりすることがあります。
そのときに交換部品を見つけやすいモデルは、長く使ううえで安心です。
安く買える無名モデルもありますが、長く使う前提なら、モカエキスプレスのような定番モデルは選びやすいです。
モカエキスプレスのデメリット・注意点
モカエキスプレスは王道モデルですが、万能ではありません。
買ってから「思っていたのと違った」とならないように、注意点も先に見ておきましょう。
厚いクレマは出ない。クレマ目的ならブリッカ
モカエキスプレスは、厚いクレマを出すための器具ではありません。
表面に少し泡が出ることはありますが、エスプレッソマシンのような厚いクレマはほぼ出ないと考えてください。
「クレマを出したい」「普通のマキネッタより濃厚感を狙いたい」という人は、ブリッカの方が向いています。
IHではそのまま使えない。アダプターか別モデルが必要
モカエキスプレスはアルミ製のため、IHではそのまま使えないことが多いです。
IHで使いたい場合は、ビアレッティ純正のインダクションプレートを使う方法があります。
ただし、プレートを毎回使うのが面倒に感じる人もいます。
これから新しく買うなら、最初からIH対応のモカインダクションや、ステンレス系のヴィーナスを選ぶ方がラクな場合もあります。

アルミ製なので水滴跡や黒ずみは出やすい
モカエキスプレスはアルミ製なので、使っているうちに水滴跡や黒ずみが出ることがあります。
これは、モカエキスプレスを使ううえで避けにくい部分です。
ピカピカの状態を保つというより、使い込んだ風合いを楽しむ器具だと考えると、気持ちよく使いやすいです。
黒ずみや水滴跡がどうしても気になる人は、ステンレス製のヴィーナスなども候補に入ります。
モカエキスプレスとブリッカの違い
モカエキスプレスとブリッカは、どちらもビアレッティの人気モデルです。
ただし、向いている人はかなり違います。
| 比較項目 | モカエキスプレス | ブリッカ |
|---|---|---|
| 特徴 | 王道の直火式マキネッタ | クレマや泡立ちを狙いやすい特殊モデル |
| 味の方向性 | 香ばしく飲みやすいモカコーヒー | 濃厚でパンチが出やすい |
| クレマ | 厚いクレマはほぼ出ない | 条件が合えば泡立ちを狙いやすい |
| 使いやすさ | 比較的扱いやすい | 水量・火加減がややシビア |
| おすすめの人 | 初めてマキネッタを買う人 | クレマや濃厚感を重視したい人 |
扱いやすさで選ぶなら、モカエキスプレス。
クレマや濃厚感を狙うなら、ブリッカ。
この分け方が一番分かりやすいです。
初めての1台としては、モカエキスプレスの方が失敗しにくいです。
一方で、普通のマキネッタでは物足りない人や、ミルクで割って濃く飲みたい人は、ブリッカもかなり魅力があります。
モカエキスプレスのサイズ選び|何カップを選ぶべき?
モカエキスプレスで一番迷いやすいのが、サイズ選びです。
1カップ、2カップ、3カップ、4カップ、6カップなど選択肢が多いため、どれを買えばいいか迷う人が多いです。
先に結論を言うと、初めての1台で迷ったら3カップ用が一番選びやすいです。
大は小を兼ねない!飲む量に合うサイズを選ぶ
マキネッタは、大きいサイズを買って少量だけ淹れるのが苦手です。
「6カップ用を買って、1人分だけ淹れればいい」と考える人もいますが、これはあまりおすすめしません。
マキネッタは、カップ数に合った粉と水を入れて抽出する器具です。
粉や水を少なめにすると、抽出が不安定になり、味が薄くなりやすいです。
迷ったら3カップ用が一番使いやすい
モカエキスプレスで迷ったら、まずは3カップ用を基準にしてください。
ビアレッティの「カップ」は、日本のマグカップ1杯分ではありません。
エスプレッソカップ基準なので、1カップや2カップはかなり少なく感じることがあります。
3カップ用なら、一人で濃く飲むにも、少しミルクで割るにも使いやすいです。
初めての1台として、失敗しにくいサイズです。

一人で少量なら2カップ用
一人で少量を濃く飲みたい人なら、2カップ用も候補になります。
ただし、マグカップ1杯分のコーヒーを想像していると、少なく感じやすいです。
ブラックで少量を濃く楽しみたい人、エスプレッソカップ感覚で飲みたい人に向いています。
二人・カフェラテ用なら4カップ用、家族用なら6カップ用
二人で飲むことが多い人や、カフェラテ用に少し多めに抽出したい人は、4カップ用が候補になります。
家族で飲む、来客用にも使う、まとめて淹れたいという人は6カップ用も選択肢です。
ただし、毎回一人で飲むなら4カップや6カップは多く感じやすいです。
普段の飲む人数に合わせて選びましょう。
モカエキスプレスに合う豆・粉・挽き目
モカエキスプレスをおいしく使うには、豆と挽き目も重要です。
器具が良くても、豆や粉が合っていないと、薄い・苦い・詰まるといった失敗につながります。

中深煎り〜深煎りが合わせやすい
モカエキスプレスには、中深煎り〜深煎りの豆が合わせやすいです。
香ばしさやコクを出しやすく、マキネッタらしい濃厚な味に近づけやすいからです。
酸味の強い浅煎りでも使えますが、初めてなら中深煎り〜深煎りの方が失敗しにくいです。
挽き目は細挽き寄り。ただし極細挽きは避ける
挽き目は、ドリップより細かく、エスプレッソマシン用より少し粗めが目安です。
極細挽きにすると、お湯が通りにくくなり、詰まりや苦味の原因になります。
粗すぎると、味が薄くなりやすいです。
粉は押し固めず、バスケットにすりきりで入れてください。
モカエキスプレスが向いている人・向いていない人
モカエキスプレスは王道モデルですが、すべての人に最適というわけではありません。
向いている人と、別モデルを検討した方がいい人を整理します。
モカエキスプレスが向いている人
- 初めてマキネッタを買う人
- 王道のビアレッティを選びたい人
- シンプルで扱いやすいモデルがいい人
- クレマより香ばしいモカコーヒーを楽しみたい人
- 使い込んで道具を育てる感覚が好きな人
- サイズ展開が多いモデルから選びたい人
モカエキスプレスが向いていない人
- 厚いクレマを出したい人
- IHでプレートなしに使いたい人
- 水滴跡や黒ずみが気になる人
- 毎回洗剤でしっかり洗いたい人
- ステンレス製の清潔感を重視する人
厚いクレマを出したいならブリッカ。
IH対応や手入れのしやすさを重視するなら、モカインダクションやヴィーナスも候補です。
ただ、初めてのマキネッタとして考えるなら、モカエキスプレスは今でもかなり選びやすい定番モデルです。
まとめ|初めてのマキネッタならモカエキスプレスはかなり選びやすいです
ビアレッティ モカエキスプレスは、初めてのマキネッタに選びやすい王道モデルです。
- シンプルで扱いやすい
- マキネッタらしい香ばしい味を楽しめる
- サイズ展開が多く、飲む量に合わせて選びやすい
- 迷ったら3カップ用が使いやすい
- 厚いクレマ目的ならブリッカの方が向いている
- IHではプレートや対応モデルの検討が必要
- アルミ製なので、使い込んで育てる感覚を楽しめる
モカエキスプレスは、派手な機能で選ぶ器具ではありません。
直火で淹れるシンプルさ、アルミ製ならではの道具感、香ばしく濃いモカコーヒーを楽しめること。
そこに魅力を感じる人には、かなり満足度の高い1台です。
初めてマキネッタを買うなら、まずは3カップ用を基準に考えると失敗しにくいです。





































