数ある抽出方法の中でも、特に高い演出効果のサイフォン

昭和の喫茶店のイメージが強いかもしれませんが、見た目だけでなく、豆本来の特徴をしっかりと引き出すのに適した抽出方法として、近年再び注目されています。「最近サイフォンを使い始めた」という方も少なくないのではないでしょうか?

そこで今回の記事では、コーヒーの味わいを大きく左右する抽出の時間の違いでどのように味が変化するのか実際に実験してみたいと思います。サイフォンを使ったコーヒーの入れ方の参考にしていただければ幸いです。

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サイフォンの入れ方のポイント:抽出の時間

サイフォンは抽出の難易度自体はそこまで高くなく、慣れてしまえば味の再現性も高い抽出方法です。

では、好みの味を引き出すにはどうしたらいいのでしょうか?

お湯の温度撹拌と並んで重要とされているのが抽出の時間です。1回目の撹拌のあと、一般的には15秒から45秒間ほどの抽出時間をかけます。では、この抽出時間の違いでどのように味は変化するのでしょうか?

実際に3通りのパターンを試してみました。

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3つの抽出時間でコーヒーの味はどう変化する?

今回の実験では、15秒間・45秒間・1分30秒の3つの抽出の時間でコーヒーの味がどのように変化するのか確認したいと思います。

Aが15秒間、Bが45秒間、Cが1分30秒間です。

【コーヒーの種類】

  • コロンビア スプレモ シティーロースト 15g
  • お湯150ml

普段からハンドドリップでよく飲む豆です。芳醇な甘みが感じられ、酸味と苦味のバランスが良く飲みやすい印象です。サイフォンを使った抽出時間の差でどのようにバランスの良い味が変化するのか楽しみです。

普段のハンドドリップでの豆の風味

サイフォンを使った入れ方

抽出時間の違いだけでどのようにコーヒーの味が変化するか知るために、極力3回とも同じ条件で抽出を行いました。

3つの抽出時間の味の変化

A…抽出時間15秒間で入れたコーヒー

ハンドドリップで普段飲んでいる豆と同じとは思えないほど、スッキリとした上質な酸味と、ほのかな甘み。苦味はほとんどなく、ライトボディでとても飲みやすく、物足りない味を半分期待しながら抽出したのですが、良い意味で裏切られました。朝スッキリとしたコーヒーが飲みたい時などにオススメだと思います。

B…抽出時間45秒間で入れたコーヒー

普段のハンドドリップに非常に近い味わいです。ただし、香りはハンドドリップの方が良いかもしれません。その分、口の中に残るコクがとてもやわらかく、舌で感じる苦味もまろやかになりました。これはネルフィルターとペーパーフィルターの違いが大きいのかなと思います。

C…抽出時間1分30秒間で入れたコーヒー

サイフォンでは、「抽出時間が1分を超えないように」とよく言われていますが…本当でした。一言で言えば、煮詰めたコーヒー?飲むと苦味と一緒にエグミがやってきます。最後に口の中に残る余韻も基本的に雑味なので、なかなか2口目を飲む勇気が出ませんでした。時々抽出するのにタイマーを押し忘れてしまうことが筆者はあるのですが、サイフォンの場合は、押し忘れたら早めに抽出を終えるのがベターだとよくわかりました。

抽出の時間でコーヒーの味は変わる

サイフォンでよく言われる「15秒間~45秒」の抽出時間の差によって、どのようにコーヒーの味が変化するのか実際に試してみました。

結果は、すでにご紹介したように、予想以上に酸味と苦味のバランスが変わることがわかりました。毎日同じ豆を飲んでいると、時々少し飽きることがありますが、同じ豆でもこんなに表情の違う味が楽しめるのであれば、ずっと飲み続けられそうです。

いろいろな条件を変えながら、自分好みのコーヒーの味を追求していきましょう。

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