花が咲き誇る心地よい春…。本来なら心地よい季節のはずですが、「またこの時期が来た…」と憂鬱な方も少なくないのではないでしょうか。

花粉症に悩む人は増え続けていて、東京都が2017年に発表した調査結果によると、都内の48.8%もの人がスギ花粉症 を抱えているそうです。※詳しくはコチラ

日常生活もままならなくなることがある煩わしい花粉症ですが、症状を軽減するのにコーヒーが役立つ可能性のあることが研究でわかってきました。今回の記事では、意外と知られていないコーヒーと花粉症の関係性をご紹介します。

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花粉症のメカニズム


まずは簡単に花粉症のメカニズムについておさらいしてみましょう。

花粉症とは、体内に入った花粉に対して身体が起こす異物反応のことです。本来ならこの異物反応は身体を守るための良い反応ですが、アレルギーの素因を持った人の場合、花粉が体内に入ると対抗するための抗体が作られます。そして数年から数十年かけて抗体の量が十分になると、花粉が身体に入る度に過剰反応としてくしゃみや鼻水、涙などのいわゆる花粉症の症状 があらわれます。

飛散する花粉量が年々増加 していたり、空気中の汚染物質の増加 などの影響から、小さな子どもから老齢の方まで花粉症にかかる人が増加しています。

環境省が作成した花粉症についてのマニュアル(PDF)もご確認ください。

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クロロゲン酸で花粉症の症状が軽減!?


患者数の増加に伴い、花粉症に関する研究も行われています。その中でも岡山大学大学院の准教授 杉本氏の研究で、コーヒーに花粉症の症状を軽減させる可能性があることが発見されました。

注目されたのは、コーヒーに含まれるクロロゲン酸

クロロゲン酸とは、ワインなどに含まれていることでも有名なポリフェノールの一種で、コーヒーにはカフェインよりも多く含まれている成分です。

実験では、アレルギー性鼻炎モデルのマウスを3つのグループに分けて、クロロゲン酸水溶液を0.03%、0.1%、0.3%と異なる濃度で与えながら、予防的効果と治療的効果が観察されました。

結果は、クロロゲン酸を与えられたモデルマウスは、他のマウスと比べてくしゃみ反応や鼻かき行動が有意に減少することが確認されました。クロロゲン酸には、モデルマウスのアレルギー反応を軽減する効果があることがわかりました。

ただし、一回だけクロロゲン酸を与える実験では効果が確認されず、最低でも2週間は継続してクロロゲン酸を与えないと効果があらわれませんでした。

この実験を通して、花粉症などアレルギー性疾患を持つ人がコーヒーを継続して飲むことで、症状を緩和できる可能性があることがわかりました。

もちろんコーヒーは薬ではないため、日常生活に支障をきたすような花粉症の場合、医療機関と相談しながら治療を行うことが必要です。ただし、コーヒーを飲むことは毎日の生活の中でもできる簡単な習慣なので、気軽に緩和・予防策として取り入れてみるのはいかがでしょうか?

コーヒーの目安となる摂取量


実験結果ではクロロゲン酸濃度のより濃い水溶液の方が症状を緩和する効果がより高いことが確認されています。ただし、花粉症を予防・緩和するためにコーヒーを飲みすぎるのには注意が必要です。

コーヒーの目安となる摂取量は一日2~3杯です。

一杯のコーヒーにはカフェインが70mg~140mgほど含まれています。国際的な基準は定められていませんが、一般的には一日のカフェインの摂取量目安は400mgと言われてます。

カフェインの過剰摂取には、不眠やめまい、心拍数の増加、依存症といった副作用 もあるため、摂取量には注意が必要です。
 

まとめ


年々増え続けている花粉症患者。「春になるとマスクや眼鏡が欠かせない」という方も少なくないと思います。治療法や医薬品の開発も進められていますが、研究を通してコーヒーに含まれるクロロゲン酸にもアレルギー性疾患を緩和する効果があることがわかってきました。

日常生活の中で取り入れられる予防・緩和策として、毎日コーヒーを飲んでみるのはいかがでしょうか。

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