
デロンギの全自動コーヒーマシンを使っていて、「ミルクが出ない」「泡がふわふわにならない」「前はもっときれいに出ていたのに最近おかしい」と感じることがあります。
このトラブルは、同じ“ミルク不調”でも、ラテクレマ搭載機なのか、手動フロッサー機なのかで見る場所がかなり変わります。
ここを混ぜると、掃除する場所も直し方もズレてしまいます。
この記事では、デロンギのミルクメニューでよくある「出ない」「泡立たない」を、ラテクレマ搭載機と手動フロッサー機に分けて、初心者でもすぐ確認できる順番で整理します。
ミルクメニューそのものの違いを先に整理したい方は、デロンギのミルクフロッサー・ミルクメニューの違い|ラテクレマ Hot/Coolと手動スチームを解説もあわせてどうぞ。
先に結論
デロンギのミルク不調は、まず機種タイプを分けることが大切です。ラテクレマ搭載機ならミルクコンテナのふた・吸い上げ管・CLEAN不足、手動フロッサー機ならミルクの温度・ノズル穴の詰まり・蒸気の出方を先に見てください。どちらのタイプでも、冷たいミルクを使う、お手入れを後回しにしない、異音や警告表示が出たら使い続けないの3つが基本です。
INDEX
まずは自分の機種がどちらか確認する
最初にここを切り分けるだけで、見る場所がかなり絞れます。
デロンギのミルク機能は、大きく分けると2タイプです。
ラテクレマ搭載機は「ミルクコンテナ付き」のワンタッチタイプ
ミルクコンテナを本体前面に差し込み、カプチーノやラテマキアートをワンタッチで作るタイプは、ラテクレマ搭載機です。
このタイプは、ミルクが出ない時にミルクコンテナのふた・吸い上げ管・フロス調整ダイヤル・CLEANを先に見るのが基本です。
ミルクメニューの違いを先に整理したい方は、デロンギのミルクフロッサー・ミルクメニューの違い|ラテクレマ Hot/Coolと手動スチームを解説も参考になります。
手動フロッサー機は「蒸気ノズルで自分で泡立てる」タイプ
マグニフィカSのように、横や前面のスチームノズルから蒸気を出して、自分でミルクジャグを当てて泡立てるタイプは手動フロッサー機です。
このタイプは、ラテクレマのようにコンテナ側を見るのではなく、ミルクの温度、ノズルの詰まり、蒸気がしっかり出ているかを先に確認した方が原因を絞りやすくなります。
買った直後の使い方や基本操作から見直したい方は、デロンギコーヒーメーカーの使い方|最初にやる設定と失敗しない使い方を解説もあわせてどうぞ。
症状別の早見表
「何から見ればいいか分からない」という方向けに、先に全体像をまとめます。まずは自分の症状に近い行を見てください。
スマホの方は横にスライドしてみてください。
| 症状 | 機種タイプ | まず見る場所 | 最初の対処 |
|---|---|---|---|
| ミルクがほとんど出ない | ラテクレマ | ふた、組み立て、吸い上げ管 | CLEAN、分解洗浄、組み直し |
| 泡が大きい・飛び散る | ラテクレマ | ミルク温度、ふた、ダイヤル裏 | 冷たいミルク、ふた洗浄 |
| 蒸気は出るのに泡が荒い | 手動フロッサー | ミルク温度、ミルク種類 | 冷たい牛乳で再確認 |
| 蒸気が弱い・泡立たない | 手動フロッサー | ノズル穴、水・蒸気の出方 | ノズル洗浄、蒸気確認 |
| 最近だけ急におかしい | 両方 | お手入れ不足、部品の戻し方 | 分解洗浄、再組み立て |
ラテクレマ搭載機でミルクが出ない時の確認ポイント
ここからは、ラテクレマ搭載機を先に見ていきます。
ワンタッチで便利な分、ミルクコンテナ側の汚れや組み立てズレがそのまま不調につながります。
まずはCLEANを後回しにしていないか確認する
ラテクレマ搭載機は、ミルクメニューの抽出後にCLEANを回す前提で使うものです。
ここを飛ばすと、ふた内部の通り道にミルク成分が残りやすくなります。
「昨日までは普通だったのに、今日だけ出ない」という時ほど、まずCLEAN不足を疑ってください。
ミルクメニューを何杯か続けて作る時でも、最後にはきちんとCLEANを入れてから終えるのが基本です。
ミルクコンテナのふたが汚れていないか
ラテクレマでミルクが出ない時、いちばん多いのはミルクコンテナのふた内部の汚れです。
表面だけではなく、ふたの内部経路や、吸い上げ管が差さる周辺まで洗えているかを確認してください。
毎回のCLEANだけでは足りず、分解洗浄が必要になることがあります。
吸い上げ管が正しく付いているか
ふたを洗ったあとに多いのが、吸い上げ管の差し込み不足や、部品の向き違いです。
ラテクレマは、きちんと組み上がっていないとミルクを吸い上げません。
「洗ったあとから出なくなった」なら、汚れより先に組み立てを見直した方が早いです。
分解前の写真を撮っておくと、次からかなり楽になります。
フロス調整ダイヤルの裏に水が残っていないか
泡が大きい、飛び散る、前より泡が弱い時は、フロス調整ダイヤルの裏側も見てください。
ダイヤル裏の通り道に水が残っていると泡立ちが乱れます。
いったんダイヤルを外し、しっかり乾かしてから戻してください。
ミルクが冷えているか、種類が合っているか
ラテクレマ搭載機でも、ミルクがぬるいと泡が弱くなります。
まずは冷蔵庫から出したての冷たいミルクで試してください。
植物性ミルクを使っている場合は、泡立ちやすさにかなり差が出ます。
最初の確認は、普段の好みよりもまず「牛乳で再現するか」を見た方が切り分けやすくなります。
手動フロッサー機で泡立たない時の確認ポイント
次はマグニフィカSのような手動フロッサー機です。
こちらは、ラテクレマよりもシンプルですが、蒸気ノズルとミルクの条件がそのまま結果に出ます。
ミルクは冷たいものを使う
手動フロッサー機で泡が立たない時は、まずミルク温度を見直してください。
常温に近いミルクや、温めたミルクで始めると、泡が粗くなったり、ふくらみ切らなかったりします。
まずはよく冷えた牛乳でやり直すのが基本です。
さらに、泡立ちはミルクの成分差でも変わります。
ブランドや成分の違いで結果が変わるので、最初の切り分けでは植物性ミルクよりもまず牛乳で再現する方が分かりやすくなります。
ノズル穴が詰まっていないか
手動フロッサー機で蒸気が弱い、泡が立たない時は、ノズル穴の詰まりもかなり多いです。
毎回使ったあとにお湯を少し通していないと、ミルク残りが詰まりやすくなります。
「蒸気は出るけど勢いが弱い」と感じたら、まずここを見てください。
ミルクジャグの形を見直す
手動フロッサーで泡立ちが安定しない時は、ミルクジャグの形も影響します。
口径が小さめで深さのある金属製ジャグの方が、蒸気の対流を作りやすく、きめ細かいフォームを作りやすくなります。
普通のマグカップで無理に泡立てようとすると、蒸気の対流がうまく作れず、温まるだけでフォームが荒れやすくなります。
手動フロッサーを使うなら、細長いステンレス製ミルクジャグを1つ持っておくと再現性がかなり上がります。
デロンギ公式のジャグなら、1杯分中心なら350ml、少し余裕を見たいなら500mlが選びやすいです。
蒸気の出方そのものが弱くないか
ミルクだけでなく、お湯や蒸気の出方そのものが弱いなら、泡立ての問題ではなく蒸気系や水の流れ側の可能性もあります。
この場合は、ミルクだけに絞って考えず、給湯や蒸気の出方もあわせて確認してください。
初期設定や水回りを見直したい時は、デロンギは最初どう設定する?初心者が迷わない標準設定と味の調整方法まとめも参考になります。
ミルクが出ない・泡立たない時の対処手順
ここでは、実際にどう動くかを順番でまとめます。
焦って全部をいじるより、この順番で確認した方が原因を切り分けやすくなります。
1. まず機種タイプを分ける
ラテクレマ搭載機なのか、手動フロッサー機なのかを先に確認します。
ここがズレると、見当違いの掃除をしやすくなります。
2. 冷たいミルクでやり直す
両タイプ共通で、最初にやっておきたいのがこれです。
冷たさが足りないだけで、泡の質がかなり変わることがあります。
3. ミルクまわりを洗う
ラテクレマならミルクコンテナのふた・吸い上げ管・ダイヤル周辺、手動フロッサーなら蒸気ノズルと穴を洗います。
「昨日まで大丈夫だった」タイプの不調は、まずここで戻ることがかなりあります。
4. 部品のはめ直しまで確認する
とくにラテクレマは、洗ったあとに正しく戻せていないと、そのままミルク不調になります。
汚れを落としただけで満足せず、吸い上げ管やふたの向きまで確認してください。
5. それでもダメなら異音・警告表示・部品劣化を見る
ここまでやっても改善しない時は、通常の汚れではなく、部品劣化や別系統の不調を疑う段階です。
ラテクレマ系では、接続部のOリングが劣化して空気が漏れると、泡立ちが一気に不安定になることがあります。
ここまで来たら無理に使い続けず、サポート相談へ進んだ方が安全です。
それでも直らない時に見たいポイント
ここからは、簡単な洗浄やミルクの見直しで戻らない時の話です。
使い続けるより、いったん止めた方がいいサインをまとめます。
ラテクレマでミルクがまったく出ない
ふたを洗って組み直しても、まったく出ないなら、コンテナ側の部品不良や本体側の供給不良まで考えた方がいいです。
「少しは出る」段階なら汚れのこともありますが、「完全に出ない」なら自己流で引っ張りすぎない方が安全です。
手動フロッサーで蒸気そのものが弱い
ミルク条件を整えても蒸気が弱いなら、ノズル詰まりだけでなく、給湯・蒸気まわり全体の確認が必要です。
抽出やお湯の出方までおかしい時は、ミルクの話だけでは終わらない可能性があります。
コーヒー側や給湯側も不安定な時は、デロンギの水が出ない・コーヒーが出ない時の確認ポイント|故障前に見る場所を解説もあわせて確認してください。
警告表示やランプ点灯を伴う
ミルク不調に加えて警告表示まで出ているなら、単なる泡立ちの問題として見ない方がいいです。
この場合は、デロンギの赤い点滅・ランプ表示の意味まとめ|まず見る場所と対処を解説もあわせて確認すると、原因を切り分けやすくなります。
よくある質問

最後に、このテーマで気になりやすい点を短くまとめます。
ミルクは牛乳じゃないとダメですか?
絶対ではありませんが、まず不調の切り分けをする時は牛乳で試した方が分かりやすいです。
植物性ミルクは製品ごとの差が大きく、泡立ちの結果も変わりやすいです。
CLEANだけで十分ですか?
十分ではありません。
CLEANは日常の内部洗浄として大事ですが、ミルクコンテナのふたや吸い上げ管は分解洗浄も必要です。
手動フロッサーは毎回洗うべきですか?
はい。使ったあとはお湯を少し通し、冷めてからノズルを洗う習慣をつけた方が詰まりを防げます。
まとめ
デロンギのミルクが出ない・泡立たない時は、まずラテクレマ搭載機か、手動フロッサー機かを分けて考えるのが近道です。
ラテクレマならミルクコンテナのふた・吸い上げ管・CLEAN・ダイヤルまわり、手動フロッサーなら冷たいミルク・ノズル穴の詰まり・蒸気の出方を先に見てください。
それでも戻らない時は、Oリング劣化や部品の不調まで視野に入ります。
無理に使い続けるより、早めに切り分けた方が結果的にトラブルを広げにくくなります。
なお、ミルクメニューの種類を整理したい方はデロンギのミルクフロッサー・ミルクメニューの違い、
初期設定や味調整も含めて見直したい方はデロンギは最初どう設定する?初心者が迷わない標準設定と味の調整方法まとめ、
買った直後の使い方を基本から確認したい方はデロンギコーヒーメーカーの使い方|最初にやる設定と失敗しない使い方を解説、
お手入れ全体をまとめて確認したい方はデロンギ全自動コーヒーマシンのお手入れ方法|掃除・石灰除去・フィルター交換まで解説
もあわせてご覧ください。























