紅茶や緑茶は、お湯を何度か足しながら2杯、3杯と飲む人もいますよね。
でもコーヒーはほとんどの人が1回使ったら捨ててしまいます。
「もったいない…」と思ったことはありませんか?
そこで果たして2回ドリップコーヒーを入れるとどんな味になるのか、実際に検証してみたいと思います。
コーヒーは2回いれるとどうなる?
実験の方法は簡単…。
1回ドリップが終わったドリップバッグを使って次のカップでコーヒーを入れます。そして今回は実験なので3回目にも挑戦してみます。
1回目…。普通にドリップコーヒーが入りました。
普段ならここで捨ててしまいますが、今回はそのまま2回目に挑戦…。
2回目が入りました。すでに明らかに1回目よりも色は薄くなっています。そして更に…ここから3回目…。
3回目だけのコーヒーを見たら、色が薄くて言われないとコーヒーだとは気づきません…。
肝心の味はどうなのでしょうか?
- 1回目 いつも飲んでいるドリップバッグのコーヒーの味がします。豆を挽いてペーパーフィルターをセットして…という時間がない時に助かりますよね。
- 2回目 口に入れた瞬間、『あ、普通のコーヒー…?』と一瞬感じましたが、その直後にお湯の味が口に広がります。イメージは“コーヒー飴を溶かしたお湯”?
- 3回目 鼻を近づけてもコーヒーの香りがしません…。飲んでみると……コーヒーの味もしません。ただし、「どこかの国のお茶」と言われて出されたら、信じてしまうかもしれません。2回目よりおいしいかも…。
2回式コーヒーの入れ方の結論
正直に実験の結果からお伝えすれば、コーヒーを2回、3回いれる方法は、全くおすすめできません。。
1杯分のコーヒーを3つのカップに分けて少しずつ飲むほうまだましかな、という気がします。
ただ、コーヒーを飲む人が数人いるのに、ドリップバッグが1個しかない時もあるかもしれません。そんな時のために、実は今回は2回いれる入れ方以外に、もう1つの方法を試してみました。
それが…1個のドリップバッグで3杯分を一度に抽出する方法。
サーバーにコーヒーを抽出して、カップに注ぎます。当然ながら3杯とも同じ濃さになります。では、味はどうなのでしょうか?
……やっぱり薄い…。。
でも、2回目、3回目の味よりはだいぶマシです。
友人の家に行って2回目、3回目のコーヒーが出てきたら『ネタ?いじめ?』と感じるレベルですが、3杯分まとめて抽出した方のコーヒーは『コーヒーの分量間違えちゃったのかな?』というくらいのレベルです。
『ドリップバッグが1個しかない…』という時のために、参考にしてみてください。
ただし、一番の方法はしっかり家にコーヒーが常にあるようにすることかもしれません。
コーヒーの2回使う入れ方はおすすめできない…
今回は、コーヒーも紅茶や緑茶のように2,3回に分けていれてもおいしく飲めるのか実験してみました。
結論は、やはりだめでした…。
そもそも、ハンドドリップでコーヒーのうまみが抽出されるのは蒸らしの後の最初の注湯だけと言われていて、紅茶は最後の数滴をゴールデンドロップなんて呼びますが、コーヒーは杯数分が抽出できたらドリッパーをできるだけ早く外します。
そのことを考えたら、当たり前の結果かもしれません。コーヒーは2回、3回と続けるに応じてコーヒー色っぽい何かになっていきます。
ドリッパーが1つしかないという時にも、あまりおすすめできませんのでご注意を。