カリタ、ハリオ、メリタなど、さまざまな種類があるコーヒードリッパー。
でも、コーヒー初心者からしたらどれが良いのかさっぱりわからないですよね。
実はドリッパー選びは、抽出速度の調整がしやすいかどうかが大事です。
今回は、初心者にもおすすめのコーヒードリッパーを難易度順に厳選してみました。
INDEX
コーヒー初心者におすすめドリッパー5選
コーヒードリッパーは、抽出速度で難易度が決まります。
簡単なものから始めて、慣れてきたらより難しいドリッパーに挑戦してみましょう。
いろいろ試して楽しいコーヒー生活をお過ごしください。
メリタの1つ穴ドリッパー
- タイプ:台形ドリッパー
- 難易度:★ ☆ ☆
おいしいコーヒーが、簡単にいれられるメリタ式ドリッパー。
台形型のドリッパーで、底の真ん中に1つ穴があります。
メリタのドリッパーは、ドリッパーが自分でお湯の浸透と抽出スピードをコントロールしてくれる優れものです。
そのため、誰がいれても再現性が高いことが最大のメリット。
お湯を全体に湿らせた後、目的の杯数メモリまで注ぎきればいいため難易度が低く、コーヒー初心者にもやさしいドリッパーとなっています。
カリタの3つ穴ドリッパー
- タイプ:台形ドリッパー
- 難易度:★ ★ ☆
カリタは、日本のコーヒードリッパーの代表格で、ハンドドリップをカリタから始める人が多いです。
カリタの3つ穴ドリッパーは、台形型でリブがドリッパーの上部までついているのが特徴。
抽出速度が結構速いため、スッキリとした味わいに仕上がりやすい一方、蒸らし過程を始め、注湯の量や太さ、抽出時間などの要素で、コーヒーの味が変化します。
そのため、自由度は高いですがある程度コツが必要です。
しかし、ハンドドリップは慣れ。日々練習して好きな味わいを再現してみましょう。
ハリオのV60ドリッパー
- タイプ:円錐形ドリッパー
- 難易度:★ ★ ★
カリタに並ぶ定番ドリッパーと言えば、ハリオのV60。
円錐形のドリッパーで、12本の長いらせん状のリブと底には大きな穴があります。
ハリオV60の特徴は、抽出が速くなりやすく、淹れ方次第で味ががらっと変わること。
素早くいれてスッキリとしたコーヒーにしたり、お湯をゆっくりと落としてボディ感のある味わいにしたり、好みで変えられるドリッパーです。
慣れていないと難しく感じられることもありますが、コーヒー粉の蒸らしを始め、湯の太さや抽出時間などに気を付ければ大丈夫です。
ハリオV60は、サードウェーブコーヒーが流行の海外でも人気があります。ぜひ習得しておきましょう。
見た目の第一印象で決めても、後から技術は付いてくるので大丈夫ですよ。
コーノの名門ドリッパー
- タイプ:円錐型ドリッパー
- 難易度:★ ★ ★
円錐型のコーノ式は、元祖日本製の名門ドリッパーです。
もともとコーヒー専門店のプロが使用していましたが、ペーパーフィルターでもネルドリップのような豊かな味わいになるということで、コーヒー愛好家の間でファンが増えました。
コーノ式は、円錐型のハリオV60と比較されることが多いです。
2つの違いは、ハリオのリブが上部までらせん状に伸びているのに対し、コーノはリブが下半分にだけついていること。
これは、リブなしの上部でコーヒーの雑味やアクを浮かせるためです。
コーノ式は、抽出方法が少し特殊。
下に開いている穴から一気にお湯が落ち出ないように、最初は点滴のようにお湯を注いで蒸らし、粉が盛り上がってきたら円をかくようにやさしくお湯を落として、徐々に範囲を広げていきます。
コーノ式は、お湯の太さの調節方法やお湯の注入など、ドリップ技術がある程度必要です。
コーヒー初心者には難易度が高くなりますが、徐々にレベルアップしていきましょう。
コレスのゴールドフィルター
- タイプ:台形ドリッパー
- 難易度:★ ★ ☆
最近注目のメッシュフィルターのコーヒードリッパー。
コレスのゴールドフィルターは、おしゃれな見た目はもちろん、コーヒーの酸化に強い純金コーティングが施された縦長メッシュのフィルターです。
メッシュのためお湯を通すスピードがとても速いですが、ペーパーフィルターでは抽出しにくいコーヒーオイルや深いコクを出すことが可能です。
紙のフィルターいらずでエコなだけでなく、コーヒー豆そのものの香りや風味を味わいたい人におすすめ。
ペーパーフィルターでは出しにくいコーヒーの旨味をどうぞ。
ドリッパーでコーヒーはもっと楽しくなる!
とても奥が深いコーヒードリッパー。
コーヒードリッパーは、それぞれがコーヒーの専門家によっておいしく淹れられるように厳密に設計されています。
ハンドドリップに慣れてきたら、あなたに合ったドリッパーを見つけてみませんか?
もっとおいしく、もっと楽しいコーヒータイムを過ごしましょう。