「コーヒー・ルンバ」という曲を知っておられますか?
60代~70代の方にとっては、昔を思い起こすような懐かしい曲ではないでしょうか?
今回の記事では、若い人にとっては新しく、お父さん世代には懐かしいもコーヒーにまつわる名曲「コーヒー・ルンバ」についてご紹介します。
コーヒー・ルンバとは
「コーヒー・ルンバ」は南米ベネズエラの作曲家であるホセ・マンソ・ペローニが1958年にコーヒーをモチーフにして作詞・作曲し、アルパ奏者のウーゴ・ブランコの演奏で世界的にヒットした曲。
原曲のタイトルは“Moliendo café”といい、直訳すると“コーヒーを挽きながら”です。
ちなみに日本語名ではルンバとありますが、原曲のリズムはルンバではなく、オルキデアというウーゴ・ブランコが生み出したリズム形式です。
▼原曲のスペイン語版を日本語版の前に聴いてみたい方はコチラの動画を▼
日本でカヴァーされてメガヒット
1961年から1962年にかけて、日本でも日本語にカヴァーされてリリースされます。
中でも関口宏の妻で歌手の西田佐知子がカヴァーした「コーヒー・ルンバ」はメガヒットして、初の紅白出場を果たします。
“昔アラブの偉い お坊さんが…”
という、一度聴いたら忘れられないインパクトのある歌い出しは、西田佐知子バージョンのコーヒー・ルンバの魅力の一つです。
他にもザ・ピーナッツや森山加代子、荻野目洋子などよってもカヴァーされています。
▼西田佐知子の「コーヒー・ルンバ」を聴いてみよう▼
いいとも!でのタモリと井上陽水の「コーヒー・ルンバ」は神回と話題に
いいとも!にゲストで井上陽水が出演した時に、タモリと2人でコーヒー・ルンバについて語った回は、今でも神回としていいとも!ファンから愛されています。
YouTubeでは、CM中から始まった井上陽水のコーヒー・ルンバもしっかり残っているので、気になる方はぜひ聴いてみてください。
タモリと井上陽水の絶妙な掛け合いも見どころです。
▼神回と話題のタモリと井上陽水の「コーヒー・ルンバ」▼
コーヒー・ルンバはチロルチョコにもなった!
(出典:チョコライフ)
よっぽどのコーヒー・ルンバ好きか、チロルチョコ好きでないと知らないプチ情報ですが、今から10年以上前の2006年に、チロルチョコで「コーヒー・ルンバ」が発売されました。
中身は定番のコーヒーヌガーに、カプチーノとエスプレッソの3個セットになっています。
パッケージには西田佐知子バージョンのコーヒー・ルンバのレコードジャケットデザインがそのまま印刷されています。
チロルチョコマニアの方の中には、まだパッケージを大切に持っている方もいらっしゃるかもしれません。
コーヒーにまつわる名曲「コーヒー・ルンバ」を忘れずに
1960年代に大ヒットしたカヴァー曲「コーヒー・ルンバ」。
曲名を聞いたことはなくても、レストランやカフェで聞いたことのある方も少なくないと思います。
ラテンの自然と陽気になるような明るい曲調のコーヒー・ルンバを聞きながら、おいしくコーヒータイムを楽しんでみるのはいかがでしょうか?