
デロンギ マグニフィカSを買ったのに、「思ったよりおいしくない」「なんだかまずい」と感じることがあります。
でも、ここで先に言っておきたいのは、マグニフィカSがもともとまずい機種というわけではないということです。
マグニフィカSは、豆から挽いて一杯ずつ抽出できて、カフェ・ジャポーネも選べる全自動です。
抽出量や濃さも調整できるので、味が合わない時は、機械そのものより設定や豆の相性、使い方のズレを疑ったほうが早いです。
最初の設定や使い方の基本から見直したい方は、使い始めにやる設定と失敗しにくい使い方をまとめた記事もあわせてどうぞ。
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結論|「まずい」原因の大半は設定と豆選びのズレ
マグニフィカSで「まずい」と感じる時は、いきなり故障を疑うより、メニュー・豆・挽き目・温度・手入れの5つを見直したほうが解決は早いです。
特に多い原因は次のとおりです。
- 普通のドリップコーヒー感を求めているのに、メニュー選びが合っていない
- 豆が浅煎りすぎる、または油分が多すぎる
- 挽き目が合っていない
- 抽出温度やカップの冷たさで味がぼやけている
- 石灰や汚れの蓄積で味が鈍っている
逆に言うと、ここさえ直せばマグニフィカSの印象はかなり変わります。
順番に見ていきましょう。
まずいと感じる原因は?最初に見直したい5つ
ここからは、味に違和感が出やすいポイントを順番に見ていきます。
まずいと感じる原因は1つとは限らず、2〜3個が重なっていることもあります。
メニューの選び方が合っていない
いちばん多いのはここです。
マグニフィカSにはカフェ・ジャポーネが入っています。
これは、普通のレギュラーコーヒーに近い方向を狙いやすいメニューです。
逆に、エスプレッソ寄りの濃い一杯を基準に飲むと、「濃すぎる」「苦い」と感じることがあります。
つまり、自分が飲みたいのがどの方向のコーヒーなのかを決めずに飲むと、味の評価がズレやすいです。
- 喫茶店のコーヒーに近い方向が好き
→ まずはカフェ・ジャポーネ中心で試す - すっきり軽めが好き
→ 抽出量や豆量を軽めに振る - 濃い味が好き
→ 豆量を上げて、量を少し絞る
カフェ・ジャポーネの特徴から整理したい方は、普通のコーヒーとの違いをわかりやすくまとめた記事もあわせてご覧ください。
アメリカーノとの違いまで見たい方は、メニューの違いと向いている人を整理した記事も参考になります。
豆の種類がマグニフィカSに合っていない
次に大きいのが豆です。
マグニフィカSは、豆から挽いて抽出する全自動なので、豆の状態がそのまま味に出ます。
特に外しやすいのは、
- 浅煎りすぎる豆
- 表面の油分が強い深煎り豆
- 香料や糖で加工されたフレーバー系の豆
です。
浅煎りすぎると酸味だけが先に立って「薄い」「青っぽい」と感じやすくなります。
逆に油分が強すぎる豆は、味だけでなくグラインダー側にも影響しやすいです。
最初の1袋で外しにくいのは、中煎り〜中深煎りで、表面がベタつきにくい豆です。
まずは相性のいい豆から見直したい方はこちら
また、豆の種類だけでなく鮮度も重要です。
ホッパーに大量の豆を長く入れっぱなしにすると、空気に触れ続けた豆から香りが抜けて、嫌な酸味やエグみの原因になります。
ホッパーには満杯で放置するのではなく、使い切れる量だけを入れて回すほうが、味は安定しやすいです。
焙煎度や相性のいい豆を整理したい方は、デロンギ向きの豆選びをまとめた記事もあわせてご覧ください。
挽き目が合っていない
味の違和感が大きい時は、挽き目もかなり重要です。
デロンギの全自動はグラインダー調整ができます。
挽き目が細かすぎると、抽出に時間がかかって重たく出やすくなります。
逆に粗すぎると、薄くて物足りない味になります。
つまり、
- 苦い・重い・抜けが悪い
→ 細かすぎる可能性 - 薄い・香りが弱い・軽すぎる
→ 粗すぎる可能性
という見方が基本です。
デロンギの全自動では、グラインダー調整は豆が挽かれている最中に行うのが基本です。
いきなり大きく回すのではなく、1段階ずつ触って、数杯見ながら判断したほうが失敗しません。
挽き目の変え方や見直しの順番を詳しく知りたい方は、グラインダー調整の基本を整理した記事で詳しくまとめています。
ぬるさで味がぼやけている
「まずい」の正体が、実は温度のこともかなりあります。
コーヒーは抽出時のお湯の温度で、出やすい成分のバランスが変わります。
温度まわりが合っていないと、コクが出切らず、酸味だけが立ったり、全体がぼやけたりしやすくなります。
さらに、カップが冷たいと、抽出した瞬間に温度が奪われて「香りが弱い」「薄く感じる」という不満につながります。
そのため、味がイマイチな時は、
- カップを温める
- 抽出後すぐに飲む
- 必要なら温度設定も確認する
この順で見直すだけでも変化が出ます。
また、水の石灰分が内部にたまると、抽出の安定感にも影響しやすくなります。
温度だけを疑うのではなく、除石灰のタイミングも一緒に見たほうが早いです。
ぬるさが気になる時の見直しポイントは、温度まわりの原因を整理した記事も参考にしてください。
石灰や汚れの蓄積で味が鈍っている
マグニフィカSは、電源ON/OFF時に自動で内部洗浄を行います。
ただし、それで全部終わりではありません。
抽出ユニット、カス受け、トレイ、水タンクは取り外して洗える構造ですし、水硬度設定や石灰除去も味に関わります。
特に水硬度設定を合わせずに使い続けると、石灰除去のタイミングがズレて、味にも影響しやすくなります。
「最近なんとなく味が鈍い」「前より抜けが悪い」と感じるなら、味の問題というより、手入れタイミングの問題を疑ったほうが自然です。
- 水硬度設定が合っているか
- 除石灰を後回しにしていないか
- 抽出ユニットを外して洗っているか
ここを見直すだけで戻るケースは多いです。
関連する見直しポイントはこちらです。
まずはここだけ見直せば十分なチェックリスト
全部いきなり触ると分からなくなるので、まずはこの順番で見直すのがおすすめです。
- カフェ・ジャポーネで飲んでいるか確認する
- 豆を中煎り〜中深煎りの無難なものに戻す
- ホッパーに豆を入れすぎず、鮮度の落ち方を抑える
- 挽き目を1段階だけ見直す
- カップを温めて、ぬるさの影響を消す
- 除石灰や抽出ユニット洗浄の状態を確認する
この順番で触ると、原因を切り分けやすいです。
逆に、豆も挽き目も温度も一気に変えると、何が効いたのか分からなくなります。
それでもおいしくならない時は?
ここまで見直しても改善しない場合は、次のどちらかの可能性が高いです。
求めている味がマグニフィカSの得意分野とズレている
これは意外とあります。
たとえば、ハンドドリップの透明感を強く求めている人や、浅煎りの華やかさを最優先したい人は、マグニフィカSに期待する方向と少しズレることがあります。
逆に、カフェ・ジャポーネのような深蒸し寄り、あるいはしっかりしたコーヒー感を求めるなら、かなり合いやすいです。
もしここで「自分はもっと浅煎りの軽やかさや、すっきりした一杯を楽しみたい」と気づいたなら、マグニフィカSの調整だけで引っ張るより、上位機種を見たほうが早いこともあります。
浅煎りやすっきり系の一杯まで視野に入れるなら、上位機種の方向性を整理した記事も参考になります。
故障前の症状が出ている
味だけでなく、
- 抽出量が極端に安定しない
- 水の出方がおかしい
- 異音が増えた
- ランプ表示がおかしい
こうした症状が重なっているなら、単なる味調整ではないかもしれません。
その場合は、こちらの関連記事もご覧ください。
よくある質問

最後に、マグニフィカSの味で引っかかりやすい点をまとめます。
マグニフィカSはもともとまずい機種ですか?
そうではありません。
カフェ・ジャポーネを含むメニュー、豆量と抽出量の調整、温度まわりの調整、内部洗浄まで全自動という土台があるので、味が合わない時は設定や豆のズレを先に疑うほうが自然です。
まずは何から変えるのがいちばん効果的ですか?
メニューと豆です。
まずカフェ・ジャポーネで飲み、次に中煎り〜中深煎りの無難な豆へ戻す。
この2つがいちばん変化が出やすいです。
グラインダーはすぐ触ったほうがいいですか?
触っていいですが、順番は後です。
豆が合っていない状態で挽き目だけ触っても、原因が分かりにくくなります。
まず豆とメニュー、その次に挽き目です。
まとめ
デロンギ マグニフィカSがまずいと感じる時は、機械そのものよりも、メニュー・豆・挽き目・温度・手入れのどこかに原因があることが多いです。
特に大事なのは、
- 普通のコーヒー寄りならカフェ・ジャポーネから試すこと
- 中煎り〜中深煎りのベタつきにくい豆を使うこと
- ホッパーに豆を入れっぱなしにしすぎないこと
- 挽き目は一気に触らず、1段階ずつ見ること
- ぬるさと石灰・汚れの影響を軽く見ないこと
ここです。
マグニフィカSは、方向が合えばしっかり満足できる全自動です。
まずいと感じた時こそ、本体を疑う前に設定と使い方を整えると、印象がかなり変わります。























