ひと口にコーヒー豆といっても、世界には200種類以上のコーヒー豆の種類があると言われています。専門店に行くといくつもの種類の豆が並んでいるので、「どうやって豆を選んだらいいのかわからない」という方もいるのではないでしょうか?

そこで今回はコーヒー豆の種類特徴についてご紹介したいと思います。それぞれのコーヒー豆の特徴を知ることが、自分好みのコーヒーにたどり着く近道になります。

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世界のコーヒー生産地域

引用:SACRED GROUND

コーヒーは全世界で最も多くの国で飲まれている飲み物と言われています。日本でも「朝はコーヒーを飲まないと始まらない!」という方も多いのではないでしょうか。

普段、私たちが飲んでいるコーヒーは、北回帰線と南回帰線の間の“コーヒーベルト”と呼ばれるエリアで生産されています。エリア内の約70ヶ国でコーヒーの生産が行われており、それぞれの地域の風土や気候に合わせた品種改良がされているため、生産地域によってコーヒー豆の形や味、香りなどが変わってきます。

コーヒーの専門店に行くと、コーヒー豆の銘柄が国の名前で分かれているのはそのためです。それぞれの国や地域によってコーヒー豆の等級分けもされていますが、コーヒーの産地を見れば大体の特徴を知ることができます。

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代表的なコーヒー豆の特徴


代表的なコーヒー豆の特徴を「酸味・苦味・コク」の3種類の評価でご紹介していきます。等級の分け方についても簡単にご紹介するので自分好みのコーヒーを見つけるのにお役立てください。

 1.パプア・ニューギニア

酸味 ★ ★ ★
苦味 ★
コク ★ ★
等級 AA、A~C

日本ではコーヒーの産地としてあまり有名ではありませんが、美味しいコーヒー豆の産地としてコーヒー通の間で知られているパプア・ニューギニア。

パプア・ニューギニアは“地球最後の楽園”とも呼ばれるほど豊かな自然が残っており、島中央には4,000m級の山脈が連なり、雨季と寒気がはっきりしているなど、コーヒーの栽培に適した自然条件が整っています。

パプア・ニューギニア産のコーヒー豆は、口に入れると広がるフルーティーで優しい酸味が特徴です。コクはしっかりしていますが苦味はそこまで強くないので、すっきりとした爽やかな後味が楽しめます。

すべて手摘みで収穫されたコーヒー豆の品質は安定しており、比較的値段もリーズナブルなのでヨーロッパでも人気が高いです。中でも最も有名な銘柄は「シグリ」です。等級は豆の大きさであるスクリーンサイズと欠点豆の量で決まり、グレードAAが最高等級です。

 2.ブラジル

酸味 ★ ★fa-star-half-empty
苦味 ★fa-star-half-empty
コク ★fa-star-half-empty
等級 No.2~No.8

「コーヒー」と聞いて、まずブラジルのことを思い浮かべる方も多いと思います。それもそのはずで、ブラジルは世界最大のコーヒー産地であり、生産量・輸出量ともに世界第1位です。2016年には300万トン以上のコーヒー豆を生産しており、全世界の生産量の約3分の1を占めます。灌漑設備や機械化の進んだ大規模農園でコーヒーが栽培されています。

ブラジルのコーヒーは、収穫された後天日干しされることで増す甘みが特徴です。酸味と苦味のバランスに優れるため飲みやすく、日本でも人気があります。ブレンドのベースとしてもよく使われます。

量産体制が整っていることから、コストパフォーマンスにも優れています。欠点豆の数・スクリーンサイズ・カップテストによって等級が分かれNo.2が最高等級です。ブラジルのコーヒー豆の等級にNo.1はありませんのご注意を。

 3.スマトラ(インドネシア)

酸味 ★
苦味 ★ ★ ★
コク ★ ★ ★
等級 G1~G5

コーヒーの生産地としても有名なインドネシアですが、その中でもスマトラ島で生産される「マンデリン」は世界的にも非常に評価の高いコーヒー豆です。生豆の状態で乾燥させる“スマトラ・プロセス”という特殊な方法がマンデリンならではの独特な風味を作るとも言われています。

マンデリンの特徴は、口の中で広がる深いコクと苦味、そして重厚感のある香りです。口当たりはなめらかなで、後味にマンデリン独特の後味が残ります。

スマトラのマンデリンはインドネシアの中でも希少品です。特に欠陥豆の少ないG1の豆は高級品で、日本ではブルーマウンテンが有名になるまでマンデリンが“世界一のコーヒー豆”と呼ばれていました。

 4.ホンジュラス

酸味 ★fa-star-half-empty
苦味 ★
コク ★fa-star-half-empty
等級 SHG・HG・Standard

中南米に位置するホンジュラスは、カリブ海と太平洋に面している熱帯気候の国ですが、国全体の約3分の1が標高1,000mを超える高地でコーヒー栽培に適した地域が広がります。

ホンジュラスのコーヒー豆は、フルーツのようななスッキリとした酸味が特徴です。軽い味わいでバランスの優れた飲みやすいコーヒーで、アメリカンコーヒーなどと相性が良いと言われています。

ホンジュラスのコーヒー豆は、標高の高さに応じてグレードが決まっており、一番高品質だとされるSHG(ストリクトリー・ハイ・グロウン)は標高1,500m以上の産地で生産されたコーヒー豆です。

 5.ペルー

酸味 ★fa-star-half-empty
苦味 ★ ★
コク ★ ★fa-star-half-empty
等級 ESHP・ES・MCM・MC

南米に位置するペルーは、コーヒー大国であるブラジルやコロンビアなどとも隣接している国です。2016年の段階で生産量第8位と、決して生産量が多いわけではありませんが、全体の生産量の約3割を有機栽培のコーヒー占めるなど、こだわりをもった小規模農園が多いのが特徴です。全米スペシャルティコーヒー協会の品評会で最優秀を受賞した経歴のある農園もあります。

ペルーのコーヒーは、濃厚なコクとしっかりとした苦味が特徴です。ただし、しっかりと熟してから丁寧に収穫されたコーヒーは、後味にまろやかな酸味と甘みが残るため、苦味のあるコーヒーが苦手な方でも飲みやすくいただけます。

等級は不良豆の数とそれを取り除く方法で決まり、最高等級のESHPは機械式・電子式選別機に掛けた後、人の手でハンドピックを施します。また、オーガニックコーヒーを作る小規模農園が多いため、等級だけでなく好みの農園を見つけることもおすすめします。

 6.グアテマラ

酸味 ★ ★fa-star-half-empty
苦味 ★
コク ★ ★
等級 SHB・HB~GW

中央アメリカの北部に位置し、カリブ海と太平洋に面しているグアテマラ。国土の70%が火山を有する山岳地帯で、豊かな火山灰土壌と適度な降雨量を利用した質の高いコーヒー豆の生産が行われています。

グアテマラのコーヒーは、フーラルな甘い香りとしっかりとした上品な酸味、ほどよいコクのバランスに優れた味わいが特徴です。ブラジルの豆と同じようにブレンドによく用いられます。

生産地の高度で等級が決まり、標高1350m以上のSHBが最高等級です。スペシャルティコーヒーの生産地として有名な農園が数多くあり、中でも「アンティグア」地区のコーヒーはホンジュラスでも高品質コーヒーの代表格となっています。

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 7.コロンビア

酸味 ★ ★ ★
苦味 ★fa-star-half-empty
コク★ ★
等級 Supremo・Excelso

ブラジル、ベトナムについで世界第三位の生産量を誇るコロンビア。日本人なら誰でも知っている「エメラルドマウンテン」もコロンビアで生産されています。生産量は多いですが、今でも栽培から収穫までが人の手によって行われています。

コロンビアのコーヒーは、口に入れるとすぐに広がるトロピカルフルーツのような酸味が特徴です。豊かな酸味とともにマイルドな苦味とコクも味わえるバランスの良さが魅力で、エスプレッソなどとも相性がいいです。

コロンビアの等級はスクリーンサイズのみで決まり、6.75mm以上の豆が80%を占める豆がSpremoと格付けされます。特に有名なエメラルドマウンテンの生産量は、国全体の3%以下と非常に貴重な高級豆です。

 8.エチオピア

酸味 ★ ★ ★
苦味 ★fa-star-half-empty
コク ★ ★fa-star-half-empty
等級 G1~G5

コーヒー発祥の地とも呼ばれるエチオピア。抜群の知名度を誇る「モカ」は、その9割以上がエチオピア産と言われています。特に南部のシダモ地方のコーヒー豆は“コーヒーの女王”とも呼ばれ、世界的に人気が高いです。

シダモ・モカをはじめ、エチオピアのコーヒーは世界一の香りを持つと言われています。ジャスミンのような爽やかな香りと芳醇なコクが口に広がり、後味に上質な甘みが余韻として残ります。

伝統的な製法で作られるエチオピアのコーヒーは欠点豆も多く、その混入率の少なさでグレードが決まります。欠点豆を丁寧に手作業で除去しなければならず、手がかかることから“コーヒー豆の貴婦人”とも呼ばれています。最高等級のG1の場合、300gに含まれる欠点豆は0~3個です。

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まとめ:特徴を知ってお気に入りの豆を見つけよう


世界の約70ヶ国で栽培・収穫されているコーヒー豆は、その土地の気候風土に合わせて品種改良されていくため、生産される場所によって味わいや風味などの特徴が大きく変わります。

たくさんのバラエティ豊かな種類のコーヒー豆の中から、自分好みのものを見つけるのもコーヒーの楽しみ方の一つです。今回の情報を参考にしながら、お気に入りを見つけてコーヒーをもっと楽しみましょう。

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