
デロンギの全自動コーヒーマシンを見ていると、「ロングコーヒーって何?」で止まることがあります。
エスプレッソは分かる、アメリカーノも分かる。
でもロングコーヒーは名前だけではイメージしにくいです。
先に結論を言うと、デロンギのロングコーヒーは、エスプレッソより量をしっかり取りたい時に使う、専用抽出プログラムのブラックメニューです。
ただし、今のデロンギでは全機種に付いているわけではありません。機種によっては、ロングコーヒーではなくカフェ・ジャポーネやスペシャルティ、アメリカーノがブラックメニューの軸になっています。
デロンギ全体の機種差から見たい方は、ブラックメニューの違いまで整理した比較記事から先に見ると流れがつかみやすいです。
INDEX
結論
ロングコーヒーは、こんなふうに考えると分かりやすいです。
- エスプレッソだと少し短い
- ブラックでしっかり一杯飲みたい
- でもカフェ・ジャポーネほど“深蒸し感”を求めているわけではない
この位置にハマる人には、ロングコーヒーはかなり便利です。
逆に、普通のコーヒーらしい深みや香りを重視するならカフェ・ジャポーネ、すっきり軽やかな方向が好きならスペシャルティ、お湯で整えた飲みやすさを求めるならアメリカーノのほうが話が早いです。
デロンギのロングコーヒーとは?
まず押さえておきたいのは、ロングコーヒーは「ただ長いコーヒー」という曖昧な呼び方ではなく、デロンギの中では独立したメニューとして扱われていることです。
エスプレッソより量をしっかり取りたい時のブラックメニュー
デロンギの公式マニュアルでは、ロングコーヒーは通常のコーヒーとは別に用意された独立メニューとして扱われています。
23 Series 系のマニュアルでは、LONG coffee の既定量は約200mlです。
つまり、ロングコーヒーはエスプレッソのような短い一杯ではなく、カップ1杯として飲みやすい量を取りたい人向けのメニューです。
名前だけだと濃そうに見えますが、実際には「短く濃く飲むメニュー」というより、ブラックをもう少しゆったり飲むためのメニューと考えたほうが自然です。
仕組みは“専用抽出プログラムの別メニュー”と考えると分かりやすい
ロングコーヒーのいちばん大事なポイントはここです。
公式マニュアルでは、ロングコーヒーは「Making LONG coffee using coffee beans」として、通常のコーヒーとは別立てで説明されています。
つまり、ロングコーヒーは単に名前だけ違うのではなく、マシンの中で別メニューとして動く専用プログラムです。
ここで大事なのは、アメリカーノのように“お湯で割るメニュー”として説明されているわけでもなく、カフェ・ジャポーネのように“間欠抽出を2回行う”と明記されているわけでもないという点です。
そのため、ロングコーヒーは「エスプレッソを薄めただけ」でも「カフェ・ジャポーネと同じ」でもない、独立したブラックメニューとして理解しておくと混乱しません。
今のデロンギでは“全機種共通”ではない
ここも意外と大事です。
ロングコーヒーは、昔からのデロンギ全自動で見かけることがあるメニューですが、今の人気機種ではブラックメニューの構成が変わっています。
たとえば、現行のマグニフィカ スタートではエスプレッソ・スペシャルティ・カフェ・ジャポーネが軸ですし、リヴェリアではアメリカーノ・スペシャルティ・カフェ・ジャポーネなどが中心です。
一方で、ディナミカ ECAM35055B の日本公式ページでは、カフェ・ジャポーネ、スペシャルティ、ロングコーヒーを含む豊富なメニューが案内されています。
そのため、今から機種を選ぶ人は「デロンギならロングコーヒーがあるはず」と思い込まず、その機種のブラックメニューに何が入っているかを見たほうが失敗しません。
アメリカーノとの違い
ロングコーヒーでいちばん比較されやすいのがアメリカーノです。
どちらもブラックで量をある程度飲みたい人向けですが、選ぶ基準は少し違います。
ロングコーヒーは“ロングコーヒーという独立メニュー”で考える
デロンギでは、ロングコーヒーは独立メニューとして扱われています。
一方で、リヴェリアのような現行機種ではアメリカーノが別メニューとして入っていて、ロングコーヒーではなくアメリカーノを前面に出しているモデルもあります。
つまり、デロンギの中ではこの2つは同じ名前違いではなく、別のブラックメニューとして整理したほうが分かりやすいです。
迷ったら“飲みたい後味”で選ぶ
かなりざっくり言うと、
- アメリカーノ
→ すっきり飲みやすく、軽めの方向で飲みたい人向け - ロングコーヒー
→ ブラックで量は欲しいが、エスプレッソ系の存在感も残したい人向け
もしあなたの機種にアメリカーノがあるなら、飲みやすさ重視ならアメリカーノでまず試すのが自然です。
アメリカーノとカフェ・ジャポーネの違いを先に整理したい方は、ブラックメニューの飲み分けをまとめた記事もつながります。
カフェ・ジャポーネとの違い
日本でデロンギを選ぶ人にとって、ロングコーヒー以上に比較対象になりやすいのがカフェ・ジャポーネです。
こちらはデロンギ公式でも、日本向けのブラックメニューとしてかなり分かりやすく説明されています。
カフェ・ジャポーネは“深蒸しのレギュラーコーヒー寄り”
カフェ・ジャポーネは、デロンギ公式で「日本人好みの深蒸しレギュラーコーヒー」と案内されているメニューです。
さらに、マグニフィカ スタートの公式ページでは、カフェ・ジャポーネを選択した時は、給湯と蒸らしを繰り返す間欠抽出を2回行うと説明されています。
つまり、ロングコーヒーよりも“普通のコーヒーらしさ”や深みを求める人に刺さりやすいのはカフェ・ジャポーネです。
迷った時の基準はかなりシンプル
- ロングコーヒー
→ ブラックを量まで含めて気軽に飲みたい - カフェ・ジャポーネ
→ 香りや旨味、深みまでしっかり欲しい
今から機種を買う人で、「自分はエスプレッソより普通のコーヒー派」と分かっているなら、ロングコーヒーよりもカフェ・ジャポーネ搭載機を優先して見たほうが満足度は上がります。
カフェ・ジャポーネ自体の仕組みや味の方向を詳しく知りたい方は、普通のコーヒーとの違いを整理した記事もあわせてどうぞ。
ロングコーヒーが向いている人
ロングコーヒーは万人向けの万能メニューではありませんが、ハマる人にはかなり便利です。
向いているのは、次のような人です。
- エスプレッソは量が少ないと感じる人
- ミルクなしでブラックを1杯しっかり飲みたい人
- カフェ・ジャポーネほど“日本のドリップ感”に寄せなくてもいい人
- 自分の機種にロングコーヒーが付いていて、使いどころを知りたい人
特に、すでにディナミカや23 Series 系を使っている人なら、一度ロングコーヒーを試してみる価値は十分あります。
ロングコーヒーより別メニューを選んだほうがいい人
ここもはっきりしていて、ロングコーヒーがベストではない人もいます。
普通のコーヒー感を重視するならカフェ・ジャポーネ
「エスプレッソ系より、喫茶店のコーヒー寄りが好き」という人は、ロングコーヒーよりカフェ・ジャポーネのほうが満足できます。
今のデロンギが日本市場でカフェ・ジャポーネを強く打ち出しているのも、このニーズが大きいからだと考えると分かりやすいです。
軽やかさや繊細さを求めるならスペシャルティ
マグニフィカ スタートやリヴェリアでは、スペシャルティがブラックメニューの重要な柱になっています。
すっきりした繊細な方向が好みなら、ロングコーヒーよりスペシャルティを使うほうが、今の機種選びともつながります。
今から機種を買うなら“ロングコーヒーありき”で決めすぎない
これも大事です。
今の人気機種は、ロングコーヒーではなくカフェ・ジャポーネ・スペシャルティ・アメリカーノの組み合わせでブラックメニューを作っていることが多いです。
そのため、今から機種を買う人は「ロングコーヒーがあるか」だけで選ぶより、自分が一番飲みたいブラックメニューが何かで選んだほうがうまくいきます。
対応機種の考え方
最後に、ここを整理しておくと迷いません。
ロングコーヒーは、デロンギ全体で共通固定のメニューではありません。
機種ごとにブラックメニューの構成が違います。
ロングコーヒーが確認できる機種の例
- 23 Series
→ 公式マニュアルに LONG coffee の独立手順と既定量の記載あり - ディナミカ ECAM35055B
→ 日本公式ページにロングコーヒーの記載あり
どうしてもロングコーヒーを試してみたい方や、ミルクメニューも全自動で楽しみたい方には、ディナミカが有力な候補になります。

ロングコーヒーではなく別メニューが中心の機種の例
- マグニフィカS ECAM22112B
→ カフェ・ジャポーネ中心 - マグニフィカ スタート ECAM22020B
→ エスプレッソ・スペシャルティ・カフェ・ジャポーネ - リヴェリア EXAM44035B
→ アメリカーノ・スペシャルティ・カフェ・ジャポーネなど
つまり、今のデロンギでロングコーヒーを飲みたいなら、まず自分の機種のメニュー表示を確認する、これがいちばん確実です。
もしこれから買うなら、メニュー一覧まで見て機種を選んでください。ざっくり比較したい方は、ブラックメニューの違いまで見比べやすい比較記事もつながります。
よくある質問

最後に、ロングコーヒーで引っかかりやすい点をまとめます。
ロングコーヒーは普通のコーヒーですか?
かなり近い感覚で飲めますが、デロンギの中では独立したメニューです。
「普通のコーヒーらしさ」を強く求めるなら、カフェ・ジャポーネのほうが納得できることもあります。
ロングコーヒーとアメリカーノは同じですか?
同じではありません。
デロンギでは別メニューとして扱われているので、同義語として考えないほうが分かりやすいです。
今のデロンギならロングコーヒー搭載機を選ぶべきですか?
ロングコーヒーが好きならありですが、無理にそこへ寄せる必要はありません。
今はカフェ・ジャポーネやスペシャルティ、アメリカーノが充実している機種も多いので、自分が一番飲みたい一杯で選ぶのが正解です。
まとめ
デロンギのロングコーヒーは、エスプレッソより量をしっかり取りたい時に使う、専用抽出プログラムのブラックメニューです。
ただし、今のデロンギでは全機種にあるわけではなく、現行の人気機種はカフェ・ジャポーネやスペシャルティ、アメリカーノを軸にしているモデルも多いです。
そのため、ロングコーヒーを知りたい人が最後に見るべきポイントはひとつです。
自分の機種にロングコーヒーがあるか。
なければ、自分が飲みたいのはアメリカーノなのか、カフェ・ジャポーネなのか、スペシャルティなのか。
ここが分かれば、メニュー選びでも機種選びでも迷いにくくなります。




























