
スペイン語で「豊かな海岸」を意味する中米の小国・コスタリカ。
世界全体で見ればコーヒー生産量は1%にも満たない小さな産地ですが、明るくきれいな酸味、はちみつやキャラメルを思わせる甘み、農園ごとの個性で、世界中のスペシャルティコーヒーファンを惹きつけています。
なかでも有名なのが、タラスなどの高地コーヒーとハニープロセス。さらに、生産者が自ら小さな精製所を持つ「マイクロミル」が広がったことで、農園・品種・精製方法まで追いかけて豆を選べるようになりました。
「コスタリカは酸味が強い?」「SHBは最高級という意味?」「ハニーには本当に蜂蜜を使う?」といった疑問から、主要産地、品種、等級、おすすめ農園まで分かりやすく解説します。
・味:柑橘、リンゴ、桃などを思わせる明るい酸味と、はちみつ・キャラメルのような甘みが魅力。
・代表産地:タラスを含むロス・サントス、ウエストバレー、セントラルバレー、トレス・リオスなど。ICAFEは8つの生産地域を案内しています。
・品種:カトゥーラ、カトゥアイが伝統的な主力。現在はゲイシャ、Java、ビジャ・サルチ、F1ハイブリッドなども栽培。
・精製:ウォッシュトに加え、コスタリカを象徴するハニープロセス、ナチュラルなど多様化しています。
・等級:SHB、GHB、HB、MHBなどがありますが、単純な「味のランキング」ではありません。
・重要:「コスタリカではアラビカ以外は禁止」は現在は誤り。2018年からロブスタ(カネフォラ種)も条件付きで認められています。
コスタリカコーヒーの味|明るい酸味と甘み、クリーンな後味

コスタリカコーヒーの代表的な魅力は、明るくきれいな酸味、はっきりした甘み、クリーンな後味です。
「酸味のあるコーヒー」と聞くと、酸っぱい味を想像するかもしれません。
しかし質のよいコスタリカでは、オレンジやリンゴのような爽やかな酸味の周囲に、はちみつ、キャラメル、熟した果実のような甘みを感じるロットがあります。
| 要素 | 感じられることが多い香味 |
|---|---|
| 酸味 | オレンジ、レモン、リンゴ、桃など |
| 甘み | はちみつ、キャラメル、黒糖、熟した果実 |
| 香り | 花、柑橘、ナッツ、チョコレートなど |
| 口当たり | クリーンで滑らか。ハニーでは丸みやシロップ感も出やすい |
| 後味 | 甘さを伴ったすっきりした余韻 |
※スマホの方は横にスクロールできます。味は産地・標高・品種・精製・焙煎によって変わります。
コスタリカは酸っぱいコーヒー?
高地のウォッシュトや浅煎りでは、柑橘のような明るい酸味を感じやすくなります。
一方、ハニープロセスの中煎りでは、酸味の周囲にはちみつやキャラメルを思わせる甘みが重なり、丸みのある味になるロットもあります。
酸味を穏やかに楽しみたい人は、
- ハニープロセス
- キャラメル
- チョコレート
- ナッツ
- 中煎り~中深煎り
などの表示を探してみてください。
小さな国なのに、なぜ世界から注目される?

コスタリカは、ブラジルやベトナムのように量で世界市場を支える巨大産地ではありません。
USDAの最新公表値では、2025/26年度の生産量は約117万袋(60kg袋)。世界全体から見れば1%にも満たない規模です。
それでも高い評価を得ている理由のひとつが、火山性土壌、高地、雨季と乾季など、狭い国土の中に異なる栽培環境があることです。
ICAFEによると、国内には8つのコーヒー生産地域があり、それぞれ標高・降水量・気温・土壌などが異なります。
「コスタリカ産」という国名だけで売るのではなく、産地・農園・品種・精製まで細かく分けて価値を高めてきたことが、この国の強さです。
スターバックスもコスタリカに研究農園を持つ
コスタリカのコーヒー産地としての面白さを象徴する場所のひとつが、ポアス火山の斜面にあるHacienda Alsacia(アシエンダ・アルサシア)です。
スターバックスは2013年にこの農園を取得しました。
単なる原料調達用の農園ではなく、コーヒーさび病や気候変動に対応する品種、土壌、栽培方法などを研究する世界的な農業研究拠点として利用されています。
つまりコスタリカは、現在おいしいコーヒーを作るだけでなく、将来のコーヒー栽培を研究する舞台としても注目されているのです。
主要8産地|まずタラスとウエストバレーを覚えよう

太平洋とカリブ海に挟まれたコスタリカには、火山や山岳地帯が国土を縦断するように広がっています。
ICAFEはコーヒーの生産地を8地域に分けています。
| 産地 | 特徴 |
|---|---|
| ロス・サントス/タラス | 高標高。コスタリカを代表する高品質産地 |
| ウエストバレー | 甘み・果実感・バランス。マイクロミルも多い |
| セントラルバレー | 歴史ある産地。火山性土壌でチョコレート系も |
| トレス・リオス | イラス火山周辺。明るい酸味と香り |
| オロシ | 雨量の多い谷。バランスのよいコーヒー |
| トゥリアルバ | 大西洋側の影響を受ける産地 |
| ブルンカ | 南部。標高・気候の幅が広い |
| グアナカステ | 北西部・北部の山地を中心に生産 |
※スマホの方は横にスクロールできます。同じ地域内でも農園・標高・品種・精製によって味は変わります。
ロス・サントス/タラス|コスタリカの王道
日本で最もよく見かけるコスタリカの地名のひとつがタラスです。
現在ICAFEでは、タラス、ドタ、レオン・コルテスを含む地域をロス・サントスとして案内しています。
コーヒーは標高約1,200~1,900mで栽培され、ICAFEによると、この地域の約95%がSHB(Strictly Hard Bean)に分類されます。
柑橘のような明るく上品な酸味、甘み、しっかりした香りを楽しめるロットが多く、「まずコスタリカらしいコーヒーを飲んでみたい」という人にも分かりやすい産地です。
ウエストバレー|ハニーとマイクロミルを楽しむ
ウエストバレーは、サン・ラモン、ナランホ、グレシアなどを含む産地です。
酸味、甘み、ボディのバランスがよく、小規模なマイクロミルも多いため、ハニー、ナチュラルなど精製方法の違いを楽しめる豆が見つかります。
「農園ごとの個性を飲み比べてみたい」という人には面白い地域です。
セントラルバレー|コスタリカコーヒーの歴史が始まった地域
サンホセ、エレディア、アラフエラ周辺に広がるのがセントラルバレーです。
コスタリカのコーヒー栽培は18世紀末にこの地域で始まり、その後ほかの生産地へ広がっていきました。
火山性土壌に恵まれ、明るい酸味とともにチョコレートを思わせる香味を持つコーヒーもあります。
トレス・リオス|小さいけれど歴史ある高地産地
首都サンホセの東、イラス火山周辺に位置するのがトレス・リオスです。
標高の高いエリアでは、繊細な酸味、豊かな香り、ボディの整ったコーヒーが生産されています。
「アラビカしか作れない」は現在は誤り
コスタリカについてよく語られるのが、
「品質を守るため、国がロブスタを禁止し、アラビカしか栽培できない」
という話です。
歴史的にはその背景がありますが、現在は制度が変わっています。
1998年にはロブスタ栽培を禁止
コスタリカでは1998年、コーヒーノミキクイムシなど植物防疫上の事情を背景に、ロブスタの栽培を禁止する政令が出されました。
この時代が長かったため、「コスタリカ=100%アラビカ」というイメージが広まりました。
2018年からカネフォラ種を条件付きで解禁
2018年の政令41110-MAGによって、ロブスタを含むカネフォラ種(Coffea canephora)の栽培・精製・販売が正式に認められました。
ただし、どこでも自由に栽培できるわけではありません。
ICAFEが栽培に適した地域や品種を管理し、アラビカとの分離、トレーサビリティなども求められています。
× コスタリカではアラビカ以外は法律で禁止
○ コスタリカは歴史的にアラビカ中心の高品質生産国。ただし2018年以降、指定地域では管理されたカネフォラ種の栽培も認められている
主な品種|カトゥーラ・カトゥアイからJava・ゲイシャまで

コスタリカの伝統的な主力品種は、カトゥーラとカトゥアイです。
しかし現在は、高品質ロットを中心にさまざまな品種が栽培されています。
| 品種 | 特徴・位置づけ |
|---|---|
| カトゥーラ | Bourbon由来。コスタリカを代表する伝統品種 |
| カトゥアイ | Caturra×Mundo Novo系。国内で広く栽培 |
| ビジャ・サルチ | コスタリカで発見されたBourbon系の矮性品種 |
| ゲイシャ | 花や柑橘を思わせる華やかな高級ロットで使用 |
| Java | 近年、高品質ロットで存在感を高めている品種 |
| F1ハイブリッド | 品質・収量・耐病性などを考えて育成された交配品種群 |
※スマホの方は横にスクロールできます。
2026年Cup of ExcellenceではJavaが1位
現在のコスタリカが、カトゥーラ・カトゥアイだけではないことを象徴するのが、2026年のCup of Excellenceです。
Traditional Washed部門1位となったのは、ロス・サントスのRío Blanco(リオ・ブランコ)農園でした。
- 品種:Java
- 精製:ウォッシュト
- 評価:91.36点
さらにオークションでは、1lbあたり200.10USドルで落札されています。
同年のHoney / Natural部門1位は、ロス・サントスのLas Nubes(ラス・ヌベス)によるゲイシャ・ハニーで91.06点でした。
伝統品種だけでなく、Javaやゲイシャでも世界トップクラスのロットが生まれているのが、現在のコスタリカです。
ハニープロセスとは?コスタリカを象徴する精製方法

コスタリカコーヒーを知るうえで外せないのがハニープロセスです。
名前に「ハニー」と付きますが、蜂蜜を加えているわけではありません。
コーヒーチェリーの果肉を取り除いたあと、種子の周囲にある粘液質ミューシレージを一部または全部残した状態で乾燥させます。
この粘液質は、スペイン語でmiel(ミエル=蜂蜜)とも呼ばれます。
残すミューシレージの量だけでなく、発酵、乾燥時間、日照・日陰、温度などを細かく管理することで、はちみつやキャラメルを思わせる甘み、丸い口当たり、熟した果実のような風味を持つコーヒーに仕上がることがあります。
ウォッシュト・ハニー・ナチュラルの違い
| 精製 | 乾燥時の状態 | 味の傾向 |
|---|---|---|
| ウォッシュト | ミューシレージを除去して乾燥 | クリーン、明るい酸味、透明感 |
| ハニー | ミューシレージを一部~全部残して乾燥 | 甘み、果実感、丸い口当たり |
| ナチュラル | 果実を付けたまま乾燥 | 熟した果実、厚み、強い甘み |
※スマホの方は横にスクロールできます。香味は精製だけでなく品種・発酵・乾燥・焙煎にも左右されます。
Yellow・Red・Black Honeyは固定%ではない
コスタリカでは、White、Yellow、Red、Black、GoldなどのHoney表記を見かけます。
ICAFEの技術情報でも、
- Honey 100% miel
- Honey 50% miel
- Honey 25% miel
など複数の作り方が紹介されています。
さらに、RedやBlackなどでは乾燥期間、温度、日光の当て方などを変える場合があります。
「Red Honey=全国どこでもミューシレージ○%」という固定規格ではありません。
同じRed Honeyでも、生産者・マイクロミル・発酵・乾燥方法によって味は変わります。
マイクロミル革命|農園名でコーヒーを選べる理由

コスタリカのスペシャルティコーヒーをさらに面白くしたのが、マイクロミルです。
以前は、小規模農家が収穫したチェリーを大きな精製所へ持ち込み、複数農家のコーヒーをまとめて処理する形が一般的でした。
しかし1990年代末から2000年代にかけて、自分たちで小規模な精製設備を持ち、
- 農園別
- 区画別
- 品種別
- 精製方法別
に細かくロットを作る生産者が増えていきます。
そのため現在では、単に「コスタリカ タラス」と選ぶだけでなく、
農園 → マイクロミル → 品種 → 精製方法
まで見てコーヒーを選べます。
「この農園のハニーをまた飲みたい」と生産者を追いかけられることが、コスタリカコーヒーの大きな楽しみです。
コスタリカコーヒーの等級|SHBをどう読む?

日本でコスタリカの生豆を探すと、
Costa Rica Tarrazú SHB
のような表示をよく見かけます。
ここで重要なのがSHBです。
SHBはStrictly Hard Beanの略で、高標高でゆっくり成熟し、硬く締まった豆を表すタイプとして使われます。
ただし、旧来の説明のようにコスタリカ全土を「標高だけの一つのランキング表」に当てはめると、実際の地域別運用を単純化しすぎてしまいます。
| 表示 | 意味 | 使われる例 |
|---|---|---|
| SHB | Strictly Hard Bean | ロス・サントス、トレス・リオスなど |
| GHB | Good Hard Bean | ウエストバレーの一部など |
| HB | Hard Bean | セントラルバレーなど |
| MHB | Medium Hard Bean | 南部地域など |
| HGA / MGA / LGA | 大西洋側で使われるタイプ | トゥリアルバなど |
※スマホの方は横にスクロールできます。
SHBだから絶対に一番おいしいわけではない
SHBは、高標高で育った硬い豆を探す重要な手掛かりです。
しかし、Cup of Excellenceの点数のような「飲んだ味そのものの順位」ではありません。
最終的なカップ品質は、
- 農園
- 品種
- 熟度
- 精製方法
- 乾燥
- 保管
- 焙煎
によって変わります。
Costa Rica → 国
Tarrazú → 産地
SHB → 生豆タイプ
La Candelilla → 農園・マイクロミル
Caturra → 品種
Honey → 精製方法
ここまで見ると、どんなコーヒーなのかかなり想像しやすくなります。
おすすめ農園|まずLa Candelillaを飲んでみたい
La Candelilla|コスタリカらしいHoneyを試す
初めて「農園名まで分かるコスタリカ」を飲むなら、La Candelilla(ラ・カンデリージャ)は分かりやすい農園です。
タラス高地にある家族経営のマイクロミルで、2000年から自分たちで精製を行っています。
農園は標高約1,400~1,900mに位置し、現在は、
- カトゥーラ
- カトゥアイ
- ゲイシャ
- ティピカ
- SL28
などを扱っています。
精製もハニー、ナチュラル、ウォッシュトをロットごとに作り分けています。
「コスタリカらしい明るい酸味は飲んでみたい。でも酸っぱいだけではなく、キャラメルやはちみつのような甘みも欲しい」
そんな人なら、まずLa Candelillaのハニープロセスから試すと特徴をつかみやすいでしょう。
焙煎度は、産地の明るさと甘みの両方を楽しみやすい中煎り前後がおすすめです。
\ コスタリカらしいHoneyを味わう /
※農産物のため、販売時期によってクロップ・品種・精製・焙煎度が変わる場合があります。購入前に商品情報をご確認ください。
Bella VistaとDon Mayo|マイクロミル文化を知る名門
もうひとつ、コスタリカのマイクロミル文化を知るうえで覚えておきたいのがBella Vista(ベジャビスタ)と、Bonilla家のDon Mayo(ドン・マヨ)です。
Bella Vistaは2009年のCosta Rica Cup of Excellenceで1位を獲得した実績を持ち、その後も一族は農園・区画ごとのマイクロロットを生産してきました。
日本のロースターが継続的に取引したことでも知られ、コスタリカのマイクロミル文化を日本へ伝えてきた農園のひとつです。
コーヒーは農産物なので、同じ農園の豆が一年中同じ条件で流通するわけではありません。
ビーンズショップや通販でBella VistaやDon Mayoの名前を見つけたら、品種・精製・焙煎度まで確認してみてください。
コスタリカコーヒーのおいしい淹れ方

コスタリカの明るい酸味と甘みを楽しむなら、まずペーパードリップがおすすめです。
まずは中煎り×ペーパードリップ
- 豆:15g
- お湯:230~250ml
- 挽き目:中挽き
- 抽出時間:2分30秒~3分程度を目安
湯温を「コスタリカだから92℃」のように固定する必要はありません。
浅煎りならやや高め、中深煎りで苦味が強く出るなら少し低めなど、焙煎度と味を見ながら調整してください。
Honeyは甘みを意識して淹れる
ハニープロセスでは、果実感だけでなく、キャラメルやはちみつを思わせる甘みを感じるロットがあります。
苦味を強く出しすぎると、この甘みが分かりにくくなる場合があります。
まず普段のレシピから淹れてみて、酸っぱく感じるなら少し細かく、苦すぎるなら少し粗くするなど、小さく調整してみましょう。
フレンチプレスも相性がいい
ハニーやナチュラルの丸い口当たり、コーヒーオイルまで楽しみたいならフレンチプレスも向いています。
同じ豆をペーパードリップと飲み比べると、口当たりや甘みの感じ方の違いも楽しめます。
コスタリカコーヒーについてよくある質問
コスタリカコーヒーはどんな味?
代表的には、オレンジやリンゴのような明るい酸味、はちみつやキャラメルのような甘み、クリーンな後味を持つコーヒーがあります。
ただし、産地・品種・精製方法によってかなり幅があります。
コスタリカで一番有名な産地は?
まず覚えたいのはタラスです。
現在のICAFE区分では、タラス、ドタ、レオン・コルテスを含むロス・サントスが代表的な高地産地です。
コスタリカはアラビカしか栽培できない?
現在は違います。
1998年にはロブスタ栽培が禁止されましたが、2018年から、指定地域・指定品種などの条件のもとでカネフォラ種の栽培も認められています。
ハニープロセスには蜂蜜を使う?
使いません。
果肉を除いたあと、種子の周囲にある粘液質「ミューシレージ」を残した状態で乾燥する精製方法です。
Yellow・Red・Black Honeyの違いは?
ミューシレージの残し方、乾燥時間、日照・日陰、温度などを変えたスタイルです。
ただし、「Red=必ずミューシレージ○%」という全国共通の単純な固定規格ではありません。
SHBが最高級ですか?
高地で育った硬い豆を示す重要な手掛かりですが、カッピング点数のような味の順位そのものではありません。
SHBという表示とあわせて、農園・品種・精製方法も確認するのがおすすめです。
2026年に評価されたコスタリカコーヒーは?
2026年Cup of Excellenceでは、ロス・サントスのRío BlancoによるJava・ウォッシュトが91.36点でTraditional Washed部門1位となりました。
オークションでは1lbあたり200.10USドルで落札されています。
またHoney / Natural部門では、Las Nubesのゲイシャ・ハニーが91.06点で1位となりました。
まとめ|「コスタリカ SHB」の先を見るともっと面白い

「豊かな海岸」という名を持つ、中米の小さな国・コスタリカ。
その魅力は、生産量の多さではなく、一つひとつの産地・農園・ロットの違いを楽しめることにあります。
初めてなら、
- タラス/ロス・サントス
- カトゥーラ・カトゥアイ
- ハニーまたはウォッシュト
- 中煎り
あたりから飲んでみると、コスタリカらしい明るい酸味と甘みをつかみやすいでしょう。
そこからウエストバレーのマイクロミル、Red・Black Honey、ゲイシャ、Javaなどへ進むと、同じコスタリカでも味が大きく変わることに気づきます。
「コスタリカ SHB」という国名と等級だけでなく、その先にある農園・品種・精製方法を見る。
すると、一杯のコーヒーから「この農園のハニーはどんな味だろう」と、生産者まで追いかけたくなります。
それこそが、コスタリカコーヒーのいちばん面白いところです。











