
100年に渡りイタリアの家庭のコーヒーのシンボルになってきたビアレッティ。
日本でも「マキネッタといえば“ビアレッティ”」という印象が強いですよね。
今回は、ビアレッティの中でもクレマや濃厚感を狙いやすいブリッカの使い方を、初めてでも迷わないように画像付きで解説します。
ブリッカは、通常のモカエキスプレスよりも泡立ちを狙いやすいモデルですが、粉と水の量、火加減、使い始めの下準備がズレると失敗しやすい器具でもあります。
最初に流れを押さえておけば、金属っぽいにおいを減らしながら、ブリッカらしい濃厚な味を楽しみやすくなります。
ビアレッティ ブリッカを初めて使うときは、
①使い始めの下準備(最初の捨てコーヒー3回)
②分量どおりに抽出の順でOK。
これだけで金属っぽいにおいが落ち着き、味が安定しやすくなります。
- ▶ ブリッカを買うか迷っている人は、先に味・クレマ・デメリットをレビューで確認しておくと選びやすいです
→ 2カップ/4カップの選び方や、モカエキスプレスとの違いも確認できます。 - ▶ クレマができない?原因と作り方
→ うまく出ない時のチェック表として使えます。 - ▶ 豆(粉)と水の量 早見表
→ まず量を揃えると、再現性が上がります。 - ▶ 慣らし方(初めて使うとき)
→ 使い始めの下準備をもう一度確認したい方へ。
INDEX
ビアレッティ ブリッカの使い始め(初めての下準備)|最初は捨てコーヒー3回

新しいビアレッティのマキネッタが届いたら、すぐに使ってモカコーヒーやエスプレッソ風の濃いコーヒーを淹れたくなりますよね。
ただし、ビアレッティをはじめマキネッタは、使い始める前に下準備をしておくと味が安定しやすくなります。

それが「3回の捨てコーヒー作り」です。
購入したばかりのビアレッティのマキネッタでいきなりコーヒーを淹れると、コーヒーに金属のニオイが混ざってしまうことがあります。
そのため、最初はマキネッタとコーヒーをなじませるために、飲まずに捨てる抽出を行います。

方法は簡単で、マキネッタでコーヒーを3回作ってそのまま捨てるだけです。
コーヒーの作り方は、これから紹介する手順を参考にしてください。
高級豆を使う必要はまったくありません。どうせ捨ててしまうので、安い豆や余っている粉で大丈夫です。
この作業をしっかりしておくと、コーヒーに含まれるオイル成分がビアレッティのマキネッタとなじみ、金属臭が落ち着きやすくなります。
※「ビアレッティ 最初」「ブリッカ 使い始め」で迷う人は、まず捨てコーヒー3回だけ覚えればOKです。
捨て抽出を失敗しないコツは、粉と水の量をまず固定することです。
ビアレッティ ブリッカの使い方(初めてでもOK)|最初の抽出手順

今回使用したのはビアレッティのブリッカです。
伝統のモカエキスプレスは、発売当時からほとんどデザインが変わっていませんが、ブリッカはそのモカエキスプレスの改良版として、泡立ちや濃厚感を狙いやすいモデルです。
通常のマキネッタではエスプレッソマシンのような厚いクレマはほぼ出ませんが、ブリッカは構造的にクレマに近い泡立ちを作りやすいのが特徴です。
ブリッカでエスプレッソ風コーヒーを作る分量(豆・水)と火加減
- ビアレッティのマキネッタ
- コーヒー豆・粉
2カップ 13g
3カップ 20g
4カップ 26g
*細挽き寄り。ブリッカでも極細挽きにしすぎると詰まりやすいので注意 - 水
2カップ 100ml
3カップ 150ml
4カップ 200ml - デミタスカップ
- 砂糖 お好みの量
- ボイラーに水をセットする
![ビアレッティのサーバーで水をはかる]()
ボイラーに水をセットします。
水の量は計量カップを使ってもいいですし、サーバーに水のラインが分かるように印が付いている場合は、そこまで水を入れてボイラーに移す方法でも構いません。
*ビアレッティのマキネッタは、マキネッタよりも少ない杯数分は上手く作れません。2カップのマキネッタなら2杯、4カップなら4杯分を作るようにしましょう。 - バスケットにコーヒーの粉を入れる
![すりきりでコーヒーを入れる]()
バスケットにすりきり一杯のコーヒーの粉を入れます。
エスプレッソマシンのようなタンピング(押し固め)は不要です。
スプーンでならして、すりきりにする程度にします。
*この時に縁にコーヒーの粉が付着したままにすると、うまくサーバーが取り付けられず、間からお湯が漏れる原因になります。 - サーバーをセットしてコーヒー抽出
![ビアレッティのマキネッタをセット]()
サーバーを取り付けて、コンロにかけましょう。
火力は中弱火くらい。
中心から少しずらして、取っ手が熱で溶けないようにしましょう。
*コンロの五徳が上手く合わない場合は、マキネッタ用のサポートリングやミニ五徳があると安定しやすいです。 - シューと音がしたら完成
![マキネッタでコーヒーが抽出]()
マキネッタは抽出が完了すると、蒸気が出る「シュー」という音が鳴ります。
ブリッカは一定以上の圧力がかかると一気にコーヒーがサーバーに上がってくるため、普通のマキネッタより高い音がすることがあります。 - デミタスカップに注いで完成
![ビアレッティのマキネッタ]()
砂糖をお好みの量入れたデミタスカップに、作りたてのエスプレッソ風コーヒー(モカコーヒー)を注いで完成です。
ブリッカの場合は、クレマに近い泡立ちが消える前に飲み切るようにしましょう。

使い終わった後の洗い方|洗剤は?乾燥は?(ブリッカ共通)

ビアレッティのマキネッタでコーヒーを入れ終わったら、マキネッタを片付けましょう。
マキネッタの洗い方ですが、原則として“洗剤を使用しません”。
ビアレッティのアルミ製のマキネッタは、革製品のように使い込むことで表情が少しずつ変化するエイジングが楽しめます。
イタリアでは、嫁入り道具の一つとして新品のビアレッティのモカエキスプレスを購入し、長い年月で表情を変化させるマキネッタを見ながら、夫婦で一緒に過ごした歳月を感じるという話もあります。
また、アルミ製という特性上、洗剤を使ってしまうと洗剤のニオイがつきやすいというデメリットもあります。
そのため、気にならなければビアレッティは基本、水洗いです。
どうしても衛生的に気になるという方は、少量の洗剤で洗っても構いませんが、しっかりすすいでよく乾かしてください。
ビアレッティの洗い方は以下の通りです。
- ビアレッティが冷めるのを待つ
![]()
抽出が終わったばかりのビアレッティのマキネッタはかなり熱くなっています。
淹れたばかりのコーヒーを楽しみながら冷めるのを待ちましょう。 - サーバーとボイラーを水洗い
![マキネッタを洗う]()
サーバーとボイラーそれぞれを水洗いします。
サーバーの裏側のパッキン部分を忘れやすいので注意してください。 - ろうとの豆を捨てる
![ろうとの豆を捨てる]()
ろうとのコーヒーの粉は、ひとかたまりになっているので、ポンポンすればきれいに落ちます。
燃えるゴミにそのまま落としましょう。
*撮影のためにトレーに落としています。 - しっかり乾かす
![マキネッタを乾かす]()
マキネッタは洗い終わった後、すぐに組み立てるのではなく、しっかりパーツごとに乾かすようにしましょう。
濡れたままの状態にしておくと、アルミのパーツが黒ずむ原因になります。
ビアレッティの使い方についてのQ&A

ビアレッティを使う上でよくある質問にもQ&A形式でお答えします。
あわせて読むと理解が深まる関連記事はこちらです。
ビアレッティで手軽にエスプレッソ風コーヒーのある生活を

ビアレッティのマキネッタを使えば、何万円もするエスプレッソマシンを購入しなくても、自宅で手軽に濃厚なエスプレッソ風コーヒーが楽しめます。
また、マキネッタがあるだけで、カフェラテ風のミルクコーヒーや濃厚なアイスコーヒーなど、コーヒーの楽しみ方の幅がぐっと広がります。
特にブリッカは、通常のマキネッタよりも泡立ちや濃厚感を狙いやすいモデルです。
その分、水量や火加減には少しコツが必要ですが、うまく決まった時の満足感はかなりあります。
もっとシンプルに王道のマキネッタを楽しみたい人は、モカエキスプレスも候補です。
じっくりとコーヒーを楽しむのに、ビアレッティのマキネッタを使ってみるのはいかがでしょうか。






































